濾胞性リンパ腫の治療開始基準と予後因子

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2015年8月29日 濾胞性リンパ腫の予後因子と治療開始基準



 29 濾胞性リンパ腫の予後因子と
   治療開始基準

2015年8月29日(土) 14:21 濾胞性リンパ腫の予後因子と、
                     治療開始基準
予後因子
FLIPI (Blood 2004;104:1258-1265)
※1985年~1992年に診断された症例をもとに作成された.
--年齢 ≧ 60歳
--病期(Ann Arbor) III~IV
--ヘモグロビン<12 g/dL
--血清LDH>正常上限
--病変のあるリンパ節領域 ≧ 5
● Low: 0または1項目該当.5年OS 90.6%,10年OS 70.7%
● Intermediate: 2項目該当.5年OS 77.6%,10年OS 50.9%
● High: 3項目以上該当.5年OS 52.5%,10年OS 35.5%


予後因子
FLIPI-2 (JCO 2009;27:4555-4562)
※2003年~2005年に診断された症例をもとに作成された.
--β2MG > 正常上限
--最大の腫大リンパ節 > 6 cm
--骨髄浸潤あり
--ヘモグロビン < 12 g/dL
--年齢 > 60歳
● Low: 該当項目無し.3年PFS 90.9%,5年PFS 79.5%
● Intermediate: 1または2項目該当.3年PFS 69.3%,5年PFS 51.2%
● High: 3項目以上該当.3年PFS 51.3%,5年PFS 18.8%



治療開始基準
腫瘍量が少なく,進行が緩徐な症例では診断後直ちに治療を開始せずに病勢が進行するまで経過観察するという選択肢もある(watchful wait,watch and wait).この選択肢はrituximab導入後にも有効な選択肢であることが示唆されている(JCO 2012;30:3848-3853).
治療開始基準として用いられるものの一つにGELFクライテリアがある.

GELFクライテリア (JCO 1998;16:2332-2338)
--異なる3つ以上の領域における,それぞれ3cm以上のリンパ節腫大
--7cm以上の病変(節性,節外性)
--B症状
--症候性脾腫
--胸水・腹水貯留
--血球減少(白血球<1,000/mm^3,または血小板<10万/mm^3)
--白血化(末梢血中腫瘍細胞>5,000/mm^3)


「濾胞性リンパ腫ガイドライン」(第75回日本血液学界学術集会 2013年)
http://www.myschedule.jp/jsh2013/tex_output/source/jsh2013_EL/EL-25.pdf

CQ 1.初発進行期(III またはIV 期)FL 患者に対し,どのような場合,無治療経過観察とし,どのような場合,治療を開始するか
推奨グレード:なし
解説
治療開始規準あるいは低腫瘍量の規準として国際的に統一されたものはない。海外の臨床試験グループで主な臨床試験に用いられてきた代表的な規準を以下に列挙する。
注)無治療経過観察は考慮されるべき方法であるが,明確な規準を持って示しうるような臨床試験のエビデンスがないため,推奨レベルをなしとした。実臨床においては,ここにあげる規準を参照し,治療方針を決定することを推奨する。
1.BNLI(British National Lymphoma Investigation)13)
(レビュー14)に引用)(カテゴリー2B)
以下のいずれも認めない場合,無治療経過観察とする。
(1)痒疹症またはB症状
(2)3ヶ月以内の急激な全身への病勢進行
(3)生命を脅かす臓器浸潤
(4)骨髄機能障害(Hb<10 g/dl,WBC<3.0-109/l,または血小板値<100-109/l)
(5)骨病変
(6)腎浸潤
(7)肝浸潤



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ここに私が書いていることで、治療に関することは、あくまでもリンパ腫の患者である私個人の場合です。ホジキン病や、非ホジキンでも濾胞性や瀰漫性の違いだけでなく個々の患者さんによる違いが大きなものだと聞いています。読んでいただいて思われることがありましたら、主治医の先生に相談されることをお勧めします。