まえがき


CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)という資格の存在を知ったのは、2年前に受講した ATE 115 Foundations of Weight Training and Conditioning のクラスの時である。 それまでは全く耳にしたことさえがなかった、、、

CSCS は、アメリカに本部がある NSCA(National Strength and Conditioning Association)が1985年に開始した資格で、運動選手またはチームに必要なストレングスそしてコンディショニングを担当する専門家のことである。

CSCSの主な仕事内容は、種目に応じた運動プログラムの作成・適切で安全な運動方法の指導・選手たちの身体能力の評価・ウェイトトレーニングルームの管理などを行う。
CSCS は単に動的な身体パフォーマンスを向上させるためだけでなく、運動生理学・バイオメカニクス・スポーツ栄養学・スポーツ心理学・運動内分泌学・性別そして年齢の違いによる運動発育学などの知識を用いて、選手・チームをサポートする。

なお、NSCA は CSCS の他にも NSCA - Certified Personal Trainer(NSAC- CPT)という資格を 1993 年に開始した。

さて、正直なところ私はこの CSCS には何の興味もなかった。 しかしアスレチックトレーニング学の中でも私が最も苦手とする“運動生理学”を復習する意味を込めて、今回資格受験することを決めた。 資格に魅力は感じないものの、怪我の回復に行うリハビリの分野では物理療法だけでなく、運動療法として様々なウェイトトレーニングも必要とされている。 だから「アスレチックトレーナーとして、“持ってて損はない資格だろう”」という受験理由もあった。 さらに今回の受験会場がうちの大学から近い University of Pittsburgh で行われるのも別の理由の一つであった。

「CSCS の方、不純な動機で申し訳ありません」

春学期担当の野球部のトレーナー実習で忙しいにも関わらず、こうして私の受験勉強が開始された。

まず試験勉強に絶対必要な教科書“Essentials of Strength Training and Conditioning、2nd Edition”を購入したのはいいが、この本なかなかの曲者。 なぜなら、私が現在持っている教科書の中で、一・二を争うほどブ厚くさらに重たい、、、
しかし以外や以外、いざ読み始めてみるとものすごく読み易かった。 本当によくまとめられた内容で構成されており、グラフや図表は非常に分かり易く説明されていた。

試験に対して大きな不安と心配があった私は時間をかけて“この教科書”を三度読み返した。 そして試験三週間前に先生から借りた必要不可欠なビデオ“Free Weight and Machine Exercise Techniques”を三度も見直して、当日の試験に備えた。


NEXT