腸の不調
腸は小腸と大腸があり、小腸は5m位、大腸は1m50cmから1
m60cm位あると言われています。大腸は蛇腹状になっていて
蠕動運動を行い、食べた物が胃と小腸で消化吸収されて、その
残りが大腸に送られます。

大腸の右半分で大量の水分が吸収されてます。それまでは液状
であった食べた物が泥状になります。大腸は数百億個とも言わ
れる細菌が分裂と増殖をして、その結果、細胞の死を繰り返し
行います。

腸内細菌は腸に送り込まれて来た繊維質からアミノ酸と脂肪酸
を作り、ビタミンを合成します。これらはミネラルと共に大腸
から吸収されます。

食べた物は大体12時間以内に小腸から大腸に送られて、さら
に12〜16時間でS字結腸→直腸に送られて排泄されます。

これらの働きは自律神経に支配されて自動的になされています。
しかし、ストレス等があると蠕動のリズムが狂い、便秘や下痢
を起こしやすくなります。
快便のためには便意が起きたら我慢しない事が大切です。朝食
を取ると胃が刺激されて、大腸反射が起こり大腸の蠕動が起き
ます。
忙しさにまぎれて便意を我慢していると、脳への伝わりが鈍っ
てしまい、直腸・肛門反射が起きにくくなります。その為に常
習便秘症になってしまいます。
=病的異常のない便秘の症状=
女性と年寄りに多い便秘です。苦痛は余りありませんが、便秘
が長く続きますと頭痛、膨満感、腰痛、吐き気、腹痛が起きま
す。運動や食事等の生活面を改善してみましょう。

  

=病的異状のある便秘の症状=
腸の炎症、腸の癒着、腸の腫瘍などが考えられますが、その場
合は吐き気、血の混じった便、腹痛、発熱等を伴います。
=大腸の病気予防には=
動物性のたんぱく質と、脂肪を取り過ぎない様にする事が大切
です。野菜や穀物そして、植物繊維を多く取る様に心がけまし
ょう。
=大腸ガン=
ガン性の異常な細胞が増えて腫瘍を作ります。日本でも毎年増
えています。
原因は食生活が欧米化した事と、ストレス社会にあるとされて
います。
高脂肪と高たんぱく質の食品は、腸内細菌と結合すると発ガン
物質になります。その為に胆汁酸の影響を受けて、発癌物質で
ある二次胆汁酸を多く作る為です。

その他に若い人のガンは、遺伝性が有るとされています。しか
し、大腸ガンは他のガンに比べると比較的治り易いと言われて
いますので、早期発見に努めることが大切でしょう。
=虫垂炎=
初期症状は腹部上部に不快感があります。吐き気、みぞおちの
痛み、食欲不振、下痢などが出ます。次に下腹部や腹部全体に
強い痛みやが出たり発熱したりします。虫垂炎の原因は解って
いませんが、腸内細菌が異常に増えた為とも言われています。

放って置くと虫垂に穴があき、腸の内容物が腹部全体に出て腹
膜炎を起こします。局所は冷やす事が大切です。以前は手術で
の治療を行っていましたが、最近は抗生物質で炎症を抑える治
療が多くなっています。
治療箱
=下痢=
原因は食べ過ぎ、飲みすぎ、胃酸の欠乏、消化液の欠乏です。
その他には小腸の病気、大腸の病気などが考えられますが、熱
や腹痛が無くて食欲も有る場合は、余り心配は要らないと言え
ます。

食べ物が胃に入ると反射的に腸が動き出しますが、冷たい飲み
物を取ると、腸の反射が過敏になり下痢を引き起こすことがあ
ります。
=便秘=
大腸の中を内容物が通過するのに時間がかかりすぎて起こりま
す。原因は大腸の蠕動運動がうまく働かない為です。腹筋の弱
い老人に多く見られます。

若い女性や神経質な人に多いのは、蠕動運動が強すぎて内容物
が移動しにくくなるケースです。習慣性の便秘には、直腸のと
ころに便が溜まり、出にくくなって便意が起こりにくくなる為
です。

浣腸を頻繁に使用してもこの様な症状が起こります。便秘を解
消するには、食物繊維の多い食事を心がける事が大切です。充
分な水分の摂取と適度の運動も重要です。又、ストレスの解消
も心がけて下さい。
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