キシマハナダイ♂
水深:56m 体長:120mm
1999年6月19日 秋の浜(大島)

大島、秋の浜を語る時、この魚だけは避けて通れない・・・(笑)自分としてはかなりの思い入れがある魚である。。。
「世の中にはこんなハナダイがいるんだぁ・・・見てみてぇなぁ。。。」図鑑を見る度に思っていたものである。
「でも、深いしなぁ・・・何処に居るんだろう。。」伊豆半島ではキシマの話しはほとんど聞こえてこないのである。
希に話しを聞く事があるが、全てメスの幼魚である。きっとオスはとんでもない深場にいるのであろう。。。(^^;;;
伊豆大島の秋の浜と言うポイントでは、見る事が出来るらしいと言う話しは聞いていた。。。
「大島かぁ・・ちょっと・・・」意外とヘンタイは出不精なのである(笑)

そんな1999年6月の某日ヘンタイとそのジャンキーな仲間達は、何故か秋の浜にたたずんでいた。。。(笑)
秋の浜の初ダイブが終り・・・「キシマだぁ・・」「うん、キシマだぁ・・」興奮で訳の解らない会話を交わしていた・・
そう、初日の1本目から憧れの魚を見てしまったのである。実にサラっと、あっけないまでに簡単に。。。(笑)

勿論、自分達で見つけられる訳もなく、グローバルスポーツクラブ(GSC)のG氏(正確にはY氏だが・・)がガイドしてくれたのである。
GSCについては、ヘタセンが詳しく書いているのでここでは省略するが、全くもって快適この上ないサービスを提供してくれる、
我々が今イチオシのダイビングサービスである。何がどう快適なのかはヘタセンの大島編をご覧あれ。(^^)(^^)

我々がキシマの余韻に浸っている時、満面に笑みを浮かべたG氏が「ちょっとすばしっこい奴でしたねぇ・・」
「アサヒの根の奴は動き回るんですよねぇ・・・」「2本目はもっと撮り易いところに行きますか。。。」ヘンタイは驚いた。
「も、もっと撮り易いところぉぉー!?」他にもいるんか・・・とっ、撮り易いところって・・そっちの方が良いじゃん。(笑)
ヘンタイは冷静を装い、口にこそ出さなかったが心の中で叫んでいた・・・「そんなん、どこにでもおるんかぁ!?」(爆笑)

2本目は正面の根と言うところに入った。今から思うとこれが秋の浜シンドロームの始まりだったのである。
上がってきたヘンタイとそのジャンキーな仲間達は、興奮を通り越し、放心状態であった。。。(笑)
「いたねぇ・・」「うん、イトヒキもマダラもいた・・」「凄ぇぇ。。。」心ここに在らずである。皆、頬だけが弛んでいる。。。(^^;;
「ちくしょぉー・・・」何が畜生なのか良く解らない。(笑)しかし、思わず口を衝いて出た。。。
それは、秋の浜に対する驚愕の念と、羨望の念、そして今迄来なかった事に対する悔恨の念が入り交じったものであった。

こう書いていると、秋の浜の深場だけがクローズアップされてしまうが、秋の浜の本当に凄いところは深場だけではないという点だ。
3つの大きな根の間はガレ場あり、砂地あり、ゴロタあり、ドロップありの変化に富んだ、様々な生物が棲みつき易い環境を調えている。
さらに、泣かせるのは、段落ちと呼ばれている浅場のドロップだ・・・−9m、−6m、と徐々に浅くなり、そこを上がると
エキジット用の梯子がある−3mの棚となる。(^^;;; そして、この浅場がまた生物の宝庫なのである。正に悪魔のポイントである。
その日、秋の浜の凄さに打ちのめされたヘンタイ達は「秋の浜攻略隊」なるものを結成し、月1回は攻略に来る事を誓ったのである・・・

その日の映像は絵的には×であったが、「うをぉぉー!」とか「すげぇぇー!」とか、音声効果により臨場感だけは伝わってきた。(笑)
撮っている自分が興奮している事実を、映像が如実に物語っていた。。。映像がフラついてメチャ忙しないのである。(^^;;;
「撮っているどころじゃねぇぇー!」っていう感じがありありで、自分でも可笑しいくらいであった。
ここに載せた絵は、これよりずっと後、やっと余裕を持って撮れるようになってからのカットである。
この目で見たキシマは想像以上に艶やかな色合いであった。。。
まるでペイントしたような、無機質的なまでの華やかな配色は、見ていて眩しいくらいである。


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