FIFA World Cup 2002 , Group F , 1st Match Day

England (1-1) Sweden

Scorer : Campbell (24') , Alexandersson (59')

 スウェーデン、おすすめチームです。

2002/06/02 , Saitama Stadium 2002 , Attendance [52.721]

Rating : ★★★★★★★☆☆☆


England

GK : 1.Seaman

DF : 2.Mills , 5.Rio Ferdinand , 6.Campbell , 3.A Cole

MF : 7.Beckham (Dyer 63') , 18.Hargreaves , 8.Scholes , 11.Heskey

FW : 10.Owen , 20,Vassell (Joe Cole 74') 

Sweden

GK : 1.Hedman

DF : 2.Mellberg , 15.Jakobsson , 4.Myallby , 16.Lucic

MF : 7.Alexandersson , 17.M Svensson (A Svensson 56') , 6.Linderoth , 9.Ljunberg

FW : 11.Larsson , 10.Allback (22.A Andersson)


  入場までの道

 とにかく疲れた。前夜にWTBでチケ販売していることを知ったものの、我が家のダイヤルアップ回線ではなかなか繋がらず、椛チャン@卒業見込み出ず、に任せて仮眠(3時間くらい)。結局明け方になっても繋がらず、7時以降はNHKで放送されたことから最初のページすら開けない状態となる。知人ルートから大宮のチケット事務所(通称キオスク)で二重発券したやつ狙いで行くのがベターとの情報を得、今日は2限のある日よりも早い8時前の電車で新宿へ。新宿で4人組のスウェーデン・サポを見つけるも予備チケ無しとのこと。椛チャン@アル−ナイジェを売ってまで参戦、と合流しいざ大宮へ。大宮で一時まで張り、なんとかカテ1(150$)を一枚だけ朝潮(高知県出身、元大関)みたいなジジイから定価以下(17000円)で確保。と言っても我々は総計で3名いる(ヒラポン、椛チャン、村田ノビッチ)。それでも他のやつら(大宮は穴場中の穴場らしく他には4人くらいしかおらず)は誰も手に入れられていなかったようだった。マックで食って14時からは東川口(武蔵野線接続)駅で張るも、かなりライバル(イングリッシュ。去年バーミンガムとロンドン・ダービーで見たガキらしきのも発見。遠藤覚えてる?)多し。ここでは警官に背中を押され移動させられたり、スウェーデン人(アップル・コンピュータ、コーク支社<アイルランド第二の都市>契約社員。日本人の彼女を持つ)と交流を図ったり、イングリッシュのやつらと情報交換をしたりする。浦和美園(さいスタ最寄り駅)はすごい数のダフ屋がいると情報を得て、いざ美園へ。でもここははっきり言ってダフ屋(外人。日本人は昨日のアイ−カメの定価割れにビビッたか全くおらず)の数も多いが競争相手が多すぎ。ダフ屋の相場はそれでも東川口の700$から、6万、5万と徐々に下がっていく。それでもぼくらとしてはアイ−カメの最低ゲット4000円を聞いているので、この時点では強気だった。だが18時を回れば下がるだろうと踏んでいたにもかかわらず、18時前あたりで明らかに駅前広場の人数が減っていく。イングランド・サポが購入してしていくのだ(4万5千あたりで買うヤツを5人は見た)。というわけで18:10(キックオフは18:30)にあきらめてカテ1で入場。それでも駅からスタジアムまでは徒歩15分くらいかかるため、自分の席を見つけた頃には選手入場の直前だった。

※イン−スウェはビッグマッチの一つだったことに加え、両国ともサポが熱いので相場は下がるどころか、17:30あたりから明らかにマーケットのフローが減りだした。おそらく底値は4万位だったと思われる。それでも入場してみるとスタンドは一割弱空席があった。

 デイヴッド・プラット発見

 席に着くとすぐに国歌斉唱。そして試合開始。前半、キャンベルのCKからのヘッドでイングランド先制!でもぼくとしてはあまりにイングランドびいきの日本人が多いからちょっと辟易。審判(ブラジリアン)もイングランド寄りだった。技術的な話は次項に置いておくとして、僕の4列前にはFAのスタッフが陣取っていた。ハーフタイムには彼らがチョコチョコ移動しながらお互いに話し合っている。その中には見たことある顔が。。。「あれ?プラットじゃん」。プラットといえば中学時代大好きだった選手で、90年WCベルギー戦での鮮烈ボレー、サンプドリアでの活躍、そしてアーセナルでのダブル(しかもキャプテンとして)によって、イングランド・サッカー界において燦然たる経歴を持つ存在(日本代表がウェンブレーでイングランドとやったとき、決勝点となるPKを決めたヤツ、というともっと分かり易いか)である。それでも確信が持てないでいると、すぐにイングリッシュ@酔っぱらいが「デイビッド!」と叫んでいるので、隣の甲斐性なしみたいなヤツからペンを借りて、スタッフと喋っている彼の肩を叩きサインをゲット。ラッキー!日本人は自分が行ったときには誰も気づいておらず(まあ大半は知らないんだろうね)、その後2名くらいが写真を撮ったりしていた。(証拠画像)

 まともな内容の話

 イングランドは僕のあまり知らないヴァッセルが先発したが、彼は前評判通り、かなり潜在能力の高いFWで今後が楽しみな逸材である。負傷のジェラードの代役としてディフェンシブ・ハーフに入ったハーグリーブスは、攻撃時の展開力では明らかに前者に劣るものの、バイエルンでレギュラーを掴んでいるだけあり、中盤での潰し、DFのサポートという点では十分チームに貢献できていた。しかしながら個々人と言うよりもチームとしての問題は、スウェーデンのようにフィジカルが強くバックラインの深い相手にはかなり苦戦すると言うことだ。これはアジアの中堅国と対峙したときの日本と同様の問題だが、2トップをヴァッセルとオーウェンという「高さ」を持たないFWを選択したことで、この図式はより明確化されたと言えよう。その証拠に後半、ヴァッセルをジョー・コールに変え、ヘスキーを左サイドハーフからトップに変えた後は、前線でタメが作れる分、攻め手が増えた感があった。

 かたやスウェーデンをはじめ北欧サッカーは、西部兼司の「EAT FOOT!」で書かれているように、コアなファンの中ではつまらないという人も多い。僕自身その論の妥当性はある程度認めるが、ノルウェーと異なり、デンマーク&スウェーデンはあまりにシステマチックな彼らのサッカーを良い意味でうち破る「個性」を持っている。デンマークの場合はそれがトマソン、ヨルゲンセン、ロンメダールであり、スウェーデンではリュンベルグ、ズラタン・イブラヒモビッチ(何故彼をこの試合で使わなかったのかが分からない。残り5分でも使っていれば、クロアチア人とボスニア人の両親から生まれたテクニカル・プレーヤーが決定的な仕事をしたかもしれないのに)である。ちなみにスウェーデン・チームでパッサーとして認識されているニコラス・アレクサンデションは、むしろ「ファンタジスタ」とは呼びがたい、良質な「働き蜂」的なプレーヤーだ。ぼくは彼を生で見たのは、この試合で3試合目だったが、そのうち2試合でゴールを決めている。チームにとっての働き蜂であると同時に彼はロングレンジからの正確なシュート、そしてゴール前への機を見ての飛び出しもまた持ち味としているのだ。リュンベルグも体調が悪いなりに、とりわけ後半は良くやっていた。アーセナルでチームメイトのシーマンに1対1を止められたように、相変わらずシュートは二流だが、彼の積極性と飛び出しの鋭さは間違いなくワールドクラスだ。あと日本戦とこの試合と二試合見たが、FWのアルベックという選手は、2トップを組むラーションと違い、あまり知名度が内にも関わらず、極めて質の高い選手である。2度イングランドのペナルティエリア内で倒されたかに見えたが結果はノーホイッスル。どちらかが吹かれていてもおかしくはなかった。所属チームはオランダのヘーレンフェーンらしいが、Jリーグも過去の威光に笠に着る、払い下げの「元」名プレーヤーを買うくらいなら、彼のような実効性ある選手を取ってくる方がいいと思うのだが。。。

 一試合を終えた時点でのアルゼンチンに続く二位争いは、次節でアルゼンチン戦を迎えるイングランドより、若干スウェーデンが有利になった気がしないでもない。

 

 2002/06/02

 

 HOME   Come On!Ryan!