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度肝を抜かれるというのはこういうことなのだろう。その時ターフは歓声ではなく驚嘆の声に包まれたいた。そこにいたのは3頭の化け物。見てはいけない物を見てしまったような、そんな凍り付く感覚が全身を駆けめぐった。うれしさを通り越えた驚きを私はどうすることもできなかった。 2001年から馬齢の数え方が変わり、3歳戦としては最後のレースとなったラジオたんぱ杯3歳ステークス。クラシックに直結すると言われるこのレースで好走することは、関係者とファンに向けて翌年の活躍を約束するということである。そして、2001年のクラシックをにぎわせる、いや間違いなく頂点に立つであろう3頭の有力馬が顔をそろえた。前走2レースがレコード勝ち、外国産馬ダービー開放の記念すべきその年に、この名のを刻むべきまさに来航【クロフネ】。3歳チャンピオンレースである朝日杯3歳ステークス、その1,2着馬に圧勝していた西の横綱【ジャングルポケット】。そして2000年ダービー馬アグネスフライトの全弟【アグネスタキオン】。前走レコード勝ち2頭に、兄弟ダービー制覇をもくろむ超良血馬。もちろんオッズはこの3頭に集中し、そしてゲートは開かれた。 第4コーナーを回り直線へ。クロフネが勢いよく集団から抜け出す、すると見たこともないような脚でアグネスタキオンが、そして後ろからジャングルポケット・・・。
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