一 筋の白い帯を残し、船は濃紺の海の上を 小刻みに震えながら滑ってゆく。 甲板に用意されているベンチには人影はなく静かで、 時折吹きすさむ風は本格的な秋を予感させた。 暗闇の中、遠くに光群が望める。
(あれが今回チャリ部が選んだ冒険の地、韓国だろうか。。。) 不安と緊張が俺の胸を締め付ける。
船室にもどると、 隣で小野隊員が鼻の穴を広げて爆睡中だ。 私も明日から始まる過酷な旅に備えて、床に身を委ねることにした。