平穏無事ならぬ秋GT真のマドンナ降臨

第4回京都4日11R(10月15日)  秋華賞  指定、混、牝馬55k  芝右内2000m
全国発売 15:45発走 サラ4歳、オープン(GT) 推定タイム 良:1.59.5 重不:2.01.5 

馬 名 騎 手 厩 舎 単勝 ウミ ナニ 本紙 短評

馬体重

@ ポンデローザ 渡 辺 山 本 37.3         × 73 距離不適も、力はつけてきた 446k
  A チアズグレイス 松永幹 山 内 6.1     77 内枠は引いた、あとは絞れてくるだけ 494k
B グランパドドゥ 河 内 長 浜 18.2       ×   77 春の素質馬が負けすぎ、立ち直れるか!? 444k
  C ティコティコタック 武 幸 松田正 21.8         84 使われ過ぎも、戦ってきたメンバー違う 436k
D トーワトレジャー 上 村 橋 田 16.2 77 内枠引いた、集中状態で未知の魅力 460k
  E バイラリーナ 小林淳 後 藤 35.0           75 休み明けも、絞れてくるなら 440k
F フューチャサンデー 横山典 伊藤正 29.7           74 ダートとはいえ、負けすぎの感 438k
  G サファイヤコースト 武 宏 78.4           74 休み明け向かない、どこまで 484k
H ジェミードレス 岡 部 坂 本 19.5   × × 77 馬体重絞れて、素質馬が華ひらくか!! 430k
  I ニホンピロスワン 福 永 田中耕 5.9 ×     73 パラダイスクリーク産駒ではTR色強い 460k
J マルターズスパーヴ 柴田善 堀 井 9.3 ×       75 18系で、GTの流れでは不安も 444k
  K シルクプリマドンナ 藤 田 山 内 3.9 ×   76 いい過程、上積みno.1のオークス馬 428k
L マターラミツル 安藤勝 石 坂 27.0         × 75 安藤勝擁して、虎視眈々と一角崩しへ 414k
  M ヤマカツスズラン 池 添 池 添 12.0           74 14ベストで、距離も長く流れが厳しい 494k
  N レディバラード 熊 沢 山 内 59.5           74 ダート適正がありすぎて、芝替わりは効果なし 484k
O サニーサイドアップ 後 藤 山 内 14.1     73 TRホースの感抜けず、休み明けもよかった 440k
  P マニックサンデー 田中勝 中野隆 31.5           78 馬体の成長が見られず、特に強調材料なし 474k
  Q カリスマサンオペラ 石 橋 崎 山 45.1       74 馬体重絞るのが絶対条件、もう一叩きか 460k
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本紙アワジの馬診断


特捜班の視点

 94年からエリザベス女王杯が古馬に開放されると同時に4歳牝馬GTとしての秋華賞が誕生。今年で5回目を迎えるが馬連平均
配当30,237円と大荒れのレースで、ファンにGTで一番当てにくいレースという印象を植えつけてしまったのではないか。京都芝
2000m内回りというコース形態が問題視されているが、現行通りで行われる以上、馬券購入する私たちはそれを克服しなければな
らない。しかし、施行されてまだ今年で5回目。その中からも考えられる連対馬の条件を見いだしていきたい。
 日本競馬界を大きく牛耳っているのは、大種牡馬サンデーサイレンスである。94年に送り出した初年度産駒が、開いた口がふさが
らないほどの猛威を振るった。それから6年が経つが未だその口は閉じない。しかし、そんな大種牡馬の産駒が4回行われた中で、
一度の連対も果たしたことがなく、なんと13頭が走って最高が4着である。このことにお気づきだっただろうか。よって我々(?)特捜
班はサンデーサイレンス産駒を無警戒し、他の馬からと考えた。
 サンデーサイレンス産駒は非常に、気性難ということで知られているが、それが時としていい意味の勝負強さというもの見せ、大きな
舞台で遺憾なく発揮されている。しかし、このレースに限ってはそれが発揮されにくい何かがあるのではないかという推測がつく。
それでは、過去4年の出走馬をみながら検証していこう。

馬 名

着差

着順

体重

前 走

好条件

悪条件

体重

人気

着順

状態
96 2 フジヤマザクラ 0.1 2 0 芝18 クイーンS 内枠、絞   -8 8 7 使
  3 ノースサンデー 9.0 14 +6 芝14 スワンS 内枠、絞   -4 15 14 叩2
  12 シーズグレイス 0.3 2 -6 芝20 ローズS 増減ナシ   0 12 6 叩2
97 12 オレンジピール 0.4 5 -2 芝18 クイーンS   外枠、増 +4 5 4 叩2
  16 エアウイングス       休養   外枠、増 +2 12 7  
98 2 マルカコマチ 0.1 2 +8 芝16 900万 内枠、絞   -4 9 6 叩2
  3 エガオヲミセテ       休養 内枠、絞   -6 11 4  
  12 ダンツプリンセス 0.1 1 0 芝16 900万   外枠、増 +8 12 15 使
  13 バプティスタ 0.5 2 +2 芝18 クイーンS 外枠 -8 13 5 叩2
99 2 エイシンルーデンス 0.6 7 -10 芝20 ローズS 内枠 +10 11 11 叩2
  5 トゥザヴィクトリー 0.2 4 +12 芝20 ローズS 内枠 +4 1 13 叩2
  6 フサイチエアデール 0.0 2 +6 芝20 ローズS 内枠 +8 3 5 叩2
  14 マイネレジーナ 0.1 2 +26 芝18 クイーンS   外枠、増 +4 7 8 叩2

 同じサンデーサイレンス産駒でも、全てが同じタイプだとは考えられないが、複合する条件というのはある。「休み明け」は特に好まない。しかし「叩き2走目」となって本番を迎えるため、苦手といえどある程度前走で走ってこなければGTの大舞台を乗り切れるほど甘くない。そして、GTで連対するためにはより得意条件を揃える必要がある。「多頭数」競馬でより、サンデーサイレンス産駒特有の他馬を抜いてやろうという根性を引き出すためには「内枠」で揉まれてよりいい。しかし、この条件を満たした馬は多くいたが、凡走馬が多発。他には何か、馬体重である。比較的3歳戦からまとまって走る産駒が多く、だいたい4歳春までに馬体は完成し、その体の衰えがなかなか見られず高齢まで走る。よって、よく”秋になって一回り馬体が成長したよ”という陣営の話をよく聞くが、ほとんどそのようなことはないはずだ。休み明けで馬体重が増えてくるのはごく当たり前のことであるが、本番の秋華賞でその馬体が絞れていない、さらに増えてきた場合はいいとは言えない。春くらいで好走していた馬体重がベストなイメージをもって、当日はそれに近い形に絞れてきた場合には要注意が必要かも知れない。
 ここで人気の一角であるチアズグレイスについて触れておこう。サンデーサイレンス産駒がクラシックGTで唯一残していた課題、桜花賞を見事制した。この馬は母父であるリファールの影響を非常に強く受けており、普通のサンデーサイレンス産駒のもつ荒削りな部分がなく、これまで見てきたように不良馬場だったチューリップ賞を除いて柔軟な走りをしているのが特徴。サンデーサイレンス産駒は休み明けを得意としないが、この馬はある程度走ってくるというところからもそれが窺える。桜花賞、オークスのようにきっちりとした馬体重さえ望めば、サンデーサイレンス産駒として初めて、秋華賞での連対する可能性を秘めた馬であることも追記しておく。

 <サンデーサイレンス産駒の連対条件>
1. 内枠(1〜8番枠)に入ること
2. 叩き2戦目になる馬は当日馬体重が絞れていること、休み明けの馬も軽く絞れていなければならない
3. 前走負けている馬は、勝ち馬から〜0.5秒差でなければならない。
 最低でも上記3つの条件を満たしていなければ、秋華賞での連対は不可能と判断できる。