Vol.5: AT element



- Muscular Strength
- Muscular Endurance
- Flexibility
- Cardiorespiratory Endurance
- Body Composition

これらは“Health-Related Components of Fitness”という適度な健康を維持するために考慮されている最低限の要素として、運動選手だけに限らず、広く一般の人たちにも必要とされている。

- Speed
- Power
- Agility
- Balance
- Neuromuscular Coordination
- Reaction Time (Movement Time)

これらは“Motor Skill-Related Components of Fitness”という身体能力・競技力を向上させるために必要な要素で、特に運動選手に対して重要視されている。

それでは“アスレチックトレーナーに必要な要素”とは一体何なのでだろうか?

- Stamina and Ability to Adapt
- Empathy
- Communication
- Intellectual Curiosity
- Ethical Practices
- Sense of Humor

これらは、うちのアスレチックトレーニングプログラムに入る前に受講しなければならない必修科目である“Practicum Athletic Training I”で学んだものである。 そこから自分はアスレチックトレーナーに必要な要素を知り出し始めたのだが、どうしても最後の“Sense of Humor”だけが理解出来なかった。
「何でトレーナーに“ユーモアのセンス”が必要なのだろうか?」と。
“ただ生真面目に仕事をさばいていくことがアスレチックトレーナーのあるまじき姿”と考えていた自分にとってその意味が理解出来ず、その言葉自体を全く気にすることはなかった。
だが、最近になってようやくその言葉の意味が分かったような気がする、、、

自分は今まで本格的なスポーツとして剣道しかやったことがない。(正直なところ剣道は“武道”であり、“スポーツ”と呼びたくないのだが、、、)だから学生トレーナーとして様々なスポーツを経験してきて、その種目特有な選手の性格における気質の違いを感じてきた。 そして上記のアスレチックトレーナーとして必要な要素を肌で感じると同時に理解に苦しんだ“ユーモアのセンス”も納得出来るようになった。

今学期はうちの野球部を担当しているので、前学期担当のフットボール部で仕事をすることはなくなった。 しかし、アスレチックトレーニングルームだけに限らず大学のキャンパスでフットボール選手たちと会うたんびに「きんじ、お前がいなくて寂しいよぉー」とか「来学期もまたフットボールトレーナーになるのか?」とよく聞かれる。 私は「お前らのことは大嫌いだから、一緒にやりたくない」と冗談を言いながらも、どうして自分のことをこんなに気にかけてくれるのか遠回しに尋ねてみる。すると彼らは、「あいつらはお前と違って面白くないんだよぉ」と答える。
今回の Spring Football トレーナー達は、学業的に自分よりも断然上である。さらに自分から見ても、彼らのトレーナーとしての仕事量や態度に問題があるとは感じない。
「面白くない」
ただそんな変な理由だけでトレーナーが気に入られていないのである。

“Sense of Humor”がアスレチックトレーナーの必要な一要素として考えられているが、自分が思うに「ようは“Humanity”というものが大切なのではないか?」と思う。
なぜなら機械を相手にするエンジニアではなく、我々アスレチックトレーナーは人を相手にするのだから。


(Friday,April 20,2001)