まえがき
『せっかく Division 1 の学校に進学出来たのだから、このまま欲を出して、Division 1のスポーツで実習してみたい。』
と、そんな単純な理由で、7月初旬のオリエンテーション中に行われた実習希望地の調査用紙に、“第一希望:ISU Men's & Women's Besketball”、“第二希望:ISU Football”などと第1希望地から第9希望地まで順番に記入していった。
そして、その二週間後。
バイオメカニクスの中間試験で解答用紙を提出後に、各自にこの1年間の実習地が記入された1枚の小さな紙切れが渡された、、、
“Kinji Kusumoto, ATC - DePauw University”
『何これ?』
すぐさま思った言葉である。
ISU での GA ポジションは全部で6つあり、自分はそのうちの5つを希望していた。 しかし、実際に決定したのは“第6希望地”の近郊の大学だった。
正直言って、ISU でのポジションには自信があった。
何故なら、以前いた California University of Pennsylvania のキャンパス GA のポジションは“絶対に ATC”でなければならないから。
『この ISU も当然同じだろう』と考えていた。
だが、甘かった、、、
なっ、なんと6人の ISU キャンパス GA 中、3人は ATS(Athletic Taining Student、7月当時)にもかかわらず GA として採用されたのである。
もの凄くショックだった、、、
別に自慢するわけでもないが、自分には“CSCS”と“EMT”などと他に2つの資格があり、『ISU GA 選考会議では何も問題がないはず』と自分では考えていた。
しかし、この結果。
言いたくはないが、“日本人”であるという事が影響しているのだろうか?
決まったものは仕方がない。 とりあえず、左遷先の DePauw University のHP をインターネットで調べてみる。
田舎者の自分には、丁度いごごちの良さそうな雰囲気。
実際、ISU Clinical Instructor やある教授は口をそろえてこう言う、『あの大学は良い所だ。 のんびりしているよ』と。
次に仕事場のページを開いてみると、なっ、なんと、ここの AT プログラムは CAAHEP 公認ではないか。
うーん、Division 3で怪しい学校名にもかかわらず、意外とビックリな面があるらしい、、、
時間が過ぎ去っていくごとに、『実はいろんな意味で、この1年間は良い経験が出来るのではないだろうか?』とポジティブに考えが進んでいく。
『もし ISU だったら、1年間でたった1スポーツしか担当出来ないのではないだろうか?』、『もし高校だったら、“施設・資金不足”や“未成年者に対する法律”などで自分のやりたい事に制限が出て来るのではないか?』などと負け惜しみ的な考え方や、自分の希望外地でのマイナス面を強調しながら、自分が今回派遣される大学の良さを考え直し始めた。
この1年間は、一体どんな経験をするのだろうか?
(Saturday, August 03, 2002)