GSA Dream Match "For Future Generation"
Tokyo Verdy 1969 (0-2) Brazil
Scorer : Washington (50') , Julio Batista (84')

2001/05/26 , Tokyo Stadium , Attendance [27,436]
Verdy
GK : 21.Honnami (1.S Kikuchi 75')
DF : 3.Nishida , 4.Hayashi , 5.Yoneyama , 18.T Kikuchi
MF : 7.Y Kobayashi (13. Ishizuka 17') , 2.Yamada , 8.Kitazawa (28.D Kobayashi 77') , 10.Nagai (16.Sakurai 74')
FW : 19.Ogura (17.Yano 74') , 9.Takeda (11.Maezono 62')
Brazil
GK : 1.Dida
DF : 2.Ze Maria , 4.Edimilson , 15.Cacapa , 16.Leo
MF : 17.Vagner (22.Magno Alves 62') (7.Leandro 83') , 8.Vampeta , 5.Leomar , 10.Robert (20.Ramon 45')
FW : 9.Sonny Anderson , 21.Washington (19.Julio Batista 66')
「爆山」先生見参
今日はセレソンを初めて生で見ようと東京スタジアムへと向かった。実は今朝の10時くらいまで、セレソンはベストメンバーでもないし、対戦するのはJ1最低のアクティヴィティをフィールドで遺憾なく発揮する(失礼か)ヴェルディなので、僕としては行くつもりはなかった。チケットが高いという理由もあったし。だが、やはり「腐ってもセレソン」ということで高校時代の友人を誘い、午後のムーンとした湿気が漂う中、飛田給へと向かったのだった。
とはいっても高校時代、学食で最も安い商品(玉子ドーナツ¥60)を愛していたほどの貧乏根性の持ち主である僕らは、チケットを正規の価格で購入する金など出せるわけがない。そこで僕が自宅のプリンター用の安紙をつなぎ合わせて、「チケット譲って下さい!」ボードを制作。文字は筆ペンで潔く一筆書き。書道4級(→月謝を持ち逃げしたのがバレてやめました)の腕を遺憾なく発揮したと言えよう。
飛田給駅でボードを掲げるとすぐに若者が500円で譲ってくれた。その3分後くらいには中年のオッサンがタダでチケットをくれた。というわけで、5分くらい大多数の人から冷笑を浴びせられただけで、2人分¥8000のチケットを¥500円でゲットすることに成功したのであった。
セレソン見参
スタジアムに入る前に、警備の仕事中の渉ちゃん、撤ちゃんと携帯で連絡を取る。その後、関係者入り口に向かいたやすく突破。「取材でーす」と言えば通過可能なのである(社名を適当に言えば尚良し)。関係者用のエリア内で二等兵の渉ちゃんとしばし談笑。その時撮った画像が上のものである。
その後はコンビニで確信犯的に缶ビールを購入。ゲートで紙コップに移し替えてもらった後はスタンドに入る。やはりというかかなりブラジル人も来ていた。地球の裏側でもさすがにセレソンの人気は高い。
そのセレソンだが、僕がスタメンで知っている選手といえばジーダ、ゼ・マリア、エジミウソン、バンペッタ、そしてソニー・アンデルソンのみ。それでもむしろ、「このメンバーでどうヴェルディと戦うのか」という興味が湧いてくる。僕らはそんな話を止め処なく続ける。そしてキック・オフ時には僕らの500ml入りビールは空になっていた。
正に「腐ってもセレソン」
たしかにB代表と言われるだけあって、セレソンはコンビネーション、個々のクオリティの面においてベスト・メンバーからはかなり隔たった感じはした。しかし、それでもヴェルディの選手達とは明らかに違う物がいくつもあった。卓越したボールコントロール、迅速な判断力、的確なポジショニング、時間の経過と共に多く見られるようになった切り替え、動き出しの早さと即興性。正に「腐ってもセレソン」である。例えばサイド・チェンジ一つとってもそうだ。「スパーン!」と逆サイドまで簡単に速いボールを送り、受け手も「パシッ!」という感じで簡単にトラップしてしまう。
前半こそヴェルディの健闘もあり0−0に終わったが、ブラジルはセルタ・ヴィーゴに所属するヴァグネルのシュートがポストに跳ね返された場面を筆頭に多くのチャンスを作っていた。一方のヴェルディはというと、Jリーグ同様得点の匂いは全くしないものの、相手が相手なので仕方がないかもしれない。武田−永井のコンビでブラジルDFを慌てさせた場面が二度あったのが、唯一のチャンスらしいチャンスか。
ハーフタイムには三等兵の撤ちゃんが審判の警備役でフィールドに現れ、帽子を取るパフォーマンスを見せた。しかし今ひとつインパクトが足りなかった(笑)。
オブリガード!な90分
後半は両チームとも選手を多く入れ替えてきたが、その中ではブラジルの20番を付けたラモンの活躍が目立った。柔軟且つ速いドリブル、そして判断いいスルーパス。50分のワシントンのゴールは彼のスルーパスから生まれたものであった。ヴェルディは武田に代えて前園を投入。ボールを持てば「さすが」というプレーを見せる前園ではあるが、いかんせん運動量が少なすぎる。ブラジルのキャプテン、バンペッタの半分くらいしか動いていないように見えた。試合は結局セレソンが一点を追加し2−0で終了した。
セレソンで気になった選手を何人か言うと、バンペッタ、ヴァグネル、ワシントン、エジミウソン、レオ、マグノ・アウヴェス、ラモン辺りだろうか。それ以外の選手も全体的にJリーグの平均より遙かに上を行っている。報道されている通り、確かに絶対的な強さは感じない。だが彼らの高度な即興性、テクニック、判断力が織りなす各々のプレーは、改めてサッカーの「楽しさ」を僕らに教えてくれる。久しくお目に掛かっていなかったブラジル・サッカーの魅力に触れることができた90分、これで500円なら大満足である。
2001/05/26