J-League Division 1 , 1st Stage , 12th Match Day
Urawa Red Diamonds (2-0) Consadole Sapporo
Scorer : Nagai (10',20')
2001/6/23 , Komaba Stadium , Attendance [19,277]
Reds
GK : 1.Ando
DF : 2.Yamada , 3.Ihara , 33.Michiki , 19.Uchidate
MF : 6.Ishii , 4.Tsuchihashi , 10.Adoriano (14.Fukunaga 75'), 8.Ono
FW : 11.Tuto (9.Fukuda 82') , 18.Nagai (31.Tanaka 75')
Consadole
GK : 1.Sato
DF : 4.Morikawa (19.Ito 77'), 5.Natsuka , 6.Omori
MF : 2.Tabuchi , 7.Nonomura , 8.Biju , 20.Wanami (23.Soda 45') , 10.Almir
FW : 11.Bando
, 9.Will
スポナビ、ついに地位向上か
この日も駒場に出撃。不覚にも待ち合わせの16時に大きく遅れること30分強、駒場メインスタンド前にはしかめ面に仁王立ちをかます男が僕を待っていた(笑)。なんとこの日、僕らに渡されたパスには輝ける「5」の文字が追加されているではないか!?これまでは「7」、「8」だけだったのが「5」のエリアまで進出可能となったのだ。ついにスポナビ、地位向上か!?まあおそらく結論はただクラブ側が間違えただけであろう。ちなみに「5」というのは「記者控室、記者席」、「7」は「スタンド」、「8」は「その他・運営ゾーン」である。
駒場の関係者用ペースには、コカ・コーラ社寄贈の素晴らしいジュース・マシーンが設置されている。つまり関係者(選手も含む)は無料でコーラやアクエリアスを飲むことができるのだ。地位向上に気をよくした僕は、コーラ一杯もこれまでよりおいしく感じたものだ。
ショボメガネ率いる北の雄、コンサドーレ
駒場の関係者用の入り口を入り受付を抜けると、そこにはいくつかの長椅子と埼玉テレビ寄贈のTVが置かれているスペースがある。いつも駒場に来るとそこにある長椅子に座って、取材の時間が来るのを僕ら2,3人で待っているのだ。また左のショーケースの中には、これまで対戦してきたり駒場を使用した有名クラブのペナントや写真などが飾られている。ちなみにそのクラブとはマンチェスター・ユナイテッド、アルゼンチン(ユースか?)、フラメンゴなど価値あるものばかりである。このスペースに報道関係者やサッカー界の有名人がしばしば顔を見せるが、この日は湯浅の健ちゃんと西村幸祐が現れた。また横山GMなどのレッズ関係者も僕の横を通り過ぎていった。
ちなみにこのスペース、選手入場の際はズラリと両チームの選手達が並ぶスペースでもある。この日は取材の時間を自分たちで決められたので、初めてこの栄えある選手入場を拝むことができた。両チームの先頭に立つのは、レッズはもちろん小野伸二、コンサドーレは「北の核弾頭」こと播戸竜二。ワールド・ユースを共に戦った二人だけに和やかに談笑している様子が見られた。また伸二はコンサのキャプテン野々村ともしばし談笑。「日本のシメオネ(僕が名付けた)」こと野々村とのトークで伸二は何か学ぶところでもあったのだろうか?相手のFK時の時間稼ぎなどは、願わくばマネしないで欲しいものである(笑)。野々村のせこいプレーは、北海道のゼネコンがいつまでも国家の懐から金をせびり取っていく姿を彷彿とさせる(→このページの閲覧者に笑えない人<E市出身>がいましたら謹んでお詫びいたします)。また両チームのブラジリアン達がお互いに笑顔で挨拶を交わす姿も見られた。この中でも一際目立っていたのが、Jリーグ得点ランキングを首位で突っ走る、スキンヘッドの怪物ウィルだった。コンサドーレの列の最後尾に位置し、どっしりとした体格でパンツのヒモを結ぶ姿からは、迸るようなオーラを感じたものだ。このウィルの迫力と出島(駒場のアウェイスタンド)にギッシリと詰まり、ホームのファンを圧倒する大音量の応援を続けるコンサドーレ・サポーターの勢い。これらを目の当たりにした試合前は、ショボメガネ率いる北の雄、コンサドーレ札幌がこの試合をものにするのではないか、と僕らは話していた。
怒濤のショートパスで札幌ディフェンスを切り裂いたレッズ
試合が始まると僕らは場所を移動。再びジュースをゴクゴクし、記者控え室にあるメンバー表を頂戴する。これを持って札幌側の選手控え室横(上の画像を参照)で試合観戦としゃれ込んだ。この位置はピッチと同じ高さのため両チームのベンチ、カメラマンなどが邪魔になっていて見えない部分もあるが、BS−iのモニターを時たま勝手に覗き込んで僕らはTV画面も見ていた(笑)。ちなみにショボメガネ(神奈川県逗子市に一戸建て所有)は僕らの15mくらい前にいただろうか。背中に「札幌セミナー」という予備校らしきスポンサーの入ったシャツを着ていた。
この日は試合ごとにフィットしていく永井雄一郎が積極的な飛び出しを見せたおかげで、いつもの伸二→ツゥットだけの攻撃パターンとはならなかった。DFはというと路木、井原が意外にも奮闘し、ウィル&播戸にほとんど仕事をさせない。そして早くも10分、マークしていた野々村を振りきった伸二が右足アウトサイドでツゥットへソフトなボールを送る。ツゥットはワンタッチでDFを引きつけるとすぐさまアドリアーノへ。彼は持ちすぎを指摘されることが多いが、この時は珍しくダイレクトで前へ流す。ここに走り込んだのが永井雄一郎。DFに寄せられながらもトラップして素早くシュート!ボールはGK佐藤洋平の手に当たってゴールへと転がり込んだ。伸二→ツゥット→アドちゃん→永井というアルゼンチンも顔負けの、怒濤のショートパス攻撃で見事ゴールを陥れたのだった。
札幌側の選手控え室の真横にいるにも関わらず、あまりに素晴らしい攻撃だったので「ウオー!」などと叫んだ僕はすかさず「危ないからやめろ」と周囲に制止されることになった(笑)。この時はまだゴールの余韻に包まれる駒場だったが、前に目をやると野々村がメガネに呼ばれて説教されていた。「昼休みにコンビニに行ったらダメだと言ってるだろう」とでも怒られていたのだろうか(→それは僕の高校時代か)。しかしその説教も虚しく10分後には再び永井が追加点を挙げる。伸二のミドルレンジのパスに追いついたツゥットが、DFを振り切って中に折り返す。そこへ走り込んだのがまたもや永井だったのだ。戦前の予想に反し、20分の段階で早くも2−0。このゴールを見ると僕らは仕事を開始した。
後半、再びこの場所に戻り終了直前まで観戦。華麗なプレーに風格さえ漂う小野伸二、彼のフェイエノールトでの活躍が楽しみになるような一戦だった。
2001/06/25