「オルタナティブ」
|
「思想史的な」意味合いを含む言葉なので,説明は必ずしもやさしくはできないのですが, 上野圭一著「代替医療」に頼りながら書いてみることにします。 はじめに「対抗文化」(カウンター・カルチャー)ものを説明します。これは1960年代半ばから 70年代にかけて北アメリカにおこり,ヨーロッパ諸国,オーストラリア,ニュージーランド,日本 などに飛び火して広がった,若者たちの反体制的な思想や価値体系,ライフスタイルのことを 指すのがふつうです。 こうした若者たちが脱出しようとしていた「日常的世界」は,解決を先延ばしにしていた人種 問題が噴出し,レイチェル・カーソンが「沈黙の春」で予見した公害問題があらわになり, キリスト教を支えとした国家的使命が泥沼のベトナム戦争によって疑問視されはじめていた。 このような現代文明の暴走に深刻な危機を感じた彼らの,「この文明の犠牲者にはなりたく ない。なんとかして生き抜いてやるぞ」という決意が結実したのが「持続可能性」(サステナ ビリティ」という思想でした。 つまり「大量採取・大量生産・大量消費・大量廃棄」という非持続的な悪循環を支えるアメリカ 的ライフスタイルにとってかわるべき,よりエコロジカルで,より持続可能な社会を提起しはじ めた彼らは各種の代案をつぎつぎと具体化させていきます。その膨大な代案のリストに共通 する,いわば分母となり思想が「オルタナティブ」だった,というわけです。 その対抗文化の運動の中から生まれたもののひとつが「代替医療」と理解しておいてください。 |
「オルタナティブ・
|
この項も上野圭一さんの著書に頼らせていただきます。 大量生産による工業製品の「オルタナティブ」は,いうまでもなく「手仕事の復権」だといいます。 「プラスチック(ビニール)製品を嫌悪して自然素材を愛し,衣食住に必要なものの多くを自然素材 による手づくり製品でまかなおうとする人たちが無数にあらわれました。もともと『可塑性のある』 『成形的な』というニュートラルな意味しかなかった『プラスチック』ということばに『にせものの』 『まやかしの』といった否定的な意味を付与したのも対抗文化の人たちでした」というわけです。 |
「だいだいメモリ」 |
この「だいだいメモリ」は,プラスチック製品にすると「オルタナティブ・グッズ」ではなくなってしまいます。写真はとりあえずの紙製品なのですが,木製で ある程度の量産ができないか,どなたかお知恵を貸していただければありがたいと思っています。 |
![]() |
食べたものの種類と量をわかっていないと,いわゆる「食事療法」は成り立ちません。逆にいうと,それをどうやったら簡単にできるかが食事療法が続くかどうかの決め手になりま |
「海からの木精」 |
左から 「乳をふくます」「抱擁またはくちづけ」「仏頂面」「悲しい三つ目小僧」 「ほお寄せ合う」「波頭」,下は「ストコフスキーの髪型をしたカラヤン」 大きさは最大で10センチほどです。 |
![]() |
![]() |
| 写真ではよくわからないかもしれませんが,材料は海岸で拾った「流木」 です。台座も流木でできています。すべて10年ほど前に約2年住んでいた北海道浜益村で思いついてつくった“作品”です。 同じものが二つとつくれないという点で,絶対オリジナル商品であり,究極のロー・コスト商品でもあり,いままでの工業化製品とは一線を画するオルタナティブ・グッズであり,さらに誰にでもつくれるというものではなく・なんでもない流木の中に何を見出すか創り手の感性にかかっているという意味で,「芸術品」です。 書いていて,やっと気がついてきました―― 「海からの木精」たちが「霊性」にはたきかけてくる。続きは,考えて,また書き足します。どうも単純な商品ではなさそうです。【ちなみに「海からの木精」は,浜益村の喫茶店と札幌のデパートに置いて,1週間で200個ほど売りました。単価は500円でした】 |
![]() |
「年の差計算尺」 |
あらためてご紹介することにします。 |
| 以上の「オルタナティブ・グッズ」の制作と販売は,ぼくには時間もないので どなたか希望なさる方にお任せしたいと思っています。ただし条件があって「オルタナティブ」の意味を理解していること,そして「地域だいだいクラブ」の運営をしていただける方に限らせていただきます。 |