だいちん作


『お願いD.J』

 いちんさん、こんにちは。新年を迎えて一ヶ月ばかりですが、すでに多くの地域で初雪が降りましたね。 近頃では道路が舗装され、霜柱を踏むこともめっきり減ってしまいました。先日、京都では雪がたくさん降って、1mほど積もった所もあったそうですね。京都は伝統と景観を重んじる土地ですので、都大路あたりではそれはそれは素晴らしい銀世界だったのではないでしょうか。
 雪が降り始める時期を同じくして、昨年末からバンドの解散が相次ぎましたね。音楽業界では新しいバンドがどんどん出てきて、世代交代が激しくなされています。某アーティストがこの前言っていました。「最近の音楽は軽くなった」と。それは、いわゆるベテランと言われる人たちのひがみとも聞き取れますが、その実、的を得てるところもあると私は思います。日本の音楽業界は大量生産型のようなので、リリース期間が大変短く、1曲1曲の重みが無いように感じられる為だと思います。4ヶ月に一枚シングルCDを出し、1年に1枚アルバムCDを発表する、というこのサイクルは、アメリカなどと比較すると、「日本人はよく働くなぁ」という印象を抱かされます。その事について、私がとやかく言うこともないですし、ファンにとっては、数ヶ月に一度、応援しているアーティストの音源を聞ける事は嬉しい限りだと思います。
 しかし、リリース期間が短いにも関わらず、良質の音楽を届けてくれていた数バンドが、時期を同じくして解散、もしくは活動休止していっています。これは憂うべき状況なのでしょうか。私はそうは思いません。ファンにとってはそれはそれは辛いでしょう。最初は。しかし、いつまでもそのバンドが解散したことを引きずって、ずっと枕を涙で濡らしているわけにはいきません。
今こそチャンスなのではないでしょうか。昔の彼女の幻影を引きずって暮らすよりも新しい出会いや恋がある方が刺激的でしょう?
 よく言いますよね。世の中には星の数ほど女が存在すると。それと同じです。世の中には他にも素晴らしいバンドがたくさん存在します。そんなバンド達にこれまでは目を向ける余裕が無かったかもしれませんが、これからは新しい自分を見つけるためにも自分好みのバンドを見つけて思いっきり恋をしましょう。
 だから、だいちんさん。サニーデイ・サービスが解散したからといって、そんなに落ち込まないで。新しい出会いがきっと待ってるはずです。
 だから元気を出して。


                 明日の天気は晴れだそうです。  1月18日  D.Jより


戻る