PRK
(PhotoRefractive Keratectomy) ピーアールケー
角膜上皮を除去した後、角膜の中心部分にエキシマレーザーを照射し、ボーマン膜、角膜実質を蒸散させ、角膜の形状をなだらかにする手術法。
1983年にアメリカで開発され、既に数十万の方々がこの治療を受けています。
メスなどで切るといったことがなく、安全な方法で中等度の近視の方に用います。
手術後は角膜実質層が剥き出しとなるため度のない治療用ソフトコンタクトレンズを、しばらくの間装用します。
角膜上皮を除去するため、個人差はあるものの軽い人で3日、重い人で1週間ほど痛みがあります。一般的にLASIKに比べて術後の痛みが強いと言われています。
角膜上皮は1〜2週間の間に再生されますが、ボーマン膜は再生されません。今現在ボーマン膜がないことによる障害は報告されていません。ボーマン膜の働きについてはまだ詳しく解っていないのが現状です。
視力の回復に1週間位、安定に1ヶ月位時間がかかります。
PRKの手術手順
長所 短所
◎手技が容易である ◎角膜上皮とボーマン膜を除去してしまう
◎LASIKに比べ角膜が薄くても矯正できる ◎LASIKに比べ術後の痛みが強い
◎激しいスポーツをする方に適しています ◎視力の回復・安定に時間がかかる
◎既に15年以上の実績がある ◎術後にあわい混濁をきたすことがある
LASIK
(Laser in Situ Keratomileusis) レーシック
角膜の表面をマイクロケラトームで薄く削りフラップを作り、フラップをめくりそこへエキシマレーザーを照射して角膜実質を蒸散させた後、めくったフラップを元に戻す手術法。
1990年代に考案された最新の近視矯正手術法です。
術後早い段階からよく見えるようになります。また他と比較して痛みが少ない術式です。
PRKを受けられないような高度な近視の方も手術を受けられます。
角膜の厚みが充分にあることが必要です。
しかし、角膜実質層の深いところを削るため、角膜の神経が手術によってうけるダメージが大きく、機能が回復するのに6ヶ月から1年位かかるという問題点があることが、最近の研究でわかってきました。
コンタクトなどを使用しドライアイの症状のある方は、症状が強くなる傾向があります。
マイクロケラトームによって切開された角膜実質層はフラップを戻した後、角膜内皮のポンプ作用により密着します。細胞レベルの結合は、半年から1年位かかると言われています。
また、万が一術後にフラップに問題が生じた場合、フラップは再生しないため、治療が困難になる可能性があります。
LASIKの手術手順
長所 短所
◎角膜実質層だけを蒸散する ◎角膜切開に高度な技術を必要とする
◎術後の痛みが比較的少ない ◎神経の機能の回復が遅い
◎他と比べ視力の回復が早い ◎格闘技等激しいスポーツには向かない
◎歴史が非常に短い為、予後が判らない
LASEK
(Laser Epithelial Keratomileusis) ラセック
角膜の表面をマイクロケラトームを使用せず薬剤を使って角膜上皮をめくりフラップにして、ボーマン膜、角膜実質を蒸散させ後、めくったフラップを元に戻す手術法。
1999年にイタリアのCamellin博士が考案した、エキシマレーザーによる新しい視力矯正手術方法。
すでにヨーロッパや韓国では広く行われており、角膜が薄い、目が小さい、などLASIKが難しいケースにも適応できる。
LASIKとPRKそれぞれの長所を併せもつとされ、今後ますます世界的に広まっていくであろう最先端の手術。
角膜上皮をめくりフラップを作る以外は、基本的にはPRKと同じため最先端の手術にもかかわらず、予後の実績がある。
レーザー照射を行うという点ではLASIKと同じですが、LASIKよりもフラップをかなり薄くできます。
従って角膜の神経に対するダメージが非常に小さくなり、神経の機能は1ヶ月以内に回復します。
LASEKの手術手順
長所 短所
◎最新の術式だが基本的にはPRKと同じ ◎ボーマン膜を除去してしまう
◎角膜上皮を残すためPRKよりも痛みが弱い ◎LASIKに比べ術後の痛みが強い
◎激しいスポーツをする方に適しています ◎視力の安定に時間がかかる
◎LASIKに比べ角膜が薄くても矯正できる
OTHERS
(SoNoTa) ソノタ
RK
近視の治療方法の一種で眼の表面(角膜)に放射状に浅く切り込みを入れることで、眼圧により眼の屈折率を変化させて焦点を調整し治療する方法。Radial
Keratotomyの略。1970年代ロシアで開発された方法で、アメリカで改良されすでに300万人以上がこの治療を受けました。日本でも一時期最新の方法ともてはやされましたが、術後の視力が安定しなしなどトラブルが多く、LASIKが開発されてからはほとんど実施されていません。
MINI−RK
RKの一種で放射状に入れる切り込みの数をRKより少なくまた短くする方法で中軽度の近視治療に用いられます。最小限の切開で効果は通常のRKに近いといわれています。RKの改良型という見方もあリますが最近はほとんど実施されていません。