HIV――
後天性免疫不全症候群・HIVウィルスは1980年代に登場以来、
驚くほどの速さで全世界に広がり、特に同性愛者(男性)間で、多くの感染者を出しています。
この、人の身体に入り込み、DNAを書き換えてしまう恐ろしいHIVウィルスに対してのワクチン・特効薬は未だに開発・発見されていません。
言ってしまえば、予防こそが最良の対処法なのです。
しかしながら、すでに感染してしまった場合、もう一切の望みや陽の目は見られないのでしょうか?
答えは―― 否 ――です。
近年では、完全ではありませんが、ほぼ検出限界値以下にウィルス量を抑える薬や、療法などが、
提供・提唱されています(もちろん、どの療法・薬を選択するかは、各々の医療機関・医師によって様々です)。
その甲斐あって、今ではHIVおよびAIDSそのもので亡くなる方は減少しました。
(ですが、感染者の数は確実に増え続けています)
では、自分の身体のケアを、すべて医療機関任せにしていて良いのでしょうか?
もっと生活に密着した、そして誰にでも簡単に出来る――セルフケア――はないのでしょうか?
そこで近年、注目を浴び始めているのが<アロマセラピー>なのです。
アロマセラピーと聞くと、まだ日本ではどうしても『女性のもの』『エステの延長』という考え方が一般的
ですが、アロマセラピーで使うエッセンシャルオイル(100%天然由来の芳香成分)の中には、特定の
ウィルスに対して有効なものや、免疫系を強壮する作用をもったオイルがあります。
それらのオイルを機軸に、鎮静・鎮頸・抑うつ・刺激作用を持つ様々なオイルをブレンドして、トリートメント、芳香浴、入浴などに活用し、日々の生活から免疫を高めてゆこうというのが、アロマテラピーからみたHIVに対するケアなのです。
もちろん、抑ウィルス作用などに固執するのではなく、リラックスできる良い香りを生活に取り入れる
ことにより、ストレスを緩和し、緊張を解きほぐすことは、高い免疫力や身体の恒常性を保つことに大変有用なのです。
(強いストレスや不安が、人の免疫力を低下させ、ストレスの少ない生活は免疫系の向上に繋がるのことは、すでに世界で認められている事実です)
多くのHIV感染者が、心に強いストレスを感じていると言います。
そのストレスを取り除くお手伝いが出来る力を、植物の香りは持っていると、私は確信しています。
そして、そこから得られた質の良い生活<QOL>が、何より大切なものだと思います。
アロマセラピーはあくまでも補完的なセラピーであり、
医師等が行う治療とは、根本的に違うものです。 |