ロゴ
EQUIPMENT
INDEX
UNIFORM
FOOT WEAR
HEAD GEAR
HOLSTER
PROTECTIVE GEAR
SMALL ARMS
ETC
TOTAL IMAGE 1
TOTAL IMAGE 2
MAINTENANCE

Protective Gear

[ボディ・アーマー][ITLBV][プロテクター][グローブ][シールド]

ボディ・アーマー

 個人的にはSWAT装備の中核的位置を占めていると思うボディ・アーマーです。SWAT装備をしている人が最もこだわりを持つ装備品ではないでしょうか。

 ボディ・アーマーにはソフトとハードがあり、拳銃弾や散弾、砲弾の破片を防ぐにはソフト、刃物やライフル弾、徹甲弾に対処するにはハードを使用します。ソフト・ボディ・アーマーの材質はケプラー繊維かスペクトラ繊維でできており、このケプラー繊維はデュポン社が開発したもので鋼鉄の5倍の強度を持ちますが、水分に弱い欠点を持ちます。一方のスペクトラ繊維はアレイド・シグナル社が開発したもので、鋼鉄の10倍の強度を持ち、水分に対するダメージも受け難くケプラー繊維より軽量ですが、その分高価です。対してハード・ボディ・アーマーはセラミック・プレート、スペクトラ・プレートが使用されています。

 日本ではよく“防弾チョッキ”と表現されますが、弾丸の運動エネルギーを吸収・分散させるものなので、弾を受ければ骨折、最悪内臓破裂することがあるようです。さらによくトカレフが悪魔の銃のように言われますが、その理由はMP5等で使われる9mm弾の初速は秒速350m、また45口径では260mです。それに対して7.62mmトカレフ弾の初速は秒速420mと速いために貫通力が高く、ボディ・アーマーが食い止められない危険性があるためです。このようにソフト・ボディ・アーマーは万能的に身体を防護できるわけではなく、他にも鋭利な武器には耐え切れません。例えば米陸軍のIIFS(総合型歩兵用戦闘システム)装備におけるPASGTアーマーベスト(PASGT=Personal Armor System Ground Troops、地上部隊個人防護システム)はケプラー繊維であり、ライフル弾を阻止できません。軍隊におけるボディ・アーマーの使用目的は弾丸対処ではなく、砲弾の破片対処が主目的です(安心感による士気向上もひとつの役割です)。

 そこでソフトとハードを組み合わせて使用する事があります。ケプラーのアーマー・ベストにストライクプレートと呼ばれるセラミック・インサートを入れることでライフル弾、徹甲弾の貫通を防ぐのです。要はソフトなケプラー繊維の上にハードなセラミック・プレートを装着するのです。しかし米軍特殊部隊用アーマーの一部で採用された時には重量の点で不評だったようです。ソマリアではレンジャー部隊とDELTA FORCE(デルタ・フォース)が使用しました。英SASでもCQB(近接戦闘)のIPPS(統合個人防護システム)としてケプラーのボディ・アーマーにセラミック・プレートを装着しています。

 しかしこのままでは先述したように運動エネルギーは吸収・分散できても衝撃は人体に伝播します。そこでトラウマ・パッドと呼ばれる衝撃吸収材をさらに組み合わせることがあります。これによって衝撃を点から面へと拡散させます。材質はウレタンなど幅広いです。しかしこのようなパッドによって衝撃がゼロになるわけではなく、あくまで減少するだけです。

 SWATではAOA社やポイントブランク社のアーマーと一体型のベストが主流です。このベストはポーチ類の取り付け位置の自由度を高めるためにベルクロ(=ベルクロ・ファスナー、マジック・テープ)タイプの物がよく使用されます。

POLICEベスト 写真はMil-Force(ミルフォース)のPOLICEベストです(AP-1V)。フラッシュライトポーチ、ショットシェルポーチ、ラジオポーチ、マグポーチ(MP5やハンドガン等のマガジン)などのポーチ類がベルクロ止めされていて自由に配置できます。ただし下半分のポーチは固定されています。別売りでリフレクトパッチ(PLICE、SWAT)、ハンドガン用ホルスター(ベルクロ)があります。ヒップホルスター等が使用できるように丈は短めに作られています。胴回りのサイズはサイドのベルトで調整可能です。当然の事ながらサバイバルゲーム用であって抗弾能力はありません。*星条旗のパッチはこちらで用意したものです。

 このMil-ForceのPOLICEベストと、EagleForce(イーグルフォース)のSWATプロテクター・ベストを比較します。まず正面からの写真です。[02.04.21]

正面:POLICEベスト(Mil-Force)-SWATプロテクター・ベスト(EagleForce) 左がMil-Force、右がEagleForceです。ポーチの数はMil-Forceの方が多いのですが、下半分のポーチは固定されているためにベルクロで自由に配置できるのは上半分の4点のポーチです(後発で他メーカーから類似したベストが数種類発売されていますが、その中には全ポーチ自由に配置可能なものもあるようです)。これに対してEagleForceのポーチは3点です(左に2つ並んでいるポーチは1枚のベルクロ地の上にあるので、これで1点としました。自分で加工しなければこの2つのポーチは切り離せません)。この3点のポーチは全てベルクロで自由に配置できます。ポーチの自由度から見ればEagleForceの方が良い印象を持ちます。

 一見するとポーチの数がEagleForceは少ないため、収納の限界が低いように思えます。しかし写真では分かりませんがEagleForceのポーチは非常に作りが細かく、例えば3点全てのポーチの内部にはバンドがあり、収納に関する使い勝手が良いです。逆にベルクロ使用個所が多い点は好みが分かれると思います。またポーチ表面上にボタンの表面が出ておらず、左のMil-Forceのポーチのようにボタン表面が光を反射することもありません。同時にEagleForceのベストは光を反射しにくい素材で作られているそうです。

背面:POLICEベスト(Mil-Force)-SWATプロテクター・ベスト(EagleForce) 次に背面の写真です。同じく左がMil-Force、右がEagleForceです。左のMil-Forceは下半分のポーチは固定、ラジオポーチはどちらもベルクロです。このラジオポーチの作りもEagleForceは作りが細かいです。そしてEagleForceは上半分はベルクロ、下半分はウェビング(webbing=帯ひも)の仕様になっています。なおサイズについてはどちらも両脇下のベルトで調節可能です。

SWATプロテクター・ベスト(EagleForce)
SWATプロテクター・ベスト(EagleForce)

 このEagleForceのSWATプロテクター・ベストは、先述したMil-ForceのPOLICEベストの個人的な不満点を解消する仕様になっています。写真中(a)の肩部のエポレット状のテープ。このテープに一般的には無線のコードを通します(映画「スピード」ではチームリーダーが肩に手袋をかけて、このテープで固定しているのを見ることができます)。写真中(b)のフラップも、一般的には無線のコードを通します。そして(c)はリテンションパッドです。 *(a)(b)(c)の表示のあるこの写真には標準で付属されないポーチも使用しています。星条旗のパッチについてもこちらで用意したものです。

関連用語 リテンションパッド
銃底(ストック、パット・プレート)を固定するためのもの。肩部にこのパッドを配置して構えた時に銃を安定させる。

 このボディアーマー自体に抗弾能力はありませんが、インサート式抗弾プレートのポケットがあり、またトラウマ・パッド(衝撃吸収材)も使用できるようになっています。さらにグロイン(Groin=股間)プロテクターも付属はされていませんが、準備すれば取り付けられそうです(写真右)。前面のプレート用ポケット内部にストラップが付いているあたりは、アフガニスタンでのOperation Enduring Freedom(不屈の自由作戦)で有名になった米軍採用のインターセプター・ボディ・アーマー(INTERCEPTOR Body Armor)と似た印象を持ちました。

 と、ここまで良い点を挙げましたが、不満に感じる点もあります。そのひとつはリテンションパッドで、形状が平らな点及び両肩にある点です。このリテンションパッドもベルクロで両肩、片側のみを選択できるほうが個人的には好きです。以上、個人の好みによって分かれる点がほとんどですが、ゲーム用となるとこのベスト自体にかなり厚みがあるので、動きが制限されますし、着用していて暑いです。逆に厚みがある分、装備時の外観は好きです。コスプレ用としては○、ゲーム用には△に思います。

 EagleForce(イーグルフォース)のSWATプロテクター・ベストとMil-ForceのタクティカルPOLICEベスト(USP-03)では非常に似ています(上記で比較したのはPOLICEベスト/AP-1Vです)。異なる点はまず素材です。EagleForceが光の反射を抑える素材なのに対して、Mil-Forceは通常のやや光を反射する素材です。そしてMil-Force USP-03の方がやや細身に感じます。ポーチも一部異なっています。さらに店頭で見たMil-Force USP-03にはグロイン(股間)・プロテクターが付属していました(ペラペラですが)。定価に開きがありますが、このグロイン・プロテクターの有無は大きく感じました。[02.07.17]

 ポーチの組み合せ、配置については同じSWATチーム内でもポジションによる役割及び装備の違い、個人の好み(扱い易さ)から異なります。

ベストその他 左上)SWATベスト
左下)SDUベスト
中央)LAPD SWATベスト
右上)HAWK2
右下)タクティカルベスト
(メーカー略)

ITLBV

ITLBV Protective Gearの分類には入りませんが、サバゲ用品ではボディ・アーマーとともにベストとしてひとくくりになる事が多いので掲載します。

 写真は米軍IIFS装備のITLBV(タクティカル・ロード・ベアリング・ベスト、個人用戦術物資携行ベスト)のブラックバージョンレプリカです。マグポーチはM16、G3用ですがMP5のマガジンも入ります。イクイップメント・ベルトにポーチ類を付ければ腰周りに装備を増やすことはできますが、ベストのループが邪魔で多少ポーチ類を付け難い点はあります。ベストのサイズが各部で調整可能な点は秀逸です。米軍装備として以外は映画「ターミネーター2」でリンダ・ハミルトンが装備していたことで知られています。色は他にOD、ウッドランドパターンがあります。サバイバルゲームでの使い勝手は良いです。

 サバイバルゲームでは先のボディ・アーマーのような抗弾ベストを模したベストより、このITLBVなどのベストの方が動きやすく、またベスト自体の重量も軽いので使いやすいです。メッシュ地の上にポーチが付いているものは通気性も良く、サバゲに適しています。米軍のLC装備のようにベルトにポーチ類を付けた場合、腰周りにポーチが来るのでどうしてもプローン、ホフク前進の時には邪魔になることがあります。その点ではポーチが上半身に来るタクティカル・ベストの方が動きやすいです。

プロテクター

プロテクター1 SWATが主に出動する市街地の地面は固いアスファルトやコンクリートです。そこで伏せたり活動したときに痛めやすいヒザやヒジを保護するのがプロテクターです。

プロテクター2
▲インラインスケート用のニーパッド

 左の写真はこのテのプロテクターの2大ブランドだと私が(勝手に)思っているALTA(アルタ。バックルタイプで後期モデル)とHATCH(ハッチ)のエルボー・ニープロテクターです。ALTAはSWATでもよく採用されています。まず広く一般に市販されているスケート用のプロテクターとの違いですが、多くのスケート用プロテクターの地面と接するカップの部分はプラスチックです。これは当然転倒した際に関節部を保護する役割を持っているからです。確かにこれでヒジやヒザは保護できますが、片ヒザを地面に付けてのニーリング(膝射)、両ヒジを付いてのプローン(伏射)の姿勢になると固いコンクリートの上ではヒザ、ヒジをしっかり固定できません。違和感も感じます。これに対してSWATでも採用されているALTA、HATCHのプロテクターのカップは硬質ゴムです。そのため固いコンクリートの上でも粘りがあってニーリング、プローンの姿勢になった時に支障がありません。机の上に置いた消しゴムと同じような感じです。実銃なら反動があるのでなおさらヒザ、ヒジを固定できることは重要です。

プロテクター3 次にALTAとHATCHの違いです。写真に掲載した私の所持するALTAのプロテクターはALTAの特徴のひとつとも言えるバックルタイプです(ベルクロタイプもあります)。ただしバックルになっているのはニーのみで、エルボーパッドにバックルモデルはありません。ALTAでは一度ベルトの長さを調節すればあとは写真のようにバックルをパッドにはめるだけで装着できます。これに対してHATCHでは写真のようにベルクロになっているベルトを一度パッドに通してから折り返してベルクロで固定します。装着した状態ではベルトが二重になっています。

 よってALTAは比較的素早く装着できます。また写真のスケート用プロテクターと違って、ホフク中に前面で固定されたベルクロが剥がれる、痛むことがありません。ベルクロではないので「ベリッ」という音もしません。対してHATCHはベルトを1度折り返して固定しているので、装着個所への固定具合は抜群です。滅多にズレません。その反面、結果としてベルトが二重になって厚みが増すためにヒジ、ヒザの裏の肌に負担がかかり、アザができることさえあります。この点は個人によって差があります。個人的な見解としては、SWATでよく使われているためにSWAT装備の見た目ではALTA。身体へしっかり固定させたいならHATCH。HATCHにはOD色もあるのでサバイバルゲームでは有利でしょうか。

 しかし一般に山林のフィールドで行われることが多いサバイバルゲームにおいてはカップの材質はそれほど重要ではなくなってきます。地面が土なのでプラスチックでも大して苦になりません。剥き出しになった木の根や石から保護できればいいわけです。私は逆に山林のフィールドで行うサバゲに関してはALTAやHATCHのニーパッドのカップの大きさが気になります。ですから普段のゲームではインラインスケート用のプロテクターを使用しています。(ALTA、HATCHとスケート用のニーパッドを写真で見比べればカップの大きさの違いが分かると思います)

プロテクター4 他にSWATでは左の写真のようなカップ無しの筒型のエルボー・ニーパッドを使用しているところも少なくありません。また、レッグガード(スネ当て)を装着しているSWATもあります。日本国内ではHATCHのタクティカル・レッグガードなどが販売されています。

グローブ

グローブ 写真は上からプロテクター付ハーフフィンガー・グローブ、革製ハーフフィンガー・グローブ、迷彩のフルフィンガー・グローブです。プロテクター付のグローブは多少銃を握り難い感はありますが、慣れれば大丈夫です。フルフィンガー・グローブは利き手の人差し指のみ短くカットしてあります。これは特にスナイパーがよく行うことですが、トリガーの感触は指で直接感じたいためです。屋外のフィールドではやはり素手よりグローブを使用した方が良いと思います。OD色の軍手も販売されています。

 ハーフフィンガーの方がフルフィンガーより細かい作業をするには向いていますし、外観的にもSWATや特殊部隊的な雰囲気を持ちます。確かにSWATでもハーフフィンガーのグローブを使用しているところはありますが、危険を伴うような現場で好まれるのはフルフィンガーのグローブです。それは汗止め、滑り防止とともに、やはり手を保護するためです。したがって素材は耐火性のあるノーメックスが好まれます。これは他の項でも書きましたが、フラッシュバングなどを使用した際に火の粉から身を守って作戦に支障が生じないようにするためです。突入班内でフルフィンガー、ハーフフィンガー、さらには素手と各自バラバラな場合がありますが、私見ではポイントマン、ブリーチャーなど隊列で前方に位置する隊員ほどフルフィンガー、レア・セキュリティーなどはハーフフィンガーを使用しているようです。LAPDなどは全員がフルフィンガーです。

シールド

シールド 見た目そのまま抗弾盾、シールドです。SWATでも日本の機動隊のようにシールドを使うところがあります。写真では書かれていませんが、多くは表側に「POLICE」などと書かれています。シールドには前方をうかがう事のできる覗き窓、そして最近ではシェアファイアを取り付けているところが多いです。

 以前サバイバルゲーム用にレプリカのシールドが販売された記憶がありますが、サバイバルゲームではヒットの扱いに困るのでまず使われません(装備品扱いになってシールドに当たってもヒットになると思います。これではシールドの意味がありません)。

BACK(リンク) NEXT(リンク)
[HOME]

 

バナー