子宮筋腫〜切腹日記〜 入院編

2002年5月7日(火) 入院1日目



<入院>

朝から入院のため、10時過ぎ病院へ行く。
手続きをしていると、「チョットお待ちください…」 何?!
連休中、出産のための緊急入院が多く、ベットが空いていないと言われた。
今日は帰れとでも言われると思いきや、隣の病棟(小児病棟)のベットへとりあえず入院して、産婦人科の引っ越して欲しいということらしい。30過ぎてお子ちゃまたちの病棟とは。トホホ…。
お子ちゃまたちと同じ部屋かと、ブルーな気持ちで病棟へ行くと、6人部屋を1人で使うことに。今はいいけど、広い部屋に一人ぼっちって、怖いじゃんxxx。これって、いいんだか、悪いんだか。

荷物の整理をしていると、お昼の時間。
入院食、第一号は「パンとスペイン風オムレツに牛乳」まぁまぁ、おいしい。

午後、な〜んにもすることがな〜い!暇だぁ〜



2002年5月8日(水) 入院2日目



<剃毛・入浴・麻酔の説明・術後使用する薬の説明・浣腸>

昨夜は大部屋に一人だった所為か、なんとなく落ち着かず、寝つきが悪かったし、ママが恋しくてお子ちゃまたちが泣いているのがずーっと聞こえていた。

朝、6時30分ごろ体温と血圧のチェック。もう何回測ったのだろう。
朝ごはん。なんとなく食が進まない。いつまで一人の部屋で食べるんだろう。

今日は明日の手術に備えて、剃毛やら、浣腸やらすることがあるらしい。
そんなこんなを看護婦さんと話しながら、「剃毛は剃れる部分は自分で剃っていいよ」と言われ、「エー、自分でやるの?そんなこと聞いたこと無いよ…」

急に、引越しの話がやってきた。このままじゃないの?折角落ち着いたのにxxx。
急いで荷物をまとめ、隣の病棟へ。
そこは、ナースステーションの前の部屋だけど、トイレへは一番遠い部屋。

午後、剃毛をしてもらう。さすがにこちらの病棟の看護婦さんは本人にはさせなかった。処置室のイスに横になりながら、カーテンも引かずに「そんな後ろまでぇ?大変ですね」「あんまり手術には関係ないと思うんですけどね、一応決まりなんでぇ。」などとペラペラと話しながら、剃毛とへその掃除が終わり。あー、お毛が無いなんて!その後すぐにお風呂に入り、思わず笑う。だって笑うしかにでしょ。生えた日もショックだったけど、無くなった日もショックだった。

入れ替わり、立ち代りに明日の手術の担当の看護婦さんが、手術の説明(手術台は37℃チョットあって暖かいこととか、手術中聴きたい曲があるかなどを聞かれた)にやってきたり、麻酔科の先生が麻酔の説明と同意書にサインをもらいにきたり、術後使用する点滴や飲み薬、痛み止めの説明にやってきた。
麻酔は、硬膜外麻酔と全身麻酔の併用をするとのこと。硬膜外麻酔は背中に針を刺し、術後も痛み止めを継続的に打ち続けるらしい。

今日は、勉強することがたくさんあって、大変だ!

そして夕食後は浣腸。
いわゆるイチジク浣腸を想像していた私は、またもや大ショック!
10倍ぐらいない?トイレまで遠いんだよ、この部屋は。たどり着けるの?

今日は人生最大の恥辱の日かも知れない…



2002年5月9日(木) 入院3日目・手術当日



いよいよ、手術当日。
昨夜8時過ぎから何も口に入れていない。お腹が空いた…。
にもかかわらず、朝から浣腸。何も出ないって!

8時過ぎ点滴が始まる。水分と栄養補給のためらしい。私は血管が細いらしく、看護婦さんに病気にならないようにと言われる。なりたくてなるんじゃないよ。
点滴をぶら下げる棒を引きずりながらトイレに行く。やっと病人らしくなる。

12時頃、両親が病室へやってくる。一言、二言交わしていると、看護婦さんが注射をしにやってきた。筋肉注射でそれを打つと、ボーとするらしい。注射をして、5分も経たないうちから朦朧としてきた。(本人はまったく覚えてないが、普通に会話していたらしい。)気がつくと、ベットが倒され、エレベーターに乗るところだった。
次の画面は「じゃぁ、がんばってね」という母と手術室の前で別れるところ。
半分意識がないまま、ベットから手術台に移動、「暖かい…」背中を何度も消毒され、丸くなり背骨をさわられ、チクッ!「イタッ」。
名前を呼ばれ、「終わりましたよ〜」「あっ、ハイ」「せ〜の」で手術台からベットに移され、アレレ?気がつけばもう部屋だよ。時間が気になり、母に時間を聞く。
3時47分には部屋に戻ってきてた。12時45分に手術室へ出発、麻酔をする時間と醒める時間を合わせて3時間ぐらいと説明されていたので、ピッタシ!

先生が来て、”筋腫ちゃん”を見せてもらう。
ちょうど野球のボールぐらいの大きさで、丸く、硬い。(私は触ってみた)
これから、病理検査に行くらしい。記念に写真ぐらい撮っとけば良かったかな。

夜中、麻酔の所為か気分が悪くて、何度も吐いた。寝返りをするために頭を動かすと吐き気がして、もどす…を1時間ごとにしていた。吐く度に傷が痛く、苦しかった。見かねた看護婦さん(私が吐く度にナースコールしてたからかも)が吐き気止めを筋肉注射してくれるが効かず、点滴に強めに吐き気止めの薬を注入してくれた。やっと眠れる。



2002年5月10日(金) 入院4日目・手術後1日目



昨夜からの吐き気は治まった。
朝から、歩行をやたら進められる。歩ければ尿管もはずせるし、血栓防止の足のマッサージもなくなるということだが。痛いんだよ!
確かに、尿管は邪魔で、いつも催している感じもして不快なんだけど、こんなに傷が痛いのに歩けるの?
人の顔を見るごとに、「歩けそう?」って聞かないでよ。
歩くことのほかにも、人の顔を見れば聞くのが「ガスはでた?」だった。
傷の消毒に来た先生も「昼からお水飲んでみて。なるべく歩くようにすると腸も動くからガスもでるし、傷の治りも早いよ。」だって。
「わかったわよxxx、歩けばいいんでしょ!」笑顔の裏で叫んでみる、無駄だ。

午前中、1度トイレまで歩いてみた。…うぅ、疲れる。行きはヨイヨイ、帰りは怖い♪
ベットまでどうにか戻ってきた。今尿管を取るのはやめてもらう。午後もう一度チャレンジしてそれから外すことに。

昼、水とお茶を飲んでみることにする。大丈夫?ではなかった。
お茶を飲んだら、吐いてしまった。吐くときって腹筋に力入るのね。とっても痛いよxxx
とりあえず、動けそうなので尿管を外す。
!!痛いじゃん!!
膀胱炎になるといけないので、マメにトイレに行くように指導される。私の身体、こんなにも痛いのに、かわいがってあげられない…。

午後、すぐに疲れて眠くなる。昨夜眠れなかったせいかも。
先生が様子を診にきた。吐いた事を伝えた。「麻酔のせいだから、明日にはなくなるよ」と言われた。

夜、夕食は重湯。お腹は空いているんだけど、食欲がない。重湯のほかにもかぼちゃのスープ、具のないすまし汁、飲むヨーグルト、カルピス…こんなにあっていいの?重湯を3〜4口、カルピスを半分飲んで、終わり。
身体が火照るので、チョット微熱がでているみたい。氷枕をして眠る。



2002年5月11日(土) 入院5日目・手術後2日目



昨夜、夜中に大変な思いをした。
寝返りを打ったとたん、氷枕が破れた!
「パシャァ」と聞こえたとたん私の背中に氷水が広がった。元気な私ならすぐに起き上がれるが、起き上がれない私は看護婦さんに頼るしかない。ナースコールをして、起こしてもらい、ベットのマットごと取り替えてもらう。あーびっくりした。心臓の弱いお婆ちゃんだったら心臓麻痺を起こしていたかも。

朝、待望のオナラがでた。
これで、オナラプレッシャーから開放される。
食事は5分粥。まだ全部は食べられない。点滴もしているから多少食べなくても栄養は取れているらしい。
なんか今日は点滴が痛いなぁ…痛いわけだ。血管からもれて腕が腫れてるもん。
食事をちゃんと食べるからという約束をして、点滴を外してもらうことにした。
朝、昼、晩の食事は半分から2/3ぐらい食べる。

夕方、硬膜外麻酔の鎮痛剤が終わった。針を抜くことに。背中を丸め先生に抜いてもらう。なんとなく海老も腸を抜かれる時ってこんな感じかな…と考えてみる。
だんだん痛みがぶり返してくる。我慢しなくていいらしいが、どこからが我慢なのかわからないので、しばらく様子をみて、もうだめだ!と思ったときにお願いすることにした。傷が熱を持ってきた。
これは早いとこ、寝てしまえ〜。



2002年5月12日(日) 入院6日目・手術後3日目



おとといの痛みがよみがえって来たみたいに痛い。
一日中なんか痛い…感じが続く。日中は熱もないが、夜になると熱がでる。
夕食後、身体が火照るので、熱を測ると37.7℃あった。37.5℃より高いとチョット不安。
氷枕をして1時間ほどおとなしくしていると、36.8℃に下がった。
なんだったんだ?
今夜もおとなしく、早く寝ましょう。



2002年5月13日(月) 入院7日目・手術後4日目



<抜糸>

日に日に快復を実感する。
今日は隣のベットの人が、子宮筋腫の手術だ。「いってらっしゃい」と声をかけて見送る。ピースをして出かけていったが本人はその時のことを全く覚えていなかった。

電動ベットの力を借りなくても、ゆっくりと自分で起き上がれるようになった。
すごい進歩!

本日、抜糸。12〜3センチの傷口に5本の糸で縫われていた。本当にくっついているのだろうか?糸を抜かれ、消毒をする。消毒液がしみる。
前かがみの歩き方から、傷口が突っ張らない分、少し姿勢がよくなった。でもまだ内側が引っ張られている感じがする。

調子にのって、病院内をウロウロする。3日前の私とは比べものにならない進歩。あんなに歩くことを嫌がっていたのに(笑)





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