セラピストによってあなたが催眠に入っても、あなたの意識ははっきりと残っています。
そこにはセラピストの誘導催眠を許しているあなたがいます。
セラピストがもしここで、あなたに「私が指を鳴らしたらワンと犬のように鳴きます。」と暗示をかけたとしても、あなたは必ずそうするとは限りません。
その理由は、催眠状態のあなたが、その暗示を拒否できるからです。
あなたの意識はその暗示をはっきりと聞いています。
でも「犬のようにワンと言ってもいいや。」とあなたが思うと、指をならされるとすぐ暗示されたように「ワン」といってしまいます。
あなたに許可された暗示は、あなたの潜在意識にすり込みされ、条件暗示として表現されます。
もしここで暗示に対して許可しようかどうか迷っているとしたら、指をならされても「ワン」とは言いません。まだ潜在意識にすり込みされていないからです。
また、すり込みされてしまっている場合はどうでしょうか。
指をならされるたびに「ワン」と言うのでしょうか。
いいえ、指をならされると「ワン」と言う衝動にかられると思いますが、意識が働いて「ワン」とは言わないでしょう。
このようにあなたの意識は催眠中も働いています。
でも、すり込みされた暗示(記憶)はことある毎によみがえります。
(セラピストはこのような暗示はしません。もししても覚醒の時には解除します。)