
ホンカクレエビの仲間
水深:34m 体長:20mm
2000年2月26日 柵下(大瀬崎)
このエビとホスト(宿主)であるウニとの出会いは98年の冬の事だったと思う。
この手のエビはホストのウニさえ知っていれば、探す事はさほど難しくない。エビが付いているかどうかは別の話しだが・・
私が通っている大瀬のサービス「はごろもMS」にこのエビの写真が貼ってあり、
「奇麗なエビだなぁ・・見てみたいなぁ・・」等と前々から思っていたのであった。
そんなある日、はごろものA氏が海から上がって来て、「Tさんいましたよ、ホンカクレエビの仲間」
「ほぇ・・?」実はエビの名前を知らなかったのである。。。A氏「ほら、アカオニガゼに付いている・・・・」
「ほっ、ほぇ??」何を隠そうホストの名すら知らなかったのである。。(^^;;; 業を煮やしたA氏は、写真を指差し「これ、これっ!」
「あっ、あーー!これぇ!?」(笑)「えっ、どっ、どこにいたの??」ここからは、はごろもでは良く聞かれる会話となる。。。(笑)
しかし、エビもホストも知らないので、執拗に特徴を聞くが・・・A氏「大丈夫ですよぉ、行けば直ぐ判りますよぉ!」
A氏のこの「行けば判りますよぉ・・」には何度かやられている。(^^;; 普通の人には、行っても判らない事の方が多いのである。(笑)
こういう仙人のような人の前では、ヘンタイ館の主も普通の人に過ぎないのである。畏れ多くてヘンタイなどとは名乗れないのである。(^^;;;;
とにかく、ホストであるウニの特徴と大きさを聞いて、行ってみる事にした・・・・・
行ってみると、確かに目立つ!!「これなら、ほんとに直ぐ判るや・・・」等と、直ぐ判ったので御満悦である。(笑)
アカオニガゼと聞くと何やらいかつい奴を想像するが、非常に奇麗なウニである。バックがブルーに抜けたらこれだけでも絵になるだろう。
「さぁーーて、エビはどこかなぁ・・」目を皿の様にして探すが、、見つからない・・・・
もう一度、一点に焦点を合わさないように、ぼんやりとかつ万遍なく探す。数分が経過し、この個体じゃ・・と思い始めた頃・・・
「んんっ!いたぁ!!」黒い可愛い瞳が見えた。目が見つかればもうこっちのものである。しかし、見事な擬態である。
目が慣れてくると、次々と見えてくる。全部で3個体!!「うひょひょ・・」意味不明の呟きが漏れる。。。(^^;;;;
しかし、なかなか撮れない、、ウニの刺が邪魔してピントが来ない。。しかも刺の間を縫うように素早く動く・・・
「うーーん・・ちょっとゴメン!」ウニをひっくり返してみる。(^^;;(良い子の皆さんは決して真似をしてはいけません!(爆))
すると、エビ達は一斉に刺の根元の方に移動を始めた・・「ありゃぁ・・これじゃ益々いかんではないのぉ・・・」(TT)
ウニを元に戻さなくちゃな・・・・・「うをぉぉぉーー!!」何と予想だにしない事が起こり始めた。。。(^^;;;
実はこのウニ、結構長い刺を体の周りに備えている。この刺を自分の頭上(ひっくり返っているので実際は海底)に向けて、
垂直に立て始めた。。。「・・・・なんじゃぁ、こりゃぁ!?」とうとう長い刺を支えにして倒立してしまった。。。。(*_*)
これでは「未知との遭遇」の母船状態である。(古くてスイマセン!)ウニの殻は、海底から30cmは持ち上げられている。
「げげぇっ!エッ、エビは?」エビはと言うと、刺の根元でしっかり踏ん張っている。「ほっ・・・」(笑)
しっ、しかし何と言う光景だろう・・ウニの逆鱗に触れたのだろうか?ウニに鱗はない筈・・等と呆気に取られ、馬鹿な事を考えていた・・
すると、水流のせいか、海底の傾斜なのか、はたまた自らの意志か・・「ふわぁーー」っと倒れてしまった。
とは言っても、要は元の態勢に戻った訳である。「なぁーーんだ、そう言うことかぁ・・随分派手な演技かましてくれるじゃん!」(笑)
しかしである、ほっとしたのもつかの間、今度は想像を超えるスピ−ドで逃げ始めたのである。。。。(*_*)
「ちょっ、ちょっと待て!」「今ここでオマエに逃げられたら、おっ、俺の立場はどぉーなる!!」(笑)
随分と都合の良い言い分である。当然そんな思惑とは関係なく、逃げる逃げる!!しかも深場へ・・・(^^;;;
「あぁ、、やっちまったぁ・・・」「ごめんよぉー!Aさん!!勘弁してくれぇ・・」帰ってA氏に何て言い訳しよう・・・・
追い詰めるのを諦め、言い訳を考えながら少し水深を上げると、岩陰の砂の窪みに、なっ、何とアカオニガゼ様が・・(笑)
「なぁーーんだ、他にもいるじゃん!!」「うっしゃぁあー!!」・・・ヘンタイは結構悪運が強いのである。。。(^^;;;
この個体にもエビが付いていた。ヘンタイの経験によると、このウニにエビが付いている確率はかなり高い。
3つに2つは付いているくらいの確率である。だからと言って安易に触れてはならない。。。(爆)
このシーンは、こんな騒動の後、何回かトライして、やっと納得がいく映像が撮れた時のものである。
勿論、指一本触れていない。。。。。(笑)