協定書

 

株式会社横浜フリエスポーツクラブ(以下YFSCとする)とソシオ・フリエスタ(以下ソシオとする)は、「スポーツを通じ人を育て、スポーツを通じ町を育てる」との共通理念のもと、ともに協調をはかり、その目的達成を目指すべく、以下の通り協定を締結する。

 

◆定期的な組識対話による情報・課題の共有化

1.YFSCとソシオは、協議会を定期的に開催する。協議会の開催は双方から申し入れることが出来るものとし、要請された側は、正当と認められる事由がない限り、速やかに開催に応じる義務を持つ。協議会におけるソシオ代表は理事会とし、理事長が認めた場合のみ理事会役員以外の特定会員の出席も可能なものとする。YFSCは常勤の役員が代表として出席する。しかし、YFSCが必要と認めた場合は、常勤役員以外の役職員の出席も可能なものとする。この「協議会」の開催後、速やかに双方で協議の上、議事録をまとめソシオ理事会は議事録をソシオ会員に公開することとする。本項に定める協議会のほか、本協定に定める全ての会社との対話、交流においては、法令、規約、社会通念上発生する守秘義務が発生するが、これらの運用については、チームの発展と維持という目的に沿って相互の合意のもと解釈されるものとする。

 

◆ソシオがチームに対して中長期的に財政的支援を行うことについての協議

2.YFSCとソシオは、ソシオがチームの最大の支援組織であり、共にチームを強化し発展させ、かつ近い将来のJ1、J2昇格及び各リーグ等での好成績をおさめ、市民が支える市民のチームとして観客動員などの面でも大きな成果が得られるために努力するパートナーであることを、より一層認識するものとする。こうした認識を担保するため、YFSCとソシオ理事会は、ソシオが複数年度(当面3年間)財政的にチームを支援することを内外に認知させるための、規約の運用、会費徴収方法について、最適な方法を協議するものとする。

 

◆人事交流による情報・課題の共有化、相互チェック機能の保持

3.YFSCとソシオは、相互に役員派遣を行い、重要な基礎知識・情報、各々の組識の抱える課題の共有化を図ると共に、組識としての相互チェック機能を発揮できることを目指すことを目的として、以下の事を約する。

1)  YFSCは、ソシオ理事会の承認のもと、役員1名をソシオ役員(ソシオ監事)として派遣する。

2)  ソシオは、YFSCの承認のもと理事1名を役員(以下「ソシオ派遣役員」とする)として派遣する。

3)  ソシオとYFSCは双方から派遣役員の具体的な氏名が示された時点で、早急に法規及び規約等に基づく手続を遅滞なく行うものとする。

YFSCは、チームの発展、維持に関する重大な事項があると認めた場合は、ソシオ派遣役員にその旨を早急に通知し、ソシオはその対策について尽力するものとする。

 

◆組識強化・有効な戦略策定に向けての共同研究の体制整備

4.YFSCとソシオは、来年度(来期)および将来に向けての共同研究活動を行うものとする。ソシオは理事会および理事会が設置する特別委員会をもって対応するものとする。
共同研究活動としては、

1)  「ソシオ会員持株会」の設立に向けての実現可能性、方法論についての具体的研究

2)  来期以降に向けてのソシオ拡大、ゲーム集客への戦略策定、広報戦略の策定への研究

3)  ソシオの地域活動戦略、地域組識化に関する研究

4)  来期以降のソシオ会費の資金フロー等仕組みの研究・来期ソシオ予算のあり方等に関する研究

5)  ソシオおよびクラブ運営のコアとなる人材の発掘・育成、ボランティアノウハウの蓄積等に関する研究

6)  その他YFSCないしソシオより要請があり、双方で必要性の認識が一致した研究

 

◆試合・チーム運営上の円滑な協力体制・適正な手続き

5.YFSCとソシオは協議の上、試合およびチーム運営において協力を実施するものとする。協力の詳細については、定期協議会などの場で、これを定める。従って、YFSCがソシオの会員に試合およびチーム運営で協力を求める際は、ソシオ理事会を通じてこれを行う事を原則とする。YFSCはソシオ会員が行う運営協力について会員としての当然の権利として認識し、その活動が円滑に行われるように、ソシオと協力するものとする。

 

◆規約に基づきソシオに支給される活動費の管理、会費使途等の公開

6.YFSCは、ソシオ理事会とソシオの事業計画(予算計画)の策定のため、規約(第6章第2条)に定められた「会費に基づき支給される活動費」の概算について協議するとともに、その支払い方法、経営環境変化等による支払い総額の変更の申し入れ等を協議会ないしはソシオ派遣役員に対し、行うものとする。ソシオは、自ら定め総会で承認を得た、事業計画(予算計画)に基づき適切にこれを管理し執行する。またYFSCは「ソシオ会費」収入の使途およびその収入ウェイトについて、定期的に協議会ないしはソシオ派遣役員に対して報告するものとする。

 

◆ソシオの公式試合販売における優位性、特典の保証

7.YFSCはソシオの会員の優先的権利として、ソシオに対し以下の内容を約す。

1)  YFSCは、ソシオを、横浜FC主催公式試合の年間シート最優先販売団体とする。

2)  YFSCは、ソシオに対し、規約(第2章第5条2項より5項)に定められた特典を付与する。

3)  YFSCは、ソシオが会員限定の商品やサービスを企画する場合には、理事会と協議の上、選手の派遣等可能な範囲において便宜を図るものとする。

 

◆その他

8.YFSCまたはソシオにおいて、この協定に定めなき協議要請事項が発生した場合は、早急かつ真摯な協議を持つことを約す。

9.この協定の有効期間は、締結日より平成11年11月30日までとする。但し双方変更の申し入れなき場合は、自動的に1年間の延長がなされるものとする。

10.      この協定の改定は、双方の協議を踏まえ、ソシオ総会の承認を経て行うものとする。

 

この協定書は正本2部作成し、双方の代表者がそれぞれ署名捺印し、各1部を保管する。

  平成11年 8月29日
株式会社横浜フリエスポーツクラブ
     代表取締役社長 辻野 臣保

     ソシオ・フリエスタ
          理事長 望月 土佐太

以上