| 人格の形成 人は皆、他の誰でもない自分があります。これを自我ともいい、アイデンティーティーとも言います。平たくいえば人格と言っても良いでしょう。この人格の核になっているのが気質です 。気質は遺伝的生物的なその個人特有の特性ですから、一生涯を通じて変わることはありません。神経質な人は生涯神経質で、大ざっぱになることはありません。 気質の研究ではその類型は様々ですが、分かりやすい類型で2大気質というのがあります。それは臆病と大胆です。臆病は内気、敏感、神経質で、大胆はその反対です。 洗濯物を干すとき、干したシャツやタオルが斜めになっていても平気な人と、そんなことは絶対に我慢できなくて、端っこをきちんと揃える人とがいます。大胆気質の人は洗濯物が揃えていなくても脳 が不快と感じないので気にとめませんが、臆病気質の人は不快極まりないので、家族のものがそんな干し方をしていると必ず直します。 いずれも前者は大胆気質で、後者は臆病気質といえそうです。自分自身の脳が不快になるかどうかが分かれ目です。 風船をいっぱいつけてどこかへ飛んでいって未だに行方不明の風船おじさんは、大胆気質に属するでしょう。テレビのクイズ番組にみのもんたが司会をする「クイズ&ミリオネア」という1000万円に挑 戦する番組があります。750万円獲得しあと1問正解で1000万円というとき、4択の答えが全く分からないのに、感で勝負して750万円をふいにする人と、賢明にもドロップアウトして750万円を獲 得する人とがいます。これも気質のなせる技です。この気質が極端に偏ると、人格障害に陥って周りの人が被害を被ることになります。通常の人はやや大胆か、やや臆病気質という正常カテゴリーに属します。 この気質を核に、生活環境や親の教育によって培われる情緒的、意思的な特徴的側面が性格といわれるもので、この性格は幼児期までに形成されると言われています。 真ん中が気質 その次が性格一番外側が人格 幼児期以降、この気質や性格の影響を受けつつ、個人の成長とともに発展・変化していく一貫性と持続性をもった思考や行動が人格といわれるものです。 このように考えると、私たち一人ひとりの表現や行動が違っているのがよく理解できますし、気質が両極端に偏っていれば、それが病的になる意味も分かるような気がします。 トップページへ |