2004年

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クラニオセイクラル・バイオダイナミクス

2004年1月4日、インドに到着。
フラットはさっさと決まり、日本式に言うと2階でそれほど眺めは良くないが、ベランダも付いている部屋を借りれることになった。木がベランダのすぐそばまで来ているので、比較的気持ちは良い。
さっそく、マッサージテーブルを運び込んだ !

  お家の外観:
木の後のベランダのある
部屋。           


ベランダからの風景:
日差しの加減で、木の色が違う。



部屋:
イスの手前がベランダへの出口。左手前にあるのが勉強机を兼ねたマッサージ・テーブル。   



クラニオのトレーニングが、1月7日から始まった。今年のトレーニング(8週間:Part-2)は、去年(7週間:Part-1) の続き。通常は6段階ある各セミナーがバラバラにあるのだが、ここインドでは、世界中から人が集まるためにその6段階を一緒にして、2つのパートに分けられている。今年はセミナー4〜6までの内容が教えられる。
去年60人いた参加者は、40人に減っていて、3人が新しく参加。
ほとんどが、知った顔なので、懐かしい・・・!会えて、うれしい・・・!!!

おっと・・・! 懐かしんでばかりはいられない・・・!
今年は参加者が小さなグループに分けられ、担任制になった。
そのため、5人ほど受け持たされ、宿題をみなければいけなくなった・・・ (ーー;)
受け持たされたのは、ドイツ人、フィンランド人、デンマーク人、台湾人の女性達と、スペイン人の21歳の男の子。宿題はすべて英語だ・・・!しかも、全員英語が母国語ではない・・・ 読み始めただけで、眠気と疲れがどっと出てくる。 ちゃんとした読みやすい英語を書いてくれているのは、たったの一人・・・ 
くるしい・・・!!!

日本でも同じようなことをしているが、言葉が違うだけで、苦しさは何倍にもなった・・・!
薄い鉛筆書きの小さい字も混じっている・・・ しかも部屋の電気はインドのオレンジの電球・・・・
ただでさえ、強い日差しで、目が疲れてるのに・・・  (T_T)



縁があって、生後1ヵ月半の赤ちゃんにセッションをすることになった。
短めのSession をたくさんすることになった !

こちらで生まれた日本人の赤ちゃんで、名前は 「ふーちゃん」。 
予定日より3週間も遅く生まれた。出産が、遅くなればなるほど頭蓋骨の骨化が進むため、産道を通るための頭蓋骨の柔軟性がなくなってくる。本来ならば帝王切開になるはずのところを、母の頑張りで自然分娩で出て来た。そのためか、出産は3日がかりだったらしい・・・ 母子ともに、よく頑張った ! 


1月13日

ふーちゃんとの初めての対面 !
ほっぺは失神で真っ赤・・・、鼻のところが詰まっている。ウンチの出が悪いらしく、常にきばっている・・・
自然療法で育てていて、一切西洋医学の薬は使わず、アイロベーダーのお医者さんに見てもらっている。
予防注射もしないでいることを決意したお家だ。

う〜ん・・・  目玉が上向きがちで、まだ膜がかかっている感じ・・・・・・・・・・・・ 
光には反応するらしいが、まだこの地上にはランディングしていない模様・・・ 

とにかく、ふーちゃんに声をかけ、反応で本人の「了解」をもらってから触わる。
赤ちゃんと言えども、これははずせない要素だ。
特に重要だと言ってもいいくらいの部分だ。

う〜ん・・・ まったくなんにも見えない・・・ 
最初のセッションでは良くあることだ。
でも、光の塊であることは確かだ・・・!
とにかく母も含めてホールドし続けた・・・。
視覚的距離も、まったくつかめない・・・ 反応が、かなりぼやけている・・・

後頭骨。熱い・・・! 後から後から熱が出てくる・・・。
左側にホールドがあるのか、首は左に傾けている。首も、恐ろしく硬い・・・
母に、「熱が出ているのは、隔離されている自己治癒力が、自由になっていっている状態だから、
いいことだよ・・・」と説明し、そのまま耳を傾け続ける。

30分後、やっと少しクリアになり、第一次呼吸(以下PR.)が出てくる。
ひよ〜! 強烈だ! 強くて太い光の帯が上がってきた!



1月15日

母のフィードバックは良いようだ! 前回は、大きなクッションの上だったが、今回からはテーブルの上にソファーのマットレスを2つ並べてもらった。これで、肘のFulcrumも決められ、安定して触れる。

また、本人の了解をもらって触ってみる。 
まだ、ランディングはできていないようだが、PR.はかすかながら、触ってしばらくしたら見え始める。
母に言わせると、セッション中はおとなしいらしい。
とにかく後頭骨。まだまだ熱は出続けている。
ふーちゃんのシステムからの答えを見つけられず、手探り状態。それでも、耳を傾け続ける。システムの強化にいそしんだセッションだった。


1月17日

初めてのDay off。 みんなは休んでいるのに、生徒さんの宿題(一人6セッション:1セッション1ページ)を見るのに追われた。やはり英語力のなさは悲しい・・・ 夜もやってはいるが、疲れもあってなかなか内容がつかめず、1日1セッション分くらいしか読めていないので、この日はこれに費やした。
すらすら読める外人がうらやましい・・・



1月20日

ふーちゃんのセッション日だ。
なかなかランディングしないのを心配して、先生にも相談したが、顔を見た途端、この惑星にランディングしているのが分かった。目玉も安定していて、上向きにでんぐり返しを起こしていない・・・。
斜視を心配したが、それも見当たらない。
ウンチの出も、良いようだ!
これぐらいの子は、お乳を飲むことと、寝ること、ウンチをすることが仕事なので、それが出ないと夜鳴きを起こしやすい。

目に関しては、前回帰る前にFrontal を少し触ったのが良かったのかなあ・・・。
一応 そこそこのMotility は確認できた。

Igunition のワークをやった。その確認の代わりに、豪快なおならが出た!


Welcom  ふーちゃん !



トレーニングでは、担任になっているグリープによく分かれ、質疑応答やシェアリングをやる。

去年は散発的に分かれるグループに英語のできる日本人がいたので、分からないところだけ通訳をしてもらったりしたので助かっていた。 が、今年は自力だ・・・   
みんな、しゃべるのが早すぎる 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちゃんとした英語もしゃべってくれてない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  (T_T)
小さいグループに分かれる日は、朝から顔が引きつっている。

一度、コミュニケーションがうまく行かなかったためか、本人のプロセスのせいなのか、グループの生徒一人が、午後泣きながら帰っていった。向こうも英語があまり達者でなく、国民性の違いもかなりあるようだ。
その時は気づかず、後で聞いてほんとうに胃が痛くなった・・・

少しずつ、みんな慣れてきてくれてはいるが、グループの日は、やっぱりほっぺが引きつります・・・



1月21日

メールを見に行った。
5年近く毎月セッションをしていたクライアントさんが亡くなったとの知らせが入っていた。
再生不良性貧血で、余命1年と言われていただけに、本当に良く頑張られた・・・・・・

車と猫が好きな60代のお父ちゃんだった。
いつも来ると 「ねこがなあ〜」 と楽しそうに話してくれてた。

いつも血が足りないせいで真っ白な顔をしてやって来るのだが、帰りには顔に赤みが差し、腰も楽になるようで、喜んでくれていた。身体は恐ろしく硬く、最初の1年間は少し緩ませるだけで、セッションが終わっていた・・・

この日はずっとこのお父ちゃんの声が耳に聞こえ、涙が止まらなかった・・・

ご冥福をお祈りします・・・・



1月23日

ふーちゃんが大きくなっている。

ほんとにふーちゃんはよくしゃべる。もちろん何を言っているかは分からないが、特にセッション中はよくしゃべるらしい。私と話したいのかな・・・ ?


本日もお腹のワークをした。前回は少し腰の靭帯が緩んだくらいだったが、今回は前の方もかなり緩んだ。セッション時間は、あまり長くは設定していないので(20〜30分)、毎回少しずつ身体が緩んでいく感じ。だが、Dynamic Stillness には、そう簡単には入ってくれない。
いまだに、とにかく耳を傾けるのみだ。
そして、距離もまだはっきりしていない・・・



1月24日

Day off 。まだ宿題は残っているが、なかなか進まないため、お昼休憩もそれに費やし始めていたので、気分転換に映画を見に行った。

「Last Samurai」 を見た。雑多なインドという国で見たせいか、格別なものがあった・・・
スクリーンが明るくなったと思ったら、まずインドの国家が流れ、全員規律してその歌を聴き終えてから、映画が始まった。
最後に、アメリカに国をほぼ売りそうになったところで、
天皇が「We should not forget, where we came from・・・」といったのを聞いた時には、涙が止まらなくなってしまった。
後や横で、携帯がピロピロ鳴っていても、まるで気にならないばかりか、とっても冷静に自分が感じたいと思っていることを感じていられた・・・

映画を見終え、この映画を見た日本人の男の子達が、数日間「渡辺謙」になってしまったり、
西洋人が「僕の前世は、日本の侍だった」とすっかりその気になっているのも、うなずけた・・・ 
(「前世は侍」という外人の数が急激に増えていた・・・)


1月27日

ふーちゃんセッション。
成長している・・・
ほんとに人間らしくなって、超 かわいい〜〜〜〜〜!!!!!

この日は、頭蓋底のケアが出来た。
そして、ついに口に至る。
後頭骨に触れている間にふーちゃんが指しゃぶりを始めた!
さすがにこれは私にも分かった!Tosionが強かった。
何せ3日がかりで出て来た子なので、いろいろなフォースが入っているのは仕方がない。
グランディングのために、あまり深く考えないようにした。 
                           (Leave his lesion・・・)



   お帽子を被せてもらい、
   ご機嫌なふーちゃん!
    

そして、この日は初めてセッション中にふーちゃんが泣いた。
母いわく、普段クラニオの日はおとなしいらしい・・・
私にしてみれば、よく泣いたなあ・・・と思ったのだが、母から言わせると、こんなものは激しく泣いているうちには入らないらしい・・・
セッション後、お乳を飲んだらおさまった・・・ どうも、お腹がすいていたらしい。

まあ、こんな日もあるか・・・ という感じで帰った・・・



1月30日
やっと、宿題のフィードバックが終わった・・・・!  
うれしい・・・・・!!!!



1月31日

母から、鼻の通りがよくなったという報告をもらう。
前回のセッションの後、あまりの鼻の通りのよさに、ふーちゃん自身が戸惑っていたらしい・・・
彼自身そのことに慣れていないせいか、小さな手を鼻の前で、空振りしてみたりしていたようだ・・・

耳垂れが出たらしいので、耳を触ることにした。母は、滲出性中耳炎を心配している様子・・・
それまでも、何度も触りかけたが、いつも嫌がられ、無理強いをせずにいたが、今回はそれほど嫌がってないない様子・・・
片方ずつ、後頭骨と側頭骨を触ってみたが、骨も、頭蓋内膜もあまり反応してくれない。
すごく引っ張られる・・・  (ーー;)
Leave his lesion,  leave his lesion,  leave his lesion ・・・・・!!!

それでもだんだん、組織のレベルでワークが進み始めた感じだ・・・!

そして、時によっては首を振ったりして「Yes」「No」を言ってくれる・・・!!!




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