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| 2015年9月27日 主治医を信頼するとは、 |
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2015年9月27日(日) 15:38 主治医を信頼するとは、
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9月も終盤に入って、1年で最も過ごしやすい季節に入ります。
最も過ごしやすい気温に春と秋がありますが、皆さんはどちらがお好きでしょうか?
春は盛夏に向かう季節ですし、秋は年末が近くなります。今でも今年は残り3ヶ月ですからね。夏のしんどさが頭にあるので秋の方が好きだけど、また年を一つ重ねる。
今日は、御嶽山の噴火から1年です。
あの日、現場におられた女性が石の台座に持たれかかるように座り込まれて、じっと報道ヘリの方を向いておられたのを覚えておられるでしょうか。
彼女の左手は、噴石にもぎ取られていたのです。あの台座に隠れる前に、近くにいた男性にちぎれた腕を縛ってもらって簡易止血をしてもらいました。
日が暮れるまでのわずかな時間に、生き延びた人に下山を誘われたのですが、すでにその体力がなく、代わりに自分のリュックから、簡易テントと上着を出してもらい、出血で意識が朦朧とする中、氷点下まで下がった夜を耐えたのです。
彼女は、生き延びなければ、一緒に登って先に下山できた友人に一生の負い目を残すと、それだけはしたくないとの思いで生きることを選んだといわれます。
日が暮れるまでは、近くに複数の人がおられて、その中には家族に生きて帰ると話しておられる人もいたのに、朝には冷たくなっておられたといわれます。
「生きる」とうのは、それだけの準備と、生きる理由が必要なのかもしれません。
しかし、それらを持っていても、交通事故や病気にいつも勝てるとは限りません。
私が今生きているのだって、ただ運がよかっただけなのでしょう。
私が幼かった頃、何か悪いことをすると「警察のおじちゃんが来るよ」と近所の人にいわれました。
学校の先生や警察官は聖職者でした。
保安隊(予備隊→自衛隊)にお医者さん、関西電力、自治体に勤める公務員さんも、準聖職者といえる職種で、「その人達のいうことは正しい。その人達は悪いことはしない」と子供心に思っていました。政治家さんなど、そのように思う職種が他にもあったと思います。
前々回の衆議院総選挙で、
「民主党に政権を任せてもらえば、高速道路を全て無料にします。」
という公約を発表されました。
私はお金がないので、高速道路が無料になれば、いつもは下道で行く病院へ高速道路でいけると思って、民主党に投票しました。(←嘘です)
政権を取っても、
民主党は、それを実行するつもりは最初からなかったのでしょう。
でも、京都府の丹波町から京都市までの高速道路である京都縦貫道は、調査目的の試験区間として期限付きで無料になったので、運良く高速道路を通院に使いました。
聖職者でも、簡単に嘘をつく。
それが実状です。
なんでもありの世の中です。
なんでもありの世の中なのに、今も尚「医師だけは聖職者」なのでしょうか?
「医師を信頼する」というのは、言葉を変えると「医師だから信頼する」ということです。
「医師だから信頼する」というのは、「医師は聖職者」ということです。
患者同士でも、
「もっと医師を信頼した方がいいよ」
といわれることがあります。
医師にもいろんな人がおられますから、本来は「私の医師は信頼できる人です」というのが正しいのでしょう。
例えば、あなたが高校3年のときクラスメートだった人が全員医師になったとしたら、あなたは、そのすべての人に命を預けられるでしょうか?
おそらく、それはちょっと出来ないなと思われる人が頭に浮かぶでしょう。しかし、「医師」という仕事の特殊性から、高校を卒業するときの進路で選別されますから、「命を預けられる」人の割合は、高校のクラスメートの割合よりも増えると思います。
私達は、「信頼できる主治医」だから、命を預けると決めたのです。
医師だから信頼したのではありません。
ここで難しい問題も生じています。
社会では、仕事が出来る人により以上の仕事が集まってくるのです。
仕事が出来る人というのは、仕事面で信頼できる人、仕事の処理能力が正確で早い人、仕事面で人望が集まるなどの人です。
だから、「信頼が厚い」医師には、どんどん患者や仕事が集中するのです。
限界以上の患者を抱えたら、常に患者の全てを把握しているというのは物理的に不可能です。だから、そんな信頼できる主治医に出会えても、全てを任せきるのではなくて、患者は医師の足らずをフォローするくらいの気持ちを持っていた方がいいかもしれません。それは、主治医に問題があるのではなくて、主治医が抱えている仕事量に問題があるのです。
日経Gooday 「わたしも、がんでした」という特集のホームページがあります。
それは、ここをクリックです。
その中で、国立がん研究センターの堀田理事長が以下を書かれています。
そのページは日経Gooday、ここをクリックです。
堀田理事長は 日本血液学会第69回総会長(2007年)や名誉会員(2010年~)を勤められている血液疾患のプロです。
つい最近まで、日本では、がんになったら入院して闘病に専念するのが当たり前で、仕事を続けるなどもってのほかというイメージがありました。
けれども、いまは医療技術も、がん患者をサポートする仕組みも、そして社会通念も大きく変わりつつあります。「がんになったらずっと入院」という時代は終わりました。患者さんご本人の意思を尊重しながら、がんと共に生きる、がんと共に働く時代になったのです。
医療面での変化を見てみましょう。
早期のがんであれば完全な治癒が可能なケースが多くなっています。また、例え再発しても、適切な治療を続けていくことで、まさに「がんと共に生きる」ことは珍しくありません。がんにかかったら、長期の入院治療を強いられ、仕事は辞めなければならず、自宅から引き離され、一般社会から隔離される、というのはいまや昔の話です。もちろん、初期入院は多くの場合必要となりますが、その期間はどんどん短くなっていて、外来治療を行いながら、仕事や家庭生活を続けていく人が増えています。
「がんと共に生きる、働く」ことが可能になったのは、医療の進歩のためだけではありません。社会通念も大きく変わりつつあります。
理事長としてのお「立場」から、話すべきことと、話せないことがあるというのはわかりますが、もう少し、患者に寄り添う姿勢があってもいいように思います。
なんか、「がんばれがんばれ」といわれているようで、しんどい。
また、東京女子医科大学の林がんセンター長が以下を話されています。
そのページは日経Gooday、ここをクリックです。
--- がんになって、最初に思い悩むのは病院選びですね。
林 10年前なら、手術の技量や治療内容で病院間の差異は結構ありましたが、この数年で、特にがん診療連携拠点病院(*1)や専門医の治療はどこに行ってもほぼ同じになりました。
理由は、病気ごとにエビデンスに基づく治療指針を取り決めた、関連学会が作成する「ガイドライン」があり、全国どこでもそれに沿って治療することになっているからです。
また、外科医の仕事は職人的な側面があるので、昔は手術室に入って先輩医師のメスさばきを見ながら勉強したものです。ところが、今は、国内外を問わず論文はいつでも入手でき、インターネットやDVDで手術中の録画を見て勉強できる環境が整っています。昔と違って、医師の知識も技量も標準化されました。
がん診療連携拠点病院に限って言えば、治療内容に明らかな差があるのは、臨床試験や治験(*2)を実施しているかどうかくらいです。保険適用外の治療をしているクリニックもありますが、まず、科学的根拠(エビデンス・データ)が確立している保険適用内の標準治療を受けるべきでしょう。日本の医療は、世界でも最先端と言っても過言ではないレベルです。
確かに、ときどき、医療事故が報道されるような病院もありますが、病院の名前や評判だけで判断するのはやめたほうがいいですね。お金と気力で、もっといい病院を探すという流れは、そろそろ終わりではないでしょうか。
上で紹介した堀田理事長や林がんセンター長は、直接患者を診ることをしてこられましたがエリートコースです。病院は様々で、医師が望む環境がすべて満たされるものではありません。
そこに、以下が書かれています。
「ガイドライン」があり、
全国どこでもそれに沿って治療することになっているからです。
リンパ腫の患者は増えているし、一部の病院に集中させないための発言なのかもしれません。今後も、そういう発言には注意をした方がいいでしょう。
問題はここなんですが、先に進みます。
血液内科の中村医師が、北斗さんの関連でブログに以下を書かれています。
中村先生のブログは、ここをクリックです。
「またツイッターなんかをみると、乳がんは遺伝がほとんどとか、白米、砂糖を食べたせいとか医師でもとんでもないことをテレビで言ってたとのこと。そんなとんでもなことを言う医師を出すなよ。」
あなたが高校時代に、クラスメート全員が医師になっていたら、上の発言をするような医師を想像できないでしょうか?
残念ですが、医師は神様ではないのです。
医師の善意を前提にシステムを考えたら、医療事故が多発するかもしれません。
心配な医療者が現実におられることを一番ご存知なのが医療者です。
リンパ腫の患者会に「グループ・ネクサス・ジャパン」があります。
その理事長が以下を書かれています。
特に、がんサバイバーや患者が一番驚いたのは、抗がん剤治療の副作用対策のうち、「吐き気が強く出る治療で、予防として適切な吐き気止めの薬を処方する」と回答した病院が全体の6割だったことです。
肺がんや卵巣がんの治療でよく使われるシスプラチンは投与後、数日間、激しい嘔吐が繰り返されますが、4割の病院の患者は、あらかじめ吐き気止めをもらえず、今でも吐き気や嘔吐でつらい思いをしている可能性が考えられます。
「がん診療連携拠点病院であれば、標準治療はできています」と言われてきましたが、厳然とした差がデータとして明確になったわけですね。
天野 現在では、標準的な治療を受けていれば、がんの種類によっては、かなり高い確率で病状が安定するものも出てきています。にもかかわらず、患者会のセミナーで全国を回りながら聞いた話を振り返ると、「標準的な治療すら実施でできていない病院がある」というのが私の実感です。
それを書かれているのは、ここをクリックです。
タイトルは「病院によって、がん治療の質の差はまだあります」です。
天野理事長は、患者会活動を始められた当初は「もっと医師を信頼しよう」派でしたが、東京の大きな病院でリンパ腫の治療を受けられたので止む得なかったかもしれません。
例えば、都心の大きな病院で血液内科を診て来られた先進的が医師がおられたとします。その医師が、出身地に帰られて、市民病院クラスで新たに「血液内科」の診療科を始められたとします。人柄も血液内科の技量も申し分ありません。その医師は、思う存分仕事が出来るでしょうか?
残念ですが、新しい職場では医師の仕事量が増えるでしょう。
それに、主治医が毎日24時間いつも病棟にいることはできません。
看護師さんの採血やルート取りの技量ランクがひとつかふたつ低いのです。
主治医の電話が鳴る回数が増えます。
患者数が多い血液内科の病棟で経験を積んだ看護師さんなら、患者にアブノーマルな問題が生じても、医師に指示を仰ぐべきかどうかある程度は経験で一時切り分けができますが、患者数が少ない病院にいる看護師さんは、経験が乏しいので一時切り分けが出来ず、なんでもかんでも医師に判断を仰ぐことになります。せめて、中堅クラスの医師が複数いればいいのですが、医師がひとりなら、電話でつかまらない場合もあるでしょう。医師が看護師さんに、**さんは**と***に注意していていて下さいと指示を出していても、その意味が理解できないかもしれません。
地元で長年診療してきた医師なら、薬代が高額になったり、慣れていない薬を使うよりも、「慣れている」という理由で、長年使い慣れてきた治療法を使われるかもしれません。首都圏でも、濾胞性リンパ腫に対して標準的な治療が行われていない病院さえあります。
肺がんで夢の新薬と騒がれた分子標的薬のイレッサで、1000人を超える患者さんがなくなられたとされていますが、その一番の原因は、化学療法に慣れていない医師が使ったこととされています。「化学療法に慣れていない医師」という意味は、「化学療法による副作用の対処法に慣れていない医師」が多かったということで、イレッサについて具体的にいうと「間質性肺炎への対処に慣れていなかった」ということです。医師は、ある程度の経験が有効で、「この程度の副作用なら持ち直す」とか、「今日は何があるかわからないから要注意だ」という判断を下すのに経験が必要なのでしょう。
主治医だけでなく、看護師さんや薬剤師さんも一定のレベルにあることが望ましい(必要)と思います。
残念ですが、
「治療レベルの均天化が進んできたので、全国のがん診療連携拠点病院クラスならどこでも同じ治療が受けられるでしょう」という見方は問題だと思います。
1997年に、私は濾胞性リンパ腫の告知を受けた後に東京の癌研に行ってセカンドオピニオンを受けました。その時に医師が勘違いをされて、
「私に診て欲しいといわれれば診ますけどねえ、遠くからだと途中から来なくなる患者さんが多いんですよね。濾胞性リンパ腫なら、関西でも大学病院のクラスなら治療を受けられても問題ないと思いますよ」
といわれました。
私はセカンドオピニオンを受けに行ったのであって、転院のお願いに行ったのではありません。それはセカンドオピニオンを受けた医師の勘違いでした。
でも、それで重要なことがわかりました。
濾胞性リンパ腫の治療は、
大学病院か、もしくはそれに準ずる病院で受けるのが望ましい。
ということです。
それを意識しながらいわれたのか、単に医師の言葉尻を捕まえた私の深読みなのか、セカンドオピニオンを受けた医師に確認はしていません。
90歳になって、私の濾胞性リンパ腫が再発したらどうするのか、
いつまでも、自分で片道3時間かけて車を運転して血液内科の外来を受診するつもりはありませんから、一応は、年齢に応じた病院を想定してきました。今回は主治医の転任で、病院を変わるのを予定よりも4年早まりましたが、90歳なら、そういう時期に来たんだろうと思うでしょう。じゃあ、80歳ならどうなのか、70歳なら、60歳ならどうなのか。
その人の生きておられる環境がどうなのかで総合的に考えるのであって、年齢だけでどうのこうのという話しではないでしょう。
私が、
「主治医にセカンドオピニオンを申し出て、待ってましたなんて喜んでくれる医師はいないですからね」
というと、
京都府で上位に当たる病院の院長が、
「S.Kさん、今時そんなことをいう医師なんて、医師なんていくらでもいますから、そんな病院はやめなさい」
といわれました。
その後、そこから離れたところにいると、行政の人が来られて、
「S.Kさん、あの先生は先進的な先生ですからね。
京都市内でも、S.Kさんのいわれるような先生がまだまだ多いと思いますよ」
と、気を使ってくださいました。
同じ医師でも、考え方に幅がありますからね。
「先進的な医師なら同じ」というのも誤りで、先進的な医師でも考え方は様々です。
私だって、多くの医療者に助けていただきました。
助けていただいたのはマニュアルじゃなかったと思う。
以下は、登録して無料会員にならないと読めないかもしれませんが、ご紹介しておきます。「朝日新聞DIGTAL」と、「日経Gooday」には、無料会員制度があります。個人情報の登録を要求されますので、問題ないとお考えの人は登録されたらいいでしょう。
もっとも、個人情報まで収集されることに私は賛同できない考えです。
朝日新聞DIGITALに、ある濾胞性リンパ腫患者さんについて、以下の連載があります。
(患者を生きる:2888) リンパ腫:1 「腫れ」自分で気づかず
(患者を生きる:2889) リンパ腫:2 「治療に専念」覚悟決めた
(患者を生きる:2890) リンパ腫:3 「ずっと付き合う病気」
(患者を生きる:2891) リンパ腫:4 今は治療せず自然体で
(患者を生きる:2892) リンパ腫:5 情報編 53タイプ、進み方に差
上で、リンパ腫の全国患者会グループ・ネクサス・ジャパンの天野理事長の紹介をしましたが、そこはシリーズになっていて、理事長は以下も書かれています。
日経Gooday
「全国がん患者団体連合会を設立した理由」
「病院によって、がん治療の質の差はまだあります」
「私だって好きでがんになったのではない」
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| Only one day
(1日だけ、履歴に残さない当日日記) |
この日記では記述に色分けをしています。 通常の日記は紺色で書いています。 持病で私の事を書くときは紫色で書いています。(20070701から)
持病で一般的なことを書くときはの色で書いています。
まれにですが、最重要個所では赤字を使っています。
8月9日からしばらく、母の病気や家族への伝言はこの色で書いていきます。
株式のNET売買について書くときはこの色です。
※ 注意
これから私のメイルアドレスを以下とします。
sabcdek-ybb.ne.jp
上の-(ハイフォン)を@(アットマークに変えてください)。
それが今後は、この持病関連で使う私のメイルアドレスです。
詳細な理由は、このホームページのアドレス変更と共に3月28日の日記に書いています。
このホームページの正規のアドレスは以下です。
../../../www.geocities.jp/nagalelumamani
それ以外のアドレスだと正常に動作しない部分もあります。
ここに私が書いていることで、治療に関することは、あくまでもリンパ腫の患者である私個人の場合です。ホジキン病や、非ホジキンでも濾胞性や瀰漫性の違いだけでなく個々の患者さんによる違いが大きなものだと聞いています。読んでいただいて思われることがありましたら、主治医の先生に相談されることをお勧めします。
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