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スポーツは常に進化する。脚をそろえて飛んでいたのは一昔前のスキージャンプであり、スラップスケートはもはやスピードスケートの常識である。そして、アルペンスキーのスラロームにも革命の波が押し寄せ始めている。それがショートスキーだ。 昨シーズンから徐々に使用されはじめ、それに素早く対応できた選手が今シーズンの上位を独占しているといった状況に、そのアドバンテージを無視する訳にはいかなくなった。利点となるのは、従来の板に比べターンを早く始めやすいく、板の抜けがよい、そしてリカバリーが速いという点である。ただし、バランスを崩しやすかったり、無理なターンが利かないなどの難点もあるのだが、もうすでに結果は出たのだった。 日本人にもこの波に乗った選手がいる。皆川賢太郎は、ショートスキーをマスターし、ついに今年、なんと60番スタートから6位入賞を果たした。板の長さは168cm。波は確実に押し寄せて来ている。波が大きくなるほど、のまれた時の衝撃は大きなものである。勇気と決断が必要なのは、なにも競技中だけとは限らない。 |