「片づけられない病気」の存在を知ったとき、当初それが自分のこととは思いませんでした。
初めてその病気について知ったのは、2001年の秋頃だったでしょうか。
当時も現在も私の日課は(お恥ずかしながら)巨大掲示板2ちゃんねるの、おもしろそうなスレッドを見て回ることです。
2001年の夏頃、「部屋が汚い自慢」というスレッドを発見し、
とてもおもしろくて毎日読んでいました。
そのスレッドは、内容のインパクトの強さと面白さからとても盛り上がり、そこから派生していろんなスレッドが立つほどでした。
例えば、
「清潔部屋の住民っている?」(逆にとてもきれいな部屋の人のスレッド)
「汚部屋から脱出したい!」(現在散らかった部屋に住んでいるが、いつかは片づけてさっぱりした部屋を手に入れたいと考えている人のスレッド)など。
わたしはほとんどのスレッドを見て回り、その中で部屋の片づけ方や物の片づけ方を学んでゆきました。
それと同時に、何度も「ADD」「ADHD」という言葉を目にしました。
その診断基準を見てみましたが、あてはまると思うところと、あてはまらないと思うところがあり、
結局「自分は違いそうだな。自分はただの異常な面倒くさがり屋だ。」と思って、いったんADHDへの興味はなくなりました。
しかし心のどこかに残っていたのか、
ADHDという病気を知って数ヶ月後、たまたま本屋で「片づけられない女たち」を見つけ、すぐに購入して帰り、その日から読み始めました。
1回読み終わったところで、やっぱりあてはまると思うところとあてはまらないと思うところが両方あり、診断を受けてみたいという気持ちが出てきました。
夫に「片づけられない病気があるんだって」と漏らすと、「おめーのは少なくともただの面倒くさがりだべ」と鼻で笑われました。
やっぱりな、普通そう思うよな、と思いながらもADHDのことが気になり続け、診断を受けてみたいという気持ちが高まってきました。
そして、ネットで知った、SOAAに(夫には内緒で)入会しました。
SOAAというのは、「Society of Adult ADHD」の略で、日本で唯一の成人ADHD者のためのNPO法人です。SOAAに入会すると、機関誌が配布され、会員専用の掲示板に参加でき、医師の紹介も一部してくれます。
私はもう少しADHDに関する情報を集めるためと、医師を紹介してもらうため、SOAAに入会しました。
入会してから数週間後、「片づけられない女たち」を2回読み終わったところで、
「やっぱり診断を受けたい!」と思い、SOAAに病院紹介をお願いするメールを出しました。
幸い、私の近くの病院はすぐに見てもらえる状況とのことで、私は一週間後に病院に行きました。