父の躁鬱病と家族
 
〜目次〜
プロフィール
父の躁鬱病の症状
相談に行こう
治療方法とその経過
そのとき家族は
今後の展開
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相談に行こう
我が家と同様に困っている方は、家族だけで悩んでいないでできるだけ早く専門機関に相談に行きましょう。精神科の敷居が高ければ、保健所の精神衛生相談窓口でもいいです。きっと何か糸口が見えてきます。
 
●保健所の精神衛生無料相談へ行く
2002年の年末から2003年の半ばくらいまで、本人は至って快調のようでしたが、嵐のような毎日になってしまい、周囲の家族は振りまわされて心身ともにとても疲れてきてしまいました。

このままではまずいのでなんとかしなければと思い、どこかに相談できないかと思って探したところ、市の保健所で精神衛生無料相談があるのを知りました。予約制です。

さっそく電話すると、保健婦さんが電話に出てくださいました。簡単に症状を話し、大変困っているという旨を伝えると、「できるだけ早く相談に来てください」と言われ、母と姉と私の都合をつけて、再度電話し、その週に予約を取りました。1月下旬のことです。

カウンセリングの当日は話すだけで時間がなくなってしまうだろうし、きっと話し漏れてしまうこともあるだろうし、聞きたいことを聞き漏れてしまうといけないと思ったので、このHPの「プロフィール」と「父の躁鬱病の症状」に書いた内容を事前にドキュメントにして数部プリントアウトし、持参することにしました。

当日になりました。姉の旦那さんも仕事の都合をつけて一緒に参加してくれました。何かあったときは、やはり父と同じく「長男で一家の長」の立場である姉の旦那さんの力が必要だ、と姉の旦那さん自身が思ってくれたのです。先生のカウンセリングの前に保健婦さんのヒアリングがあり、そのときに作成したドキュメントを渡しました。「大変よくまとまっていて、非常にわかりやすい。こういうのがあるとカウンセリングにたくさん時間が取れるので助かります」と誉められました。

先生とのカウンセリングが始まりました。先生は市内の精神病院の院長先生で、他に保健婦さんが3名いらっしゃいました。先生はカウンセリングが始まる前にドキュメントに目を通してくださっていて、カウンセリングが始まって話もよく聞いてくれました。一通り話を聞いてくださると、「お父さんは間違いなく躁鬱病です。しかもかなり重度です。」とおっしゃいました。予想はしていたものの、先生からずばり言われるとやはりショックで、しかも「重度」と言われたので驚きました。重度というのは、その状態によっては即入院させて治療したほうがいいとのことみたいです。母はとてもビックリしていました。

先生に、「今は大変よく効くいい薬があるので、できるだけ早く薬を飲ませることが一番大事です。」と言われました。ただし、今現在は患者本人は絶好調と思っているため、病識(自分が病気であるという意識)は全くなく、病気だと告げても絶対に信じないでしょうから、病院に連れていくこと自体無理でしょうし、薬を飲めと言われても飲まないでしょうから、家族の誰かが内緒で精神科へ行って、薬を出してもらってください、と言われました。精神疾患の場合は、患者本人が診察を受けなくても、家族の診察で処方箋が出てお薬をもらうことができます。もちろん保険証は患者が記載されているものを持っていかなければなりません。薬は無味無臭無色のさらっとした液体(お水みたい)で、一日に1回、本人に内緒で食事に混ぜて服用させます。お味噌汁やお吸い物など、全部飲んでしまうものがおすすめとのことでした。

それと、薬を飲み始めれば落ち着いてくるでしょうけれど、数ヶ月かかる場合もあると言われました。その間の家族の対応として先生から言われたことは、下記のとおりです。

・何か言われても「はい」とか「あら、そう」などと返事だけして、そのまま右から左へ聞き流す。
・頭に来ても、「お父さんは病気のせいでこう言っているんだ」と思い、我慢する。
・状態の変化をよく観察して日記などにつけておく。
・落ち着いて来て、聞く耳持つようになったら、本人に病気のことを話してみる。

「聞き流す」というのは、そうしないと家族のほうが参ってしまうので、自分も大事にしてください、ということです。また、状態の変化をよく観察して日記などにつけておくことは、変化の度合がよくわかるし、後日診察時などに役に立つのでおすすめですと言われました。

非常に良いカウンセリングで、大変ためになり、また専門の先生や保健婦さんに話しを聞いてもらうことで、少し肩の荷が下りたような気がしました。また、少しばかり希望が見えてきました。

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