「アメリカ精神医学会編{DSM−W精神疾患の分類と診断の手引き}より」
突然襲ってくる強烈な不安感から、動悸・窒息感や呼吸困難感・めまい・頭痛・しびれなどの多彩な身体症状がある日突然襲ってくる。 この病気は上記に述べたような症状を伴うので、当然知識のない患者は内科を受診することになるが、内科的な異常は見つかることはなく、本人の辛さや苦しみは倍加する。パニック発作に襲われた人達は「このまま死ぬ...」「これが死ぬということなのかぁ」といった恐怖感や不安感を憶え、時間を問わず救急病院に駆け込みます。 ところが病院では「異常はないです」「おそらく精神的な疲れが出たのでしょう」などという診断結果だけで、真剣に相手にしてくれないのが実情です(例えば自律神経失調症や心臓神経症とか、ストレスが原因で何の心配もありません...他、いろいろな病名が付けられ、一体自分が何の病気なのか解らない日々が続く事が大抵です)。 色々な検査(尿・血液・レントゲン・心電図・脳波など)他etc..異常なし! その結果、友人や家族は勿論、周りの人は誰も解ってくれず、また自分自身も相手にうまく伝えられないというジレンマに陥る。当然、「何故こんなに一生懸命に訴えているのに解ってくれないの!」と怒りの感情を抱く人もいれば、周りの人への
不信感をあらわにする人もいる(感情表現は人それぞれ様々である)。一般の人には絶対に理解出来ない病気なので、検査結果に異常がないと解ると「気持ちをもっとしっかり持ちなさい」とか「気が弱いからだ」など、おかど違いの誹謗・中傷・非難やアドバイスが浴びせられる。 この病気、1962年にはアメリカ(米国)では、クラインという学者が初めて独立した病気だと報告した。現在ではほぼこの考え方が認められているが、残念なことに我国・日本ではまだまだ認識が低いとしか言いようがないのが現実である。多くの人達は、パニック発作が何度か続くうちに
再発を恐れるようになります。「パニック発作がまた起きるのではないか」という不安感から、予期不安が酷くなり外出恐怖・広場恐怖・対人恐怖・引きこもり・乗り物恐怖・うつ病など言い出したら限りがないほど色々な症状に悩まされます。元来、強気な人でも、どうしようもなく恐れるのがパニック障害の症状です。 パニック・ディスオーダーが完治するのかは不明ですが、発作は薬の服用により90%以上は抑えられますが、同じ患者同士でも全く症状が異なるため、服用する薬や、薬のチョイスは人それぞれ非常に難しいし、医者自身の認識が低いため、症状がどんどん悪化していくケースもあるので、数年通院して改善がみられない時は、病院を変えてみるのも選択方法のひとつです。 私達、患者から言えば「有名な医者」「良い医者」「優しい医者」「大病院の医者」が良い医者ではなく、この病気を治してくれる医者が、本当の意味で「良い医者!!」なのである。 ただ世間では認識の低い病名ではあるが、科学的にみて比較的しくみが明瞭になってきている病気には違いないようです。