観戦レポート2002

●7月6日:acom Middle Distance Challenge 第5戦(神奈川・平塚)

 第5戦は、平塚で開催された関東学生新人の中で男女2000mが行われた。私はこの日、町田で開催されたエブリバディ・デカスロンに出場し、16時終了してから平塚に急いで向かった。さすがに、17時20分の女子2000mのスタートには間に合わなかったが、何とか女子2000mのラスト400mに間に合った。日本記録更新最有力の田村育子(グローバリー)が欠場だったため、早狩実紀(KIコーポレーション)の独走だった。ラスト1周に70秒かかり、5分53秒70でフィニッシュ。従来の日本記録(5分54秒30)をわずかに更新した。
 次に行われた男子2000mには、6月30日の第4戦の1500mで3分40秒を突破した小林史和(NTN)、同レースで惜しくも3分40秒は突破できなかったが自己新記録で走った小林哲也(福田組)木實淳治(八千代工業)、社会人1年目で教育実習後の徳本一善(日清食品)ら有力選手が出場。最近連続して好記録で走っている小林史和が日本記録更新するだろうと思っていたが、結果はやや意外だった。今回のレースも800mの選手がペースメーカーになってスタート。200mを29秒で通過。いいペースだ。400mもほぼそのままのペースで60秒を切って通過。その後200m30秒少々のペースで走り、1000mを2分31秒で通過。そこでペースメーカーがコースアウト。ここからレースが始まった。1200mの通過が3分2秒台と少々ペースが落ちた。そのあたりから先頭集団は小林史、小林哲、木實、徳本、大森輝和(くろしお通信)らに絞られた。注目した小林史は前回の1500mほど動きはよくない。それに比べ、集団の後方にいた徳本は表情に余裕があり、先頭をうかがっていた。1600mを4分7秒台で通過。この400mに65秒もかかってしまい、日本記録更新が厳しくなってきた。徳本が先頭に立ち、後続の選手は全くつくことができない。ラスト400mを60秒切れば日本記録更新だったが、徳本の走りにいつものキレがなかった。それでも徳本は後続を引き離し、独走で5分08秒58でフィニッシュ。1977年に重成敏史(順大)がマークした5分08秒2の日本記録に惜しくも及ばなかったが、後続を約5秒も引き離した。注目の小林史はラストの切れもなく5分17秒16の4位でフィニッシュ。連戦の疲れか。それともやや気温が高かったせいか。平凡な記録に終わった。
 今回は教育実習明けの徳本が、最近好記録で走っている選手らを見事に打ち負かし、力のあるところを示したレースだといったいいだろう。重成敏史が2000mで日本記録をつくった年に1500mを3分41秒台で走っていることから考えれば、徳本も3分41秒台は確実、3分40秒突破も可能性大だ。今後誰が男子1500mの日本記録を突破するのか目が離せない。(清治よ、早く復活してくれ〜!)