モラトリアムトアラー(後編)
(前回までのあらすじ)

キャスト

講師:「ほそやん」さん(以下[ほ])  助手&生徒:「はまやん」さん(以下[は]。今回の犠牲者?) 生徒:「てらちょん」(以下[て] 今回の加害者?)  教習艇:「Pro AM Skier」

二、実践

[ほ]:「それでは、ライン上に沿って進んで下さい。」

「Pro AM Skier」と言うボートはアクセル反応が非常にマイルドなので、最初にスロットル全開でスタート。スピードメーターが15ノット(約27km/h)になった時点でスロットルを調整、20ノット(約37km/h)に合わせて維持する。(ボートによっては動作方法が異なります)

私、ちょっとスロットル下げるのがおくれて、スピードが25ノットに。速過ぎである。
はまやんさんの板がバシンバシンと跳ねまくり。如何にも辛そうな格好。
スピードを「20」に押さえる為、一気に減速。今度は15ノットに失速。
冷や汗で、必死にスロットルコントロールしつづける私。

[ほ]:「てらちさん、はまやんさんがコケたよ〜。」
[て]:「あ。そうでした。」
[ほ]:「今運転だけに集中してたよね(笑)。後ろを見るのも忘れずに。」

はまやんさんがコケてしまった事に全く気付かなかった私。ずっと走り続けてしまった為、ライダー探すのが大変(笑)。

[て]:「見つけました。今からピックアップしま〜す。」

ロープを浮いているライダーに手繰らせる為Uターン。しかしライダーからロープが離れすぎている為、はまやんさんの回りをボートが延々ぐるぐる廻るハメに。

ピックアップは人命救助と同じ様な感覚でするんでした。
「ほ」:「人とボートの距離は、少し離れても良いよ。」

[て]:「それでは出発しまーす。」 ボートは陸の方向を見ている。
[ほ]:「ピックアップする時にはボートが行きたい所を見る様に、キチンと操作すると発進し易くなるよ。頑張ってね。」

再びスタート。今度は注意深くスロットル調整。エンジンの音階を聞きながら調整すると、意外にスピード「20」に保持出来た。

[ほ]:「それではここでUターンして下さい。」
[て]:(手で大きく円を描きながら)「Uターンしまーす」

一旦左に振って右へ曲がる。ボート急減速。スピードが基準値「15」を切って一気に「10」以下に。ボードが沈む状態を必死に堪えて滑る「はまやん」さん。「ヤバい」と思いつつ一気にスロットルを倒すと、やっとスピード「15」に戻した。・・・・・

と思ったらスピードが「25」近くまで暴走。荒れてる水面にロデオ状態の「はまやん」さんに、さらにスピードが追い討ちを掛けて「ピノキオ」の様な跳ね具合になっている姿が、バックミラーに写ってました(^_^;。

トーイング終了時には、グッタリした状態のはまやんさんがやけに印象的でした。
これから帰ろうとした矢先に、今度は教習艇「PRO AM」が突然エンコ。

「ほ」:(ポーカーフェイスで)「エンジンが全く反応しない時は、まずストレーナにゴミが詰まっていないかを調べます。ストレーナの見方は・・・」

と緊急のエンジン対処法を、何と実地で教えてもらいました。
実に有意義な講習でありました。ほそやんさん、特はまやんさん、本当にすみません。
初めてのボートトーイングでしたが、まだ前を見るだけで精いっぱいの精神状態です。やっぱりこれから回を重ねないと上手いトーイングは出来ないな、と思うこの頃です。
今の所はまだ「仮免許」的トアラーとして、勉強するしか無い様です。

(少し脚色してしまいました。ご容赦を)

(2003.7.14)