第10回:「HONDA スピリット」



1990年にホンダから NSX が誕生した。
初めてその姿を見た瞬間、私は彼女に一目惚れした。そして、ニッサン GT-R や トヨタ スープラ 等に決して浮気することなく、今でもただ一途に彼女を思い続けている。
彼女は私の憧れであり、理想の恋人である、、、

故・本田宗一郎氏によって設立されたホンダ。
「走りの頂点を追求する姿勢」と「新しい価値を求める熱意」に私はとても魅力を感じてならない。
“妥協を許さないこだわり”そして“常に進化を要求する向上心”は簡単に言葉として表現できないほど素晴らしい。
さらに“失敗を恐れず、無を有に生じさせる努力”が今現在もホンダ社員達に受け継がれていることが何よりも凄い。
加えて、日本国内だけにとどまらず、F 1 でよく耳にするであろう“HONDA MUSIC”と呼ばれるホンダ独特のエンジン音で今日も世界を相手にホンダは挑戦し続けている。

さて、「 NSX が好きだから」という単なる軟派な理由で、私がホンダを好んでいる気持ちは全くない。
私がホンダの大ファンで、そしてそれを応援しているのは、「“ホンダの精神”が何処となく“九州男児の心”に通じている」と感じられるから。
“頑固なこだわりと情にもろい九州の男達”なら、私の言わんとする意味がよく理解出来るはず。 また“九州の女達”にもそれが分るはず。
真っ直ぐな線を曲げることが他の何よりも嫌いであることは、彼ら自身が心の中で常に感じているはずだろう。

しかし“伝統に固執しつつも、新しさへの欲求”は、現代九州男児にとって必要不可欠な要素になりつつあると思う。
そして、以上の事は何も九州男児だけに当てはまるのではなく、今の日本人一人一人にも必要な精神ではなかろうかとも思う。
様々な分野で国際化が進むにつれ、言葉や文化、そして社会が違う世界で生きていかなければならないであろう今の若い日本人達に特にこの事は求められるのではないだろうか?
国際社会の需要と供給に柔軟な態度を持ち、そして“日本の心”を守ることは日本人にとって目に見えない将来への大きな義務であると私は感じる。

“HONDA スピリット”
絶えることなく、今後も受け続けて欲しい、、、


(Saturday,July 07,2001)