リウマチの”国産新薬”・・・・・・・・・・<開発に成功>’02.10.22


 関節リウマチの新薬開発に大阪大健康体育部(免疫内科)の吉崎和幸教授西本憲弘助教授らが成功し、臨床試験(治験)で有効性を確認した。有望な"国産新薬”の登場は異例で、70万人といわれる患者に朗報となりそうだ。   ・・・・・・(読売新聞より)



 リウマチは、関節を包む滑膜(かつまく)が炎症を起こし、痛む病気。この炎症は、免疫にかかわる生理活性物質「インターロイキン(IL)-6」が、滑膜の細胞の表面にある受容体に取りつくことで起きることを、岸本忠三学長(当時細胞工学センター教授)らが発見した。
吉崎教授らは、この受容体に「ふた」(抗体)をして炎症や病状進行を抑える新薬MRA」を開発した。
 

治験では164人の患者を対象に、MRAを体重1キロ当たり8ミリ・グラム、4ミリ・グラム、薬効のない偽薬をそれぞれ投与する3グループに分け、効果を比較。12週間後、痛む関節の数が減るなど改善した患者は、8ミリ・グラム投与群で78%、4ミリ・グラムは57%で、偽薬の11%より高く、従来薬の20―60%と同等以上だった。

 副作用としては、風邪など軽い感染症にかかった患者が2割ほどいた。来年初めにも最終段階の治験を行い、2005年ごろの発売を目指す。

 リウマチ治療薬を巡っては、次世代の主役と期待される「抗体医薬」の開発競争が繰り広げられている。免疫の関連物質を使って特定の細胞を狙い撃つ薬で、MRAもその一つ。

 吉崎教授は「寝たきりにつながる足の関節破壊は、従来薬では防ぎきれなかったが、この新薬なら予防可能になる」と話している。

(10月22日14:31)・…読売新聞より


「この記事を読んで」・・・・・・・(管理人)
〜患者さんとその家族のかたへ〜
 少し明るい光が、見えてきましたよ。  副作用が、軽い症状なのもうれしい事です。