2002 XEROX Super Cup
Kashima Antlers (1-1 <4-5 On Penalties>) Shimizu S-Pulse
Scorer : Motoyama (67') , Yokoyama (89')
Penalties : Fabiano O , Toda O , Honda O , Ichikawa O , Akita X , Baron O , Ogasawara O , Hiramatsu X , Narahashi O , Alex O , Ikeuchi X , Ikeda O
わざわざ見に行って凡戦だと腹立ちます。
2002/02/23 , National Stadium , Tokyo , Attendance [34,576]
Rating : ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Kashima
GK : 21.アゴ
DF : 2.Narahashi , 3.Akita , 4.Fabiano , 16.Augusto
MF : 18.Kumagai , 5 K Nakata
, 8.Mitsuo
, 10.栗
(20.Ikeuchi 89')
FW : 30 T Suzuki , 13.Yanagisawa (6.Honda 82')
Shimizu
GK : 20.Kurokawa
DF : 19.Ikeda , 6.Oenoki
, 3.Koga
MF : 23.Ichikawa , 4.Toda
, 5.Yoshida , 8.Alex
, 13.Hiramatsu
FW : 10.Sawanobori
(17.Yokoyama 83') , 9.Baron
期待に反して大凡戦
新シーズンの到来を告げる「日本のチャリティシールド」こと、ゼロックス・スーパーカップが今年も開催された。今年の対戦カードは、リーグ優勝チームの鹿島アントラーズと、天皇杯優勝チームの清水エスパルスという強豪同士のマッチアップ。新シーズンに向け鹿島は、年々切れのなくなってきていたビスマルクに代えて、本山に10番を任せるという思い切った変更を行っている。対して清水はボスニア、クロアチア代表歴を持つペツェルとツビタノビッチを獲得し戦力アップを図った。
久々のサッカー観戦ということでかなり期待していたのだが、今大会の直前に両チームともアジアのカップ戦をこなしておりコンディションの面でマイナス要素がある上に、どちらも怪我人を多数抱えている。結局欠場が噂されていた柳沢、アレックスなど両チームの主力選手が数名強行出場したにはしたが、そういった影響がやはりあったのだろう。期待通りのゲームとは言いがたいものがあった。
日本サッカーの聖地で小学生並のミス
両チームともフォーメーション自体は昨シーズンと同様(鹿島はフラットラインの4−4−2、清水は3−5−2)だが、どちらも明らかにコンディションが悪く攻守の切り替えが鈍い。鹿島はバックラインでのボール回しでミスを連発し、簡単にボールを相手に献上するという、リーグ優勝チームにしてはお粗末なプレーが見られた。そのため前線の柳沢、鈴木にもボールが渡らず、満男と栗のオフェンシブMFも体が重たそうだった。清水も、常に高めにラインをキープし自身も攻撃の起点となるハイレベルのDF森岡くん、小気味良いショートパスとドリブルで攻撃の流れを産み出す伊東くんが欠場したのが痛かった。ボール回しはぎこちなく、テクニシャンの平松、沢登になかなかいいかたちでボールが渡らない。そればかりか、彼らに素早いサポートがないため単独プレーが目立ち、自慢の両サイドハーフ、アレックスと市川が高いポジションでボールを受ける機会がなかなか見られない。期待の選手達が今ひとつのプレーを見せる中で、キャプテンマークの重みからか、バランスを常に気にしつつ、やや高めの位置でボールを裁いた戸田の孤軍奮闘がかなり目立っていた。ちなみにマグロ漁港の鯉のぼりは、テクニックはあるがあまりにも鈍重すぎる。もはやトップクラスの選手とは言えず、引退前のフランチェスコリを彷彿とさせた。
先制点となった栗のゴールは酷いものだった。勝手にキーパーチャージと勘違いした清水GK黒河が、栗の目の前でボールをセット。それをあっさりかっさらった栗が、フィーバーノヴァをゴールに流し込んで先制。フィーバーどころか、スタンドからは何が起こったのやら全く分からなかった。2年前のアジア・クラブチャンピオンシップ決勝で、磐田がアルヒラルに逆転ゴールを喰らったときの尾崎と、同レベルのバカっぷりだった。そのころ、隣に座っていた「浦安マスターベーション友の会会長」こと手塚は、もはや試合のことなど忘れて、午前中に壊したズボンのボタン部分に応急処置として付けていたゼムクリップを、しっかりと付け直すのに夢中だった。しかしその試みは失敗し、無惨にも彼の「社会の窓」は国立のスタンドでみなさんにご挨拶といった有様であった。また春の訪れを待ちきれないスタンドの危険分子達は、持ち前の独り言や奇声をもってして、社会のアウトロー的空気を作り出し、日本の誇るオタク文化を遺憾なく世界にアピールしていた。フィールドのオタク代表、栗と、スタンドの無数のオタク達が競演する様は、ある種独特の雰囲気を醸し出す。モダンアートの変形か。はたまた現代社会の奇形児か。サッカーの聖地は、時として「日本社会の村八分」的人間達が、唯一光り輝ける場所ともなるのだ。
2002/02/23