Home| 膠原病全体の説明 |
| 膠原病の発病 |
体質と素因膠原病になりやすい体質というものがあるが、それを持っているからといって必ずなるわけでもない。 免疫の異常排除する必要のない自分自身の体の成分を外から侵入した異物と勘違いをし、免疫反応を起こしてしまう。 そして、その免疫反応が止まることなく持続するのが特徴。なぜ免疫が異常に動くのか
まだ正式な段階ではないが、現在では、以下の考えが有力視されている。 健康な人であっても、もともとは自己の成分に対して反応するTリンパ球や抗体をつくるBリンパ球が存在する。この場合は、必要に自己抗体がつくられないようなしくみが身体の中で働いていて自己抗体が表に出ないようになっている。
このしくみに異常が起こったり、防備がうまくいかなかった時に、自己抗体が大量に生産されてくる、というもの。
環境因子感染症(特にウイルス)、薬物、紫外線(日光)照射(特に全身性エリテマトーデス)、妊娠・出産・寒冷・外傷・外科的手術、異物注入(美容整形含)、ストレス、など。 女性ホルモン、加齢の低下による免疫能力の低下
| 治療法 |
非ステロイド抗炎症剤(非ス剤)多発性関節炎と関節の機能障害をみる慢性関節リウマチでは、最初に用いられる薬。免疫調節剤(抗リウマチ剤)と呼ばれる寛解導入薬と併用することが多い。
副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)ステロイド薬は、身体の中の副腎(腎臓の上にある小さい器官)という臓器から分泌されているホルモン。強力な抗炎症作用をもっている。炎症は劇的に短時間で抑えられるが、代謝やホルモン作用などが副作用として出現する。
副作用には重いものも含まれるので、慎重な投与が必要。_
全身性エリテマトーデスでは、急速に進行するネフローゼ症候群、頻繁にくりかえすけいれん発作や意識消失などをみることがある。 この場合、時にパルス療法(メチルプレドニゾロン1日0.4〜1グラムを3日間投与)が行われる。♪注意!♪
ステロイド剤は勝手に服用を中止したり、量を減らすことは厳禁。必ず主治医の処方する量を守ること。 服用を中止すると、自分自身の副腎からステロイドが分泌されるまで数ヶ月かかるため、その間、経口から注射でステロイド薬が補充されないかぎり、ステロイドが不足の状態になる。 そうすると、ショック状態に陥り、発病した時のような状態に戻る、もしくはそれ以上の重篤な状態になる。ステロイドの減量は、数週間〜数ヶ月かけて減量していく。そうすることにより、副腎も同じくらい期間をかけて、徐々も機能を回復し、少しずつステロイドの分泌量が増えていく。♪軽い副作用♪・ムーンフェイス(顔に水がたまり、丸くなる)・多毛・にきび・筋萎縮・紫斑・皮膚線条♪大きい副作用♪(合併症も参照)・胃潰瘍・感染症・精神症状・糖尿病・骨粗しょう症、骨壊死・副腎機能低下(離脱症候)免疫調節剤(抗リウマチ剤)
多くの場合慢性関節リウマチに用いられる。非ス剤と併用して用いられる。免疫抑制剤
非ス剤抗炎症剤と抗リウマチ剤、ステロイド薬で十分効果がみられない場合や、副作用でそれらの薬が使用できない場合に用いることが多い。 しかし、ウェゲナー肉芽腫症と結結成多発動脈炎の場合、ステロイドと併用する場合がある。血漿交換療法
血液のなかを流れる自己抗体や免疫複合体、炎症にかかわる有害物質などを機械的に除去して、病気の進行を抑え、病気を改善する治療法。
薬物による治療法とは異なる。漢方治療薬
・・・現在(2002年)、私は漢方薬の治療を受けてます。もちろんメドロール(ステロイド)と一緒にです。 免疫抑制剤を拒否したところ、漢方薬を処方されました。今のところ、副作用はありません。♪私が飲んでる漢方薬♪
サイレイトウ(ツムラ)→慢性疾患の炎症を抑える
ジュウゼンタイホトウ(ツムラ)→疲労回復
レーザー治療
私自身、詳しいことはわからないのでここでは詳しく書きません。
膠原病に含まれる病気
膠原病に含まれる病気↑クリック(別ウインドウが開きます)別ウインドウには以下の説明があります。・慢性関節リウマチ(RA)・全身性エリテマトーデス(SLE)・強皮症(PSS)・多発性筋炎・皮膚筋炎(PM・DM)・シェーグレン症候群(SJS)・混合生結合組織(MCTD)・結節性多発動脈炎(PAN)・リウマチ熱(RF) 膠原病に近い病気ベーチェット病、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬性関節炎、リウマチ性多発筋痛症、アミロイドーシス、サルコイドーシス、ウェーバー、クリスチャン病、多発性軟骨炎、変形性関節症、通風、繊維筋痛症候群、慢性疲労症候群
合併症
↑クリック(別ウインドウが開きます別ウインドウには以下の説明があります。・感染症・無菌性骨懐死・骨粗しょう症・白内障、縁内障・その他
妊娠、出産
- 病状が長期間良い状態(10ヶ月以上)で、かつ予想されること。
- ステロイド薬が投与されている場合は、維持量(ブレドニン換算で 15mg/day以下)であること。
- 膠原病による重い内臓の障害がないこと。
- これまで、ステロイド薬による重い副作用がないこと。
- 免疫抑制剤が用いられていないこと。
- SS-抗体、SS-B抗体(抗核抗体の中にある)、抗リン脂質抗体 (ループス抗凝固因子、カルジオリピン抗体など)が陰性の方がよい。
・・・抗リン脂質抗体は、自然流産や死産を起こす要因となるので 注意が必要。↑抗リン脂質抗体症候群については、「全身性エリテマトーデスの説明」で説明しています。
医療費負担について
膠原病に含まれる多くは、厚生省で指定する特定疾患に該当する。 認定されると医療費の公費負担を受けることができる。 それらの疾患は、全身性エリテマトーデス、悪性関節リウマチ、 強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、混合性結合組織病、多発性動脈炎、 ウェゲナー肉芽腫症、シェーグレン症候群(東京都など一部の地区) 、ベーチェット病、大動脈炎症候群(高安病)など
医療費の受給を受ける場合は、保健所にある 「特定疾患医療費受給者票交付申請書」 に医師の診断書と住民票を添付し知事に申請する。
今後の展開(全身性エリテマトーデス)
何十年前までは、膠原病という病気はガンまではないにしても、 告知をするのが難しいと言われるほど、重篤な病気だったそうです。 昔は薬の増減方法を医者も完璧にはわからないまま治療していたため、 寛解と悪化の間隔が短かすぎたのが原因だそうです。 でも、最近は(特に全身性エリテマトーデス)治療方法も改善され、 軽症化されてきています。死ぬのも稀だそうです。 そして、予後も急性から慢性に経過する病気に変わりました。 生命予後も昔とは比べものにならないほど、改善されてるそうです。 普通の人と同じように生きていける病気になりました。 これからは移植などの研究も進んで、いずれは完治する病気になりうる ということです。 こうやって軽症化されたのも、今まで苦しんだ人達がいたからこそだと思います。 それを忘れずに、さらに私も良い状態を保てるようにしたいと思います。
参考資料:「膠原病を克服する」著者:順天堂大学医学部教授 橋本 博史上記はあくまでも参考として捕らえてください。