父の躁鬱病と家族
 
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父の躁鬱病の症状
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そのとき家族は
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父の躁鬱病の症状
 
1. 鬱状態のとき
1999年頃からの症状を簡単に書きます。鬱状態はいろいろな本やいろいろなHPに詳しく載っており、それらとほとんど一緒です。
●行動の憂鬱化
朝起きてボーッとしている。起きてもすぐまた昼寝している。着替えないで一日中パジャマを着たままずっと家にいて、外に出なくなる。気分が伏せぎがちで、笑ったり怒ったりの感情がなくなる。何にも興味がなくなり、釣りやバイク、スポーツクラブも辞めてしまった。憂鬱で人に会いたくないらしく、姉一家が夏休みや暮れに泊まりに来ると言っても、「なんで来させるんだ。断れ。」と言って無意味に反対していた。

本人は最初「胃が痛い」、「夜寝つけない」と思っていたようで、胃腸科に通って胃の薬を飲んでいたようだが、胃腸科の先生に薦められて診療内科に通うようになり、眠れるお薬を出してもらうようになった。3年くらい処方していただいていた。2001年くらいから段々良くなってきて、2002年の秋に薬の服用を中止した。

 
2. 躁状態のとき
2002年の年末頃からの状態を簡単に書きます。元々頑固で細かいことにうるさい「昔ながらのオヤジ体質」なので、「きっとそれが歳を取るにつれてますます偏屈になってきたのだろう」とばかり思っていました。でもあまりにも家族との折り合いが悪くなってきて、家族と普通に生活できなくなってきたので、「これは何か病気なのではないか」と思っていたら、実は「躁鬱病」でした。あなたのお父さんも、もしかしたらそうかもしれません。比べてみてください。
●行動の活発化
・元気一杯、やる気満々になり、何にでも首をつっこみ手を出す。家族の生活にもいちいち干渉する。「やる必要がないのではないか」と家族のみんなが感じることも、家族への相談なしに勝手に決めて即実行する。

・今日やらなくてもいいような些細なことを何個もメモに列挙し、「見てくれ」とばかりにこれ見よがしに自分の机に貼り付けている。またそれをすぐに実行しようとする。または人に実行させる。

・鬱のときは毎日午前中は昼寝していたのに、今は朝早くパッチリと起きては、夜中まで休むことなくパソコンをやったり、出掛けたりして(一度出掛けてすぐ帰ってきて、また出掛けてまた帰ってきてを何度も繰り返す)、四六時中休むことなく何かやっている。夜一旦寝てから夜中すぐまた起きて、きちんとパジャマから洋服に着替えて作業を再開したりする。

・ 車を運転しているときに、車の運転が荒くなり、周囲の車に怒鳴ったりする。また、車の停め方ひとつでご近所の他の車に文句を言ったり、注意書きの張り紙をフロントガラスに貼ったりする。妻がそれに対してやめるように言ったら怒りまくった。

・写真のデジタル化…妻の若い頃や姉の子供の頃の古いアルバムを押し入れから引っ張り出してきて、全部台紙から引き剥がし、スキャナで取りこんでCD-ROMアルバムにする。剥がした古い写真は全部ビリビリに引き裂いてポイと捨てる。(これを電話で聞いた姉は泣き出した。)

●尊大化
・自分が誰よりも優れていて尊敬されている素晴らしい人間だと思うようになり、自分の意見を押し付け、他人の意見に聞く耳持たずになる。「俺は一家の主だ、家長だ。だからこの家は俺のものだ!」と豪語する。今まで家庭内のことは母に任せきりだったのに、家庭内のこと全てを取り仕切ろうとする。

・周囲の人の些細な意見や態度に過敏に反応した。「俺の人格を否定された、自分を理解してもらっていない、自分以外は敵だ。」と言い出し、「自分は正しい。おかしいのはみんなのほうだ。うちの家族は絶対におかしい。」と言う。特に二女(私=筆者)に対して敵意を持っており、二女に対しての不満を長女に長文メールで毎日のように送ってくる。

・女性蔑視である。「女性は、”はい、はい”と言って主人に跪いて従っていればよい。学問は必要ない。女性は自立しなくて良い」と言う。二女の現代的なワーキングウーマンの態度については、非常に不満に思っているらしい。

・全部自分のものにしたがる。(家や持ち物、または物ではなく権利など)

●雄弁・多弁
・非常に雄弁で早口になり、誰彼かまわず一日中大きな声でしゃべりまくり、部屋のドアをしめていても他の部屋まで響き渡るような大きな声で話す。矢継ぎ早なので、周囲は口を挟めないほどである。偉そうなしゃべり方で独壇場である。もめたとき、家族と埒があかなくなり、「もう寝ようよ」と言ったら、「いや、俺は朝まで討論する!」と言い出した。

・自分の発言を少しでも遮られると、激怒する。かといって周囲が黙っていても激怒する。遮ると「黙っていろ!」と言うし、じゃあ黙っていようと思うと「無視するな!」と言う。

・電話やメモが非常に多くなり、知り合いをはじめ、何十年も会っていないような昔の知人、また第三者にまでもあちこちに電話をかけまくったり、電子メールを出したり、FAXを送ったり、メモ魔になったりする。家族に対して、毎日口頭以外にもメモで文句を言ってくる。こちらが仕事中で忙しいというのに、家庭内のことを延々メールに書いて会社宛に送ってくる。家に帰ると私や弟の部屋にメモで長々と忠告が書いて貼ってある。

・あまりにも電話魔になったので、IP電話にすると言い出し、IP電話の実験をし出す。

・何十年も前のことを事細かく覚えていて、それに対して今更「あーだった、こうだった」と文句を言う。

・年賀状に延々自分の最近の活動状況や体調など(年賀状に書くようなことではないプライベートな内容)を虫眼鏡を使わないと読めないような小さな字で書き、他人に知らしめる。

・私(二女=筆者)の発言に対して非常に頭に来たらしく、会社宛に脅しまがいのメールが何度も来た。

<原文引用>
先日の発言を訂正し 謝罪せよ
当方は現状の関係で なんの問題もないが
おまえは この状態では困るはずだ
Aちゃん(孫=私の息子)の面倒が見られなくなるよ
我が家にいられなくなるよ
それでもよければ 謝る必要はないが
いずれにしても はっきりせよ

「負けるが勝ち」
という言葉をしっているだろう
もう一度 よく意味をかみしめよ
「理屈では人は動かない」
なんども言っているが 人は心で動くものだ
「私は預かってもらっている身だから」と
発言を控えるべきである
立場をわきまえよ
面と向かって話すのがしゃくにさわるから
メールした

●他人への干渉
・妻の実家の問題を自分が仕切りたがる。「俺は妻の夫なんだから、妻の実家のことを俺が仕切るのは当然だ」と言い張る。妻の実家は大変迷惑していても、本人はそれには全く気がつかない。いい事をしていると思い込んでいる。

・部屋の片付けや家中の整理整頓。勝手に人の部屋まで掃除をしたり、人のものを勝手に捨てる。掃除をしろと指図する。

・家族の趣味への口出し。母のカラオケの趣味に口出し、「もう家では歌うな!」と激怒したりした。

・孫の子育ての取り仕切り。私の子(父の孫)の世話を取り仕切り、「あーしろ、こーしろ」と事細かく指図する。小舅のようである。

・ご近所や親戚の家のことにまで首をつっ込む。

●浪費化(金遣いが荒くなる)
・非常に浪費になり、高価なものを金に糸目をつけずどんどん買ってくる。何十年もプレゼントなんてしてくれたことなかったのに、急に母や私の誕生日プレゼントを買ってきたり、お年玉をくれたり、生保や損保の保険のパンフレットをどんどん取り寄せ、新契約もする。住宅のパンフを取り寄せたり、実際に展示場に見学に行ったりする。

・今まで服装に気を遣ったことなかったのに、自分で服や靴などを買ってきて、綿のカジュアルシャツなどもアイロンまでかけている。

・OA機器やパソコンのスペックアップ。最新のOSや何万円もするソフト、デジカメやDVD機器などをバンバン買ってくる。また、インターネットの回線も太くした。何十万円もする最新のカーナビも買ってきて取りつける。車に盗難防止の防犯装置を取り付けた。ハンディレコーダーを買ってきて、お客さんとの打ち合わせのときに会話を全部録音し出した。

●アイデアが豊富に湧き上がってくる
・豊富なアイデアが次々沸いてきて、即実行しようとする。NHKをはじめ、あちこちのテレビ局の視聴者センターや、パソコンメーカーのサポートセンターなどに一日中電話しまくり、「あの番組はどうだったこうだった」と意見を言ったり、また「こういうふうにしたらどうか」と提案するが、その後返事が来ないため、再度TELして「せっかく問題を指摘してあげたり、素晴らしい提案をしたのに、なぜ返事が来ないのか!!」と、電話オペレータに激怒する。また、FAXでパソコンサポートセンターに質問を送って、返事が一日こないだけで「私はきのう何時何分にFAXを送ったのになぜ返事がすぐ来ないのか!今すぐ調べてくれ!」と激怒したり、電話を少し待たされたり保留にされたりしただけで激怒し、「責任者を出せ!」と言う。1回の問い合わせに30分も1時間も一方的に話しまくっている。

・発明学会に加入。真剣に発明で一旗挙げようと思い込んでいるようで、あれこれ本を読んだりして研究している。

●その他
・自分が言ったことやしていた事を忘れる。自分がメールに書いたことや発言したこと、またトイレを流すのを忘れたり、お風呂のフタを閉めるのをすっかり忘れ、後から入る人が困るということがたびたび起こる。(これは、次から次へどんどん発想が進んでしまうため、今自分が言ったことやしていることをすっかり忘れてしまうらしい。)

・特別何もダイエットしないのに、1年で体重が5kg減った。本人は喜んでいたが、これは活動が活発になってエネルギーをどんどん消費し、でも寝食を忘れて活動するため、痩せてくるらしい。

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