2004 韓国遠征レポート

 8月27日いよいよ韓国にきて最初の試合となりました。グラウンドは天然芝で素晴 らしいコンディションです。午前の相手は、韓国の大会で優勝しているテグハウォ ン小学校チームです。第1試合、相手FWの16番の選手は長身で身体も強くて速く、 この選手にボール集められDFラインの裏へ蹴られます。三井守備陣も何とか体を当 てにいきますがはじきとばしペナルティエリアに進入後のドリブルのコースもよく GKの位置を見てシュートを流し込まれます。相手DFの選手もボールに対して常に狙 っている感じがあり、三井FW陣よりも反応や動き出しが速く仕事をさせてもらえま せん。松田がコーナーキックからヘディングシュートで飛び込み1点を返しました が1対5で初戦は敗れました。第2試合はフットボールコミニティ・FCトリム・三井SC の混成メンバーでのぞみます。MF上ノ原にボールを集めFW大槻、市川、サイドのMF 深井、藤沢にパスを通しますが相手DF陣に最後で阻まれ点を取らせてくれません。 両チーム得点なく第2試合は0対0で引き分けになりました。午後の相手は松戸市に も遠征に来ている半夜月小学校チームです。このチームも長身の大型選手がFWとDF におりとても脅威となりました。第3試合前半0対3となりハーフタイムに激を飛ば し、玉際で強く当たりみんなで連動してボールを奪おうと厳しく要求しました。後 半三井の選手の動きも良くなってきて中盤で厳しく当たり相手ボールに連動してボ ールを奪いFWに投入した白石のスピードある突破から2点を返し1点差に詰め寄りま す。その後も白石、MF若林がドリブルの突破でチャンス作り出しますが相手GK、DF 陣に阻まれ同点にはさせてくれません。終了間際相手FKの場面でラインを押し上げ た裏に侵入されGK畠山と1対1となり畠山の位置を見て流し込まれ、2対4で敗れまし た。第4試合は第3試合の後半のように選手皆が相手に喰らいつき中盤でボールつな ぎチャンス作り出しますが得点奪えません。韓国DFの守備は最後のところで粘り強 く身体を寄せてきます。結局1点を奪われ0対1で敗れました。この日は全体的に失 点多かったのですが失点している場面でDFの選手が立っている事が多くスライディ ングタックルをしていれば防げている点は何点かあったのではないかと感じました。 GKのDFラインの裏へ出されるボールへの最初のポジショニングも良くなく、チーム としてもサポートや互いのカバーリングがなくボールに対してもっと集中して反応 しなければならないと感じました。夜のミーティングでも上記の点やグラウンドで 試合を見ている時の態度などを指摘し日本のチームの代表で来ているのだと気持ち を引き締めました。

 28日は2時間バスで移動し浦項市の人工芝のグラウンドで試合を行いました。第1 試合は青林初等学校チームと対戦しました。このチームも大型の選手がおり立ち上 がりから攻め込まれますが昨日の激が効いたのかGK畠山、佐藤勝、田熊のCB、SBの 郡家、佐藤がゴール前で相手FWに身体を寄せていきます。中盤でも小田、高橋がス ライディングで身体を張って守ります。前半15分過ぎよりこちらもチャンスを作り 出し上ノ原から藤澤、大槻とパスが通りペナルティエリアに入りシュートを打つが DFに寄せられGKの正面へ。
 前半0対0で終了し後半も一進一退の試合が続きます。相手も前に当ててサイド展 開し徹底して攻めてきますが後半から入った永島が気持ちの入ったスライディング タックルで身体を張って守ります。攻めも深井、市川シュート放つが惜しくもGK、 DFに阻まれます。
 最後まで白熱した試合となりましたが0対0で引き分けとなりました。第2試合は 昨日午後対戦した半夜月小学校チームと再戦となりました。昨日活躍した白石を先 発から起用し霜崎とFWで組ませ清水を中盤の上がり目、湯浅を右に、太田をCBに新 しい布陣で臨みました。第1試合に続き相手ボールへの寄せも速く中盤での細かく リズムよくボールが繋がり。白石の突破からチャンス作ります。中盤の寄せから前 線の霜崎に渡りゴールへ蹴り込みましたがオフサイド。前半中頃相手速攻で長身の FWがサイドのスペースへ走り込まれ右サイド崩され中央に流し込まれ合わせられ1 点失いますが守備陣踏ん張り0対1で折り返します。先制されたが中盤を押さえペー スはとれています。しかし後半好調の白石に長身のDFがマークにつき仕事をさせて もらえません。後半は互いに点を取れずそのまま0対1で敗れました。この日は守備 面では前日の反省を生かし身体を張った粘り強い守備ができましたが中盤からのラ ストパスとその前のパスの段階でミスが多くミスした後も互いに走るコースやパス のタイミング、角度を互いに確認することもないため試合の中で修正ができません でした。

 29日はテグ市内の新興小学校チームと対戦しました。遠征にきて初めて学校の土 のグラウンドで試合を行いました。第1試合このチームも左サイドに強く速いFWが おり前半左サイドを基点に攻めてきます。中盤も運動量があり粘り強く当たられま す。この日も先に失点を許してしまいますが右サイドのクロスを清水がヘディング で合わせ同点。2点目を取られますが前半終了間際に右サイドからのクロスボール のこぼれ玉を若林が飛び込んで押し込み2対2の同点で折り返します。後半相手チー ムは右のFWに11番の小柄な選手を投入してきました。後半はこの選手にかき回され てしまいました。ドリブルがとても上手く速い。左サイドのDFの君塚が身体を入れ ボールを奪いますがあきらめずにしつこくボールを追いかけ取り返しそこからまた 切れ込みチャンスを作り出されます。この選手が入り相手チームはさらに粘り強く なり運動量でも圧倒され後半2点奪われこの試合も2対4で敗れてしまいます。後半 こちらもチャンスは作りだしましたがペナルティエリア内の判断が悪く遠征で勝ち きれてないためシュートの思い切りもなく得点することができませんでした。第2 試合は同じチームと対戦で多少メンバーは異なり力では第1試合のメンバーより落 ちる感じもありこちらが試合のペースをつかみますが粘り強い守備と運動量で得点 を許しません。右サイドの関が積極的にオーバーラップを仕掛け上がっていきます がセンターリングをなかで跳ね返されます。佐藤勝のミドルシュートがGKの正面に 市川のシュートがクロスバーに当たるが得点できません。守備では田熊が11番のド リブルのカバーをしていましたが最後に1点を11番に決められ0対1で連敗してしま いました。この日はシュートの場面での積極性と正確性、ペナルティエリア内の判 断力と攻撃時の幅が課題となりました。しかしどこのチームも粘り強くしつこく、 勝たしてくれません。

 30日はバスで浦項に移動し午前中に浦項製鉄所を観覧し韓国のKリーグ浦項ステ ィラーズの下部組織チームと対戦しました。じつは遠征中の対戦相手のなかではこ のチームが一番強いと聞かされていました。昼食後施設内の人工芝のグラウンドに 移動しゴール前の練習を1時間くらい行いました。相手チームは豪華なチーム専用 バスで到着しいよいよ試合開始です。この試合は選手達もコーチ達も気合がはいっ ていました。負けたままでは日本に帰れないと立ち上がりより集中して試合に入り ました。相手チームは前の選手にパスをあてて下げてサイドに展開と徹底してやっ てきます。右DF増田、左DF君塚の両サイドを突いてきます。我々も韓国チームに特 徴に慣れてきていたので対応していきます。前線と守備のラインをコンパクトにし 相手選手に速く寄せ細かくボールを繋いでいきます。こちらの中盤での細かい繋ぎ やドリブルに相手はちょっと対応できていません。相手DFラインからのロングボー ルはなく前に当てるボールと落とすボールに狙いをつけ全体で連動してボールを獲 って細かく繋いで攻めにでます。後半立ち上がり平野のスルーパスから白石に渡り 白石がGKの動きをよく見て流し込み先制します。この遠征中初の先制点です。我々 はその後も積極的にボールに絡みます。1点を守りきろうなど思わず2点目を狙いに いきます。守備ではGK畠山、CB松田、太田が背後のカバーしっかり行い決定的な場 面作らせません。
 スピードのある長橋を投入した直後、湯浅から長橋にパスが渡り左サイドから中 にセンターリングがこぼれ白石が2点目を押し込み2点差となります。相手の反撃も 全員で守りついに遠征初の勝利となりました。続く第2試合も浦項スティラーズと 対戦です。立ち上がり相手コーナーキックをマークミスで合わせられ失点しました が今日はここから粘りを見せます。積極的に相手に絡み上ノ原を中心に攻め込みま す。その上ノ原がインステップでペナルティリアの外からミドルシュートを決め同 点。さらに大槻もゴール前中央でドリブル切れ込み1人かわしてすぐにインステッ プでシュートを決め逆転します。皆積極的にゴール前で足を振っています。遠征最 後の試合を勝とうと交代で入る選手も皆動きもよく反応も速い。守備のカバー攻め のサポートなどで数的優位になります。結局この試合も2対1で逃げ切り遠征最後の 試合を連勝で飾りました。

 余談ですが第1試合に出ていた相手チームの選手は我々に負けかなり走らされた 後、直立で試合を見ていました。今回の遠征の橋渡しをしてくれたキムさんも浦項 のお母さん方から日本の子達のほうが個人個人は皆上手で自由があり韓国の子達は 戦術をどこも徹底して練習していて監督も厳しすぎると話をしていたそうです。対 戦相手のどこの選手もハーフタイムでは皆監督の話を直立不動で聞いていました。 今回の試合は全て大人用のコート・ゴールで時間は25分ハーフの試合でした。韓国 では通常1日1チームどんなに人数がいても1試合しか行われないそうです。キムさ んが交渉して試合数を増やしてもらいました。

 今回の遠征通算成績は2勝2分6敗でしたが韓国のどのチームも強くグラウンドの 上で対戦できたのは子供達にとっては非常に良い経験になったのではないでしょう か。また子供達は韓国語をよく勉強してきたみたいで積極的に相手選手や大人の人 達にあいさつや話かけていました。同じ宿舎にはKリーグのプロの選手が合宿をし ていて朝の練習やスタジアムで試合が見て刺激にもなったと思います。また韓国の 文化遺産やPOSUCOの社会科見学もでき人間性を高める刺激にもなったにではないで しょうか。韓国の人達は子供達には本当に優しくしてくれました。どこにいっても 優しく声をかけ食べ物まで分け与えてくれました。これからの子供達の人生にとて も貴重な財産となっていくでしょう。最後にこの遠征の趣旨に同意し温かく送り出 していただいた父母の皆様に厚くお礼申し上げます。
                     三井千葉SCジュニア担当 石川公久


選手の韓国遠征感想

 韓国の選手は背も大きく足が速い人が多く試合は大変でした。チームでは2勝でき 一番強いチームに勝ててよかったです。長いはずの遠征が短く感じました。また韓 国のチームと対戦したいです。(霜崎 大輝)
 韓国人はみんな背が高く強く足も速いし声もでていてすごいと思った。韓国は日 本と異なる事が多かったがとても楽しかった。(清水 健吾)
 韓国遠征でお世話になった人達には本当に感謝しています。本場のキムチと焼肉 はとてもおいしかったです。韓国で学んだこといかせるようにしたいです(郡家  一馬)
 韓国の料理はとてもおいしくていっぱい食べました。でもキムチはすごく辛かっ たです。試合は浦項との2試合に勝ちましたが他の試合は負けや引き分けでくやし かったです。 (湯浅 秀紀)
 初めて外国にいって試合をした。とても強かったが最後に2試合勝てて良かった。 博物館では昔の遺跡を見て日本には無い物も買えてよかったです。(松田 祐介)
 相手の速さについていけなかった。Kリーグの試合でゴールが見たのが良かった。 食事は冷面と焼肉がおいしかった。韓国のチームの人達と仲良くなれよかった。 (市川 陵)
 初めて韓国に来て試合をやり楽しかったが強かった。韓国の人たちはとても優し く、また韓国に来たいです。(佐藤 崚)
 自分はケガで試合には出場できなかったがベンチから声を出し応援した。楽しい 遠征となった。また韓国に来たいです。(篠原 一朗)
 遠征ではいろんな事を学びました。この遠征の経験いかしもっとがんばりたい。 (永島悠馬)
 サッカーでは最後に勝てて良かったです。遊園地はおもしろかった。初の海外で いい体験ができました。(小田 航太朗)
 韓国に来てとても良い場所で試合ができ最高でした。韓国料理が食べられてよか った。Kリーグの試合観戦にも行きすごく楽しかった。(長橋 祐太)
 行きから帰りまでとても楽しかった。試合には2試合しか勝てなかったけど強い 相手と対戦でき勉強になった。これからも勉強して今度来る時には良い内容で勝ち たい(君塚 倫齊)
 韓国のサッカーは身体能力を生かし走ってきたり、サイドからも攻めてきたり日 本とは違うと感じた。韓国の文化も学べたので有意義な遠征となったと思います。 (関 和臣)
 実際に韓国のチームと対戦し反応や判断の早さが勉強になりました。とても良い 経験になり楽しかったです。(平野 伊吹)
 韓国遠征で良かったことは韓国のチームから4点取れたことです。博物館や遊園 地、Kリーグ観戦などとても楽しかったです。(白石 弘平)
 初めての海外はとても楽しかった。試合には2勝しかできなかったのが悔しい。 焼肉を食べ遊園地にも行け楽しかった。普段の生活からサッカーにいかす行動をと っていこうと思います。(太田 祐樹)
 飛行機の中は眺めが良くて楽しかった。韓国の食事は辛い物が多かった。試合は クラブチームで一番強いチームに勝った。でも自分のプレーはよくなかったので直 していきたいです。(深井 勇太郎)
 韓国遠征では強い相手と試合をしたり韓国の文化を知ったりしてとても良い体験 になりました。自分のあたりが強くなりました。これからもがんばりたいです。 (高橋 周平)
 韓国遠征ではいろんな事を体験した。試合では最初気持ちが弱く負けてしまって いたが最後に絶対負けないとゆう気持ちで勝った。これからも気持ちで負けずがん ばりたい。(若林 智)
 韓国遠征は長いようで短かった。相手は皆強かったが最後の試合で勝つことがで きた。焼肉を食べ、遊園地にも行けとても楽しかった。(増田 泰智)
 韓国遠征の試合について出来はあまりよくなかった。それは互いのカバーや声が なかったからだ。来年、僕が6年になったらまた韓国に行くのでそれに向けて練習 し次は全勝したいです。遊園地では一番怖いジェットコースターに乗りおもわず目 をつぶってしまいました。(畠山 祐介)

以上、三井SC参加21名の感想でした。