J-League Division 1 , 2nd Stage , 13th Match Day
Urawa Red Diamonds (3-1) Kashiwa Reysol
Scorer : Emerson (13' , 62') , Yoo Sang-Chul (20') , Tuto (87')
「レッズ・ワンダーランド」なんて明らかに欺瞞の塊だ。
2001/11/10 , Saitama Stadium 2002 , Attendance [43,686]
Reds
GK : 16.Nishibe
DF : 6.Ishii
, 3.Ihara , 27.Ikeda (19.Uchidate 73')
MF : 2.Yamada , 13.K Suzuki , 20.Abe , 22.Jojo
1.5 : 37.Harison
FW : 18.Nagai (11.Tuto 82') , 36.Emerson (31.T Tanaka 89')
Reysol
GK : 1.Minami
DF : 4.T Watanabe , 23.Nebiki (15.Sunakawa 84') , 3.Satsukawa
MF : 13.M Watanabe , 7.Myojin , 8.Yoo Sang-Chul , 6.Hirayama
1.5 : 10.Ohno
FW : 9.Kitajima (11.Kato 89') , 29.Machida (28.Tamada 67')
大雨の中、浦和美園に行く羽目に
二度目のさいスタでのレッズ主催試合は、またもや取材申請を却下されるという屈辱的な扱いを受けた。降格争いをしているクラブの分際で全く偉そうなものだ。ということで安くチケットが手に入らない限り行くつもりのなかったこの試合。ところが突然、当日の10時過ぎ(キックオフは14時)、一本の電話で急遽行くこととなった。電話の主は「浦議管理人」M田要@インポ気味であった。
「4500円の屋根付きS席が2500円だよ。行こうよ。」と、自らのHPの掲示板に書き込まれた「チケット譲ります」のメッセージにあっさりつられるこの男。豊田充穂さんの「生還」に紹介された男とは思えないほどの軽さである。「雨降ってますよ〜」と言ったところで、「こっちは降ってないよ。じゃあ1時までに来ないと先入っちゃうよ〜。よろしく〜!」。おいおい。そりゃ無理だって。こっちはまだベッドで寝てるんだから。だが僕の携帯は、そのとき既に「プー、プー、プー」と単純な音声を三回繰り返した後、静かになっていた。
M大職員現る!
急いで用意をした後、髪をセットする間もなく電車に飛び乗り、いつものように西国分寺経由で武蔵野線に乗り換える。電車は埼玉県内に入り、南浦和を出た頃にまたM田要@バイアグラ所望から電話がかかってきた。
「おれさあ、原付で行ってチケット譲ってもらうはずだったんだけど、道間違えちゃって、浦和駅の方に来ちゃったんだよ。だからチケット譲ってくれる人の名前と電話番号を今から言うから、その人に電話してチケット売ってもらってよ」。これにはホントに呆れ返った。自分で誘っておいてこの有様。それから15分位して浦和美園に着き、無事にチケットを売ってもらったものの、相手の人は、雨の中外で数十分も顔も知らない人間を待ち続けていたのだから、自分としても「内心怒ってるだろうなあ」とかなり困った。席が隣ということだったので「後でM田要に怒りをぶつけてください」と言って、その場は彼とはひとまず別れた。
その五分後、相変わらずのたるみきった腹を揺らしながら、のこのことM田要@最近彼女が鮒に見えてきたが現れた。そのときはあまりの怒りで、「JOJOの奇妙な冒険」に出てきたしげちーのように見えた。
さて、譲ってもらったチケットを見ると、「チケットぴあ J保町三省堂書店」と記載されている。あれ?これって自分が週1ペースで通学しているちんぽこタワーの近くじゃん。その人がダッフルコートとジーンズ、ショルダーバックという格好をしていたこともあり、席に着いた後、「ひょっとして学生ですか?(暗にM大という意味も込めて)」と聞いてみる。「いや、社会人です」との答え。なんだ、M大じゃねーのか。そこでこっちが「ぼくM大生なんですよ」というと向こうの顔つきが変わった(実際はマニア顔だけにたいして変わってなかったかも)。「自分は職員なんです」と驚きの一言。エーッ!そうだったのお!?なんでも学生時代はうちの大学の中でも、単位を取るのが楽勝という評判の性刑学部@ぼくも所属を卒業し、現在は法学部の学生課で働いているのだという。これにはかなり驚いたぼくだった。今度学校で見かけたら声をかけてみよう。
元イルボン代表はもはやシーラカンス状態
さてさて、今回の席はこれまでに自分が味わったことのないくらい、いい席だった。メインスタンドで屋根付き、しかも前から17列目と文句の付けようがない。となると、普段駒場で実際に目で見て、もしくはモニターを通して、ほとんどの失点場面に映しだされる井原の動きを非常によく見ることができた。これまで常々思っていたことだが、現在の彼のプレーを見ていると「本当に三年前、世界的蹴球杯にキャプテンとして出た選手なのか?」と疑いたくなる。水曜日、同じスタジアムで極限の洗練と知性を見せつけた宮本と比べると、そのポジショニング、動き、対人ディフェンスはまさにシーラカンス状態。だってフォアリベロ気味に構えた宮本とは対照的に、あの男スイーパーやってるんだもの。あれがセンターバックやってた時代からたった三年で、宮本や森岡みたいな素晴らしいDFが出てきたんだもの。イルボンのレベルもずいぶん上がったもんだなあ。その上、他のバックス、石井、池田ときたら、レイソルの2トップ、北嶋と町田にマンツーマンで密着するという状態。鉄のハングク代表や平山、大野なんかが切り込んできたらもうお終いという刹那的なディフェンスである。「これって10年前のサッカーだな」「うんうん」と、M田要@彼女とは倦怠期を超えて末期状態と僕は二人で納得し合っていた。特に酷かったのが失点場面。レイソルの左CKがファーサイドに蹴られると、そこには二人のレッズDFとハングク代表が…。ワールドカップでも意地の一撃でベルギーを引き分けに引きずり込んだこの男、井原(もしくは池田?)を右手で容易くブロック。一方で投げ出した左足をボールに当て、結果そのボールは「ふわ〜ん」とショボい軌道を描いてレッズゴールを陥れたのだ。なんと情けない!いくら相手が焼き肉食いまくって育った筋肉の塊だとしても、元イルボン代表が片手でブロックされるかあ?さらにGK西部がまた酷かった。来たボールは全てパンチング、もしくは触れもしない。一度キャッチしたらぼくはその度に大きな拍手を送ってあげた。相手の南の安定感とは雲泥の差だ。
かといって個々の実力の割にレイソルの出来もいまいち。清水同様、どうもよくない。モチベーションが低いのか、コンビがかみ合わないのか。全体の運動量もいまひとつだ。とはいえ「現イルボン代表」明神のどっしりと構えた落ち着きあるプレーぶりはさすがだった。井原が今、明神と共有しているものはどっしりしているという一点だけだ。相手の選手がゴール前に飛び込んで来ているのに、「動かざること山の如し」では失点するに決まっている。
最低スタジアム2002
この日はさいスタ三回目にして初めて最後まで試合を観戦した。試合終了後、当分は駅が混んでいるだろうな、と予想して30分くらい時間を潰してから駅へ向かったものの、それでも駅の周囲は警察によって規制されている。そのため普段なら5分くらいで通れる距離を、雨の中15分くらいかけて通るように強制された。イタリア戦終了後はもっと酷かったんだろうなあ。その上、隣の東川口駅はそれ以上の混雑で、武蔵野線乗り換えまでに駅の周囲をグルッと回らされるという有様。あまりに頭に来たので、警官の脇をすり抜けて大幅ショートカットをかましてやった。まともに並んでいたら何分かかったことやら。新しく建設されるスタジアムで、これほど交通の便を鑑みないという状況が許されていいのだろうか。どうせ偉い連中は車で行くから関係ないとでも思っているのだろう。嗚呼恐ろしや。もうあそこには当分行かないと決心した一日だった。
2001/11/11