J-League Division2 , 30th Match Day
Omiya Ardija (0-2) Consadole Sapporo
Scorer : Bando (63mins.) , Kikawada (77mins.)

26th August 2000 , Ohmiya Football Stadium , [Attendance]7,469
Omiya Ardija
GK 1.Shirai
DF 18.Matsumoto (14.Yokoyama 71mins.) , 2.Okuno
, 3.Jan
, 5.Okamoto
MF 17.Miyashita (26.Hoshi 78mins.) , 4.Uki , 16.Kosaka (10.Mark 67mins.) , 6.Harasaki
FW 11.Isoyama , 12.Sato
Consadole Sapporo
GK 1.Sato
DF 3.Mori
(14.Furukawa 58mins.) , 5.Natsuka , 6.Omori
MF 2.Tabuchi , 8.Biju , 10 Almir
, 19.Ito (16.Kikawada 58mins.) , 28.Yamase
FW 9.Emerson , 11.Bando
エメルソン目当てで大宮へ
今日はJ1のオールスターもあったのだがあんまり興味が湧かないので、前々から一度生で見たかった札幌のエメルソンを目当てに友人と大宮へ行くことにした。大宮自体へも初めて行ったのだが、街の雰囲気も商店街なんかがあってそれほどイヤな感じはしなかった。渋谷や新宿のような人がごちゃごちゃしてて街自体も忙しいところは嫌いですからね。スタジアムまでの行き方を尋ねたママチャリのおばちゃんも親切でなかなかの好印象。
TVでは見たことがあったのだが、初めて訪れた大宮サッカー場はなかなか見やすかった。スタンドからフィールドが非常に近いと聞いていたのだがその通りだった。欲を言えば屋根がほしいけど。
自分たちが陣取ったスタンドは大宮アルディージャ側のゴール裏席。本当はバックスタンドで観戦したかったのだが、友人が間違えてゴール裏のチケットを購入したので自分もそれに合わせた。でもゴール裏はコンクリに座らなきゃいけないし、フィールドを俯瞰しにくいので次回行くときはもうあそこは避けたい。
大宮!ドンドンドン!アールディージャ!
J2とは言え両チームのサポーターの勢いには少し驚いた。スタンドは札幌戦ということもあってかほとんどいっぱいだし、大宮サポ(ボクらはそこのスタンドに混ざっていた)は旗を振り回したり太鼓を鳴らしたり気勢を上げたり・・・。これほどの熱気だとは思わなかった。しかし札幌サポはアウェイなのにそれ以上に勢いがあった。
試合が始まると両チームとも一進一退の攻防を見せる。札幌は左ウィングバックの伊藤が積極的にオーヴァーラップしてチャンスを創る。また効果的なサイドチェンジを何度か出して大宮DFを揺さぶる。しかし大宮の最終ラインは堅く、シュートはなかなか打たせない。注目のエメルソンはかなりハードにマークされてなかなか前を向いてプレーさせてもらえないものの、一瞬のスピードはやはりずば抜けたモノを持っている。開始5分ほどだったか左サイドのオープンスペースに札幌の最終ラインからロングボールが入った。ボールが出た瞬間、友人もボクも「あー長い」と声を出したくらいで、あっさり大宮のゴールキックになると思われたが、なんとエメルソンは追いついてしまった。正直言ってあれには驚いた。もちろん得意のドリブル突破によって、大宮DFがファウルでしか止められないようなシーンもあった。もう一人の注目選手の播戸はエメルソンほどではないもののやはりスピードがあり、特に今日はディフェンス面での貢献が目立った。エメルソンとともに前線からプレッシャーをかけ続け、大宮の最終ラインになかなか安心してボールを回させない。そうかと思うと中盤まで下がって一気にオープンスペースを狙っていく。彼のスピードは前から分かっていたが、今日はこのクソ暑い中激しく走り回る運動量にも驚かされた。また中盤のセントラルでコンビを組んでいるビジュとアウミールのコンビも機能的だった。上記のように左サイドの伊藤が積極的に上がるのだが、そのスペースはしっかりビジュとアウミールのどちらかが埋めている。ビジュは大宮の選手との一対一や競り合いにも強く、何度も大宮の選手は地に這わされた。
札幌と大宮を比べて違いを探すとすれば、個々の選手のテクニックの差、特にディフェンス面での組織力、そして目に見えないものとして経験の差があるだろう。大宮も決して悪いチームではない。評判通りなかなか組織されたいいチームだがいかんせん技術が不足している。札幌の前線からのプレッシングにあわてる最終ラインが特に序盤は目に付いた。大宮は中盤での構成力で札幌に劣るため、ロングボールで前線のFWを狙ったり、サイドのオープンスペースにプレーヤーを走らせたりする攻撃が主体。それが功を奏したのかシュート数では札幌を上回っていた。しかしシュートはなかなか決まらない。直接FKが左のポストを直撃したり、すばらしいロングシュートがバーに嫌われたりと運も味方せず。ミスター大宮(?)の左サイドバック岡本がオーヴァーラップから鋭いシュートを放つが、これもわずかに枠を外れた。
札幌もゴール前で得たFKから決定的なチャンスを創り出す。若手の山瀬が直接にはシュートせずペナルティエリア内に流す。タイミングをずらされた大宮DFより一歩早く札幌の選手がボールに触り、ダイレクトで右にはたく。それをさらにDFとGKの間に流すと、そこにはどフリーのエメルソン君が!インサイドで確実に決めるかと思われたが、なんと狙いすぎたのかわずかに枠の外へ転がっていった(ここの流れははっきりとは覚えていないので間違いもあるかも)。千両役者エメルソンもやはり同じ人間らしい。その後も右のセンタリングからピンポイントで森がヘディングで合わせネットを揺らしたが、これは不運にもチャージングを取られノーゴール。これ以外にもアウェイの札幌にとっては厳しい判定がチラホラあった。後、岡ちゃんがベンチを飛び出しエメルソンに指示を出すシーンもあった。岡ちゃんは相変わらず貧相な顔をしていました、と報告できたらいいのだが、残念ながらあまりにも遠すぎて顔までは分からず。前半終了。
札幌が勝ち点3を得る
後半生まれた2ゴールはいずれも自分たちとは反対サイドで生まれたゴールではっきりとは見えず。播戸の先制点はキーパーのしょぼさを露呈したものかと思っていたが、家に帰ってTVで見てみるとこれがどうしてファインゴール。ヘディングで大宮DFがクリアしたボールがちょうど播戸の前に落ち、それをゴール左隅に決めたものだった。77分には途中出場の黄川田が右サイドからのFKをヘディングで合わせこれがドンピシャでネットに突き刺さった。大宮もレッズの盛田を思わせる磯山が2度の決定的なシュートを放つがいずれもわずかに枠を外れた。大宮は残り15分くらいになると、センターバックのヤンが前線に張り付いて最後の抵抗を見せるも残念ながら実らず、試合終了となった。チャンスの数はほぼ同じか大宮の方が多いくらいだったが、札幌には決定力があった。札幌は大宮のシュート数が14本であるのに対し、半分の7本しか打てていない。それでも2-0のスコアになったのはやはりFWをはじめとする選手の力の差なのだろう。
岡ちゃんの試合終了後記者会見コメント : 「8月から9月半ばは、我慢のサッカーが必要であり、アウェーということと暑さで、前半は無理をしていくなという指示を出した。どういう内容でも結果を求めることがすべてである。」
昨年、優勝候補に挙げられながらもJ1昇格を果たせなかった札幌にとってはやはり何よりも求められるのは結果なのだろう。試合後の札幌サポは非常にうれしそうに気勢を上げていた。それはホームで0-2の敗戦を喫しながら拍手で選手を讃えた大宮サポとは明確な違いがあるように思う。ほとんど対照的とも見える違いが・・・。
J2初参戦だったがやはりセンタリングの精度をはじめとしてレベルは期待しないほうがいいかも。雰囲気はアットホームな感じでよかった。酔っぱらってカメラマン達に絡むオヤジや退屈したのか股間をまさぐる小学生などが見られて微笑ましかったです。チケット代も安いし一度は見る価値はありますよ。
2000/8/26