在宅酸素療法とは
病気によっては少し動いただけで呼吸が苦しくなる人がいます。これまでは一生入院生活を送ることが多かったのですが現在では在宅でも酸素を吸入することが出来るようになりました。
酸素吸入をするようになると人生おわりだなあと思われるかもしれませんがそんなことは決してありません。酸素を吸いながら仕事をしている人もいますし、むしろ酸素を吸わないで苦しいのに我慢している人より長生きができるというデーターもあるのです。
私たちは、大気中から体内に酸素を取り入れ、炭酸ガスを出しています。しかし、この酸素は体内に貯えることができません。安静にして寝ているときに必要な酸素の量は1分間あたり約250mlといわれていますが、激しい運動時をしたりすると安静時の10倍もの酸素が必要になります。 肺や心臓の病気などの人はさんそをうまく活用できないので不足する酸素を補わなければなりません。 酸素療法とは、濃い濃度の酸素を吸入して充分な酸素を取り込み、酸素不足をおこしている細胞の酸素状態を改善することです。
在宅酸素療法とは、その酸素療法を自宅で行うことです。 酸素ボンベや酸素濃縮器を設置しますが機械については業者が管理、点検してくれますので安心です。在宅酸素療法はここ10年間に急速に普及しすでに6万人近くの人が実施しています。 保険も利く療法なのです。
適応疾患
慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息)
肺結核後遺症
間質性肺炎(肺線維症)
肺癌
じん肺
心臓の病気
神経筋疾患
など
在宅酸素療法の適応基準
動脈血酸素分圧が55torr以下のもの及び動脈血酸素分圧60torr以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症を来す者。医師が在宅酸素療法が必要かつ適切であると判断した患者について、療養上必要な事項について適切な指導を行い、医学的管理を十分行いかつ、在宅酸素療法の方法、注意点、緊急時の措置に関する指導を行った者。

戻る