● すでにたまった仕事
毎日、のばしのばしにしている仕事が頭から離れず、いつか全てが破滅するんじゃないかという恐怖で気も狂わんばかり・・・
私と同じように先のばしぐせを持つ方は、この気持ちおわかりいただけると思います。
わたしは最近までこんな状況でした。
ただ、ビジネス本や、先のばし克服についての本を読んだりするなかで、
少しづつこれも克服できてきています。(本当に少しずつですけど・・・)
まずは自分の抱えている仕事はどんなものがあるか、恐怖や嫌な気持ちをそぎ落として冷静に見てみましょう。
今の自分の抱えてるものを冷静に見つめ直すために、仕事を文字にして書き出してみましょう。
先延ばしにしている仕事は、それにまつわる嫌な気持ちや恐怖心だけどんどんふくらんでいきます。
今、自分がどれだけの量の仕事を持っているのか、紙に書きだすことでハッキリしてきます。
思ったよりも、恐れていたよりも、かなり少ないはずです。
具体的に、どのようにたまった仕事をかたづけていったらいいのでしょうか。
やるべき仕事がいくつかたまって混乱しそうなとき、
わたしはA4の白い紙を何十枚かごっそり持ってきて、
一枚に一つの仕事を機械的に書き出していきます。
一枚に一行づつ
「5月20日の出張の準備」
「土地の登記簿をとる」
などとかいていきます。
思い出せるだけ書いたら、
一つ一つの仕事について、具体的な手順を書いていきます。
「5月20日の東京への出張の準備」
の紙には、
・時刻表を調べて、交通機関をきめる
・出張の時間刻みの日程をきめる
・新幹線のチケットをとる
・出張先の本社の担当者に電話連絡をする
・出張先の本社の担当部署に送る事務連絡をつくる
・出張先の本社の担当部署へ事務連絡を送る
・出張に必要な書類の準備をする
(当支社の売上げ報告書・当支社のクレーム対策報告書・当支社の新商品発売の広告の写し5デザイン分)
一枚おわったら次の一枚、という風に進みます。
あまり数が多いようなら、
複雑そうな仕事、最もやりたくない仕事についてだけ
作成します。
この作成は思い出せるだけのものを作ればいいので、
紙と鉛筆だけあればできます。
家で恐怖心から放たれて、
ゆっくり一人になれるときにつくります。
さて、手順はもう明らかになりました。後は淡々と実行するのみです。
細かい手順を書いた紙を持って、
次の日、朝1時間か2時間早く会社に行きます。
(起きられないなら、木曜日の夜徹夜して、金曜日に朝すごく早く行くといいと思います。)
まだ誰もいない部屋で自分の席に座って、静かに、
「一番嫌な仕事が終わって、すっきりした状態」を思い浮かべます。
(これはとても大事)
あとは、その「一番嫌な仕事」のメモを見ながら、
ロボットになったつもりで、
機械的にメモの内容を実行していきます。
嫌になってきたら、「仕事が終わってすっきりした状態」を思い起こして
それにむかってまたひた走ります。
このとき、
「手を付けた仕事は、絶対に完成させる」
ということが肝心です。
途中で別の仕事が気になっても、その仕事についてはメモだけつくって
あとでやることにし、
まずは今取りかかっている仕事を完成させます。
仕事を完成させないと、いつまでたっても、どんなに苦労したとしても、
何もしていないと同じことです。
一たん手を付けた仕事にだけ集中し、その仕事だけ淡々とやって、
仕事の完成を目指します。
仕事を進めるとき、ずっとその仕事の一番の目的は何か。を意識します。
それは、「完璧をめざさない。主な目的が達成されていたら、
完成とする」ということが必要だからです。
なぜなら、完璧を目指すときりがなく、いつまでたっても仕事が終わらないからです。
主な目的だけは満たすように、ばーーっと作って、ざっと見直し、明らかな間違いだけちょちょっとなおし、完了とします。
自分で重箱の隅をつついて道に迷う、ということがないように、気を付けましょう。
とはいっても、きまじめに、いつも完璧を目指すくせがついていると、どのくらいまで完璧にやればいいか分からないものです。
ほどほど加減の分かる人に見てもらった方が、はずかしいけど楽ちんです。
「この表、見やすいと思う?」と同僚に聞いてみるとか、
「素案を作りましたので意見をください」といって上司にレポートを渡してしまうとか。
こうして、仕事を完成させて下さい。
仕事が完成したら、思いっきりその開放感を味わってください。
一つでも、二つでも完成させると、心のつかえがかなりらくになり、自信が出てきて、力がわいてきます。
道のりは長いと思いますか?道のりの長さに気が遠くなりそうになったら、また「たまっている仕事メモ」を作りましょう。
そして同じことを繰り返せばいいのです。
また、できるはずです。
● 私に役に立った本の紹介
「グズの人にはわけがある」
(文春文庫)
題名はふざけているが、内容はいたって真剣。アメリカの心理学者2人の共著。先のばしの原因をおもな6つのパターンに分けて分析し、各タイプにあわせた対策を紹介している。
「なぜか「仕事がうまくいく人」の習慣」
(PHP)
社員の能率を向上させるスキルを売る会社の社長が著者。
仕事がなかなか進まない人には本当にためになる本。
さくさく仕事できる人がたぶん無意識にやっているような手順をひとつひとつ文章にして書いてくれているのだと思う。