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心の医療・心のケア 01

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 01 このパートのはじめに  11 百人百様の病像がある
 02 厄介な人間の心  12 精神疾患と差別
 03 心と身体の関係  13 周囲の人々のこと
 04 脳と心  14 病気は本人の責任ではない
 05 精神医学と心理学  15 心の病と欲望の病
 06 ストレスと外的要因  16 働く女性たちが抱える難問
 07 心の病と苦しみ  17 女医と男医
 08 心の病で受診する  18 セクハラとレイプ
 09 治療者を選ぶ  19 インセスト
 10 患者にとって心の病とは  20 心のキュアとケア



このパートのはじめに

 ご存知のように街の本屋さんには、心の病に関する本がたくさん並んでいます。それをお読みなった方も多いでしょう。
 ところが、現実はこうだというガイドは案外少ないもので、当り障りのない解説書が多すぎるようです。このサイトでは、どこでも書いてあるそんな情報との重複を避け、他とは少し違った視点から心の医療や心のケアについて解説してみたいと思います。
 心の医療に携わる私たちの臨床の現場、治療実践のなかで、多くの患者さんとの出会いがあります。実に多彩な人々なのですが、そうした患者さんとの対話のなかから得られる視点というものがあります。
 専門家の側からの一方通行的な情報提供ではなく、患者さんの声をフィードバックした実践的な心の医療のガイドをできないか、と考えたのが、この「心の医療・心のケア」のパートです。
 受診される患者さんの苦しみや、患者として辛酸をなめた経験には貴重なものがあります。そういう受診者サイドからする見方も多く取り入れています。そのため、やや辛口のガイドになっています。
 これは受診なさろうとする患者さんだけではなく、治療者サイドの方々にも読んでいただけるものです。また心の医療や心のケアについて関心のある方々にも知っておいていただきたいことが記してあります。
 なお、このパートに関連するものとして、このまつい心療クリニックWebSiteの《はあとけあ Archive 》に収録されている「松井律子の診察室」と題する連載エッセイがあります。あわせてお読みください。