【2】催眠にかかったとき        索引へ戻る         
 

    セラピストによってあなたが催眠に入っても、あなたの意識ははっきりと残っています。
    そこにはセラピストの誘導催眠を許しているあなたがいます。
    
        セラピストがもしここで、あなたに「私が指を鳴らしたらワンと犬のように鳴きます。」と暗示をかけたとしても、あなたは必ずそうするとは限りません。
    
        その理由は、催眠状態のあなたが、その暗示を拒否できるからです。
    あなたの意識はその暗示をはっきりと聞いています。
    
        でも「犬のようにワンと言ってもいいや。」とあなたが思うと、指をならされるとすぐ暗示されたように「ワン」といってしまいます。
    
        あなたに許可された暗示は、あなたの潜在意識にすり込みされ、条件暗示として表現されます。
    もしここで暗示に対して許可しようかどうか迷っているとしたら、指をならされても「ワン」とは言いません。まだ潜在意識にすり込みされていないからです。
    また、すり込みされてしまっている場合はどうでしょうか。
    指をならされるたびに「ワン」と言うのでしょうか。
    いいえ、指をならされると「ワン」と言う衝動にかられると思いますが、意識が働いて「ワン」とは言わないでしょう。
    このようにあなたの意識は催眠中も働いています。

    でも、すり込みされた暗示(記憶)はことある毎によみがえります。
    (セラピストはこのような暗示はしません。もししても覚醒の時には解除します。)