第6回:「頑張れ」



一生懸命何かに向かって頑張っている人はものすごく輝いている。
たとえその人自身が気付かなくていても、どこかでそれを見ている人がいる。
ひたむきになって、そして夢中になって頑張っている人は、心の底からその過程をも楽しんでいるように見えたりする。

年齢や性別に関わらず、人間誰しも他人には話せない悩み、苦労、困難を背負いながら生きている。
それが“自分自身の個人的な問題”であったり、“他人との複雑な関係のもつれ”であったり、あるいは“矛盾した社会への疑問”であったりと考えればきりがない。
しかしそのような様々な問題を持ちながらも、ただ黙って頑張っている人がいる。
否定的な態度を少しも見せず、常にプラス思考で物事を明るく考え、自分が信じる目標だけを静かに見つめている。 そして地道に一歩一歩、僅かな歩幅でありながらも前へ前へと進んでいく。
そんな姿勢が不思議とカッコいい。

失敗を繰り返しながらも努力を続け、我慢を重ね、そして小さなステップアップを喜びとして頑張っている人は、自然に周りの人間をもその雰囲気に引き込んでしまう。
才能や実力のレベルに気を捕われることなくただ自分自身を信じ、どんな困難にも負けを認めない。
自分自身を決して見失わない強さだけで一直線に突き進んでいく。
中途半端を一番に嫌い、苦労から逃げることを恥と感じ、自分の求める夢のためだけに頑張っている。

「頑張れば何とかなるだろう。」

そんな保証のない言葉だけをただ素直に信じ、精一杯取り組んでいる人に嫌らしさは全く感じられない。
それよりもむしろその人の純粋さが見えてくる。

「夢中になって、一生懸命になって、ひたむきになって頑張っていれば、いつの日か輝ける日が来るはず」と信じている。

その日まで頑張れ、、、


(Sunday,November 19,2000)