<トレーニングアドバイス> <リフティング1> <リフティング2>
 今回はリフティング名人の話です。タイトルは「マラドーナとりんごの芯、そしてコーヒーの空き缶」です。
 名選手であればリフティングが上手なのは当たり前なのですが、その中でも傑出しているのがマラドーナでしょう。ビデオでヒールを使い連続してボールをついているマラドーナを見たときはとても驚きました。そして練習をすれば自分でもできるのではないかと思い、ヒールのリフティングに挑戦したのを覚えています。
 実際に自分の目で見たことはないのですが、アルゼンチンやペルー出身の友人から聞いたマラドーナのリフティングについてのエピソードは圧巻でした。
 1つは、試合前にインタビューを受けながら、目の前を囲んでいる多くのインタビュアーの頭上越しに仲間の1人とリフティングでのボール交換をしていたという話です。
リフティングをするマラドーナ?  そしてもう1つは、ピッチに出て行こうとしたマラドーナの前にスタンドから食べ終わったりんごの芯が投げ込まれたときのことです。マラドーナは足元に落ちたりんごの芯を足で踏んで空中に跳ね上げ、リフティングを始めたではありませんか。この光景をテレビがずっと映していたそうです。
 この話を聞いて、合宿中にリハビリをしている選手と、「りんごの芯でできるのなら、コーヒーの空き缶でもできるのではないか。」と話をして、2人で空き缶のリフティングに挑戦したことがありました。彼は、合宿の間中、リハビリ代わりにこの空き缶のリフティングにチャレンジし続け、何と、80回連続してつくことができるようになりました。
 これまでリフティングが上手く行かなくてすぐにあきらめてしまっていた子供たちも、この話を読んでもっと練習をしてくれるようになるのではないでしょうか。そして、苦手なことは避け、できることしかチャレンジしない子供たちも、新しいことに挑んでくれるのではないでしょうか。
 今回はトレーニングアドバイスというよりも、子供たちにその気になってもらえるように啓発の意味を込め、「イソップ物語」風にまとめてみました。不可能に思えることも、チャレンジすれば必ずできるようになる、という話です。
 今回でリフティングシリーズは終了します。
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