フルーツメール

眼(角膜)の構造について

眼(角膜)の構造   角膜は眼球の前面に位置する半球状の透明な窓(いわゆる黒目)のことです。
人間の体で、生きた細胞が表面に露出しているのは角膜だけであり、角膜を守るために、涙の中には抗菌成分や創傷治癒を促進する成分などが含まれています。
角膜には二つの作用があります。
一つめは、眼球の外壁を構成して眼球内部の構造を保護すること。 もう一つは、球状をした形状により光線を通し、眼球の奥にある網膜に映る影像の焦点を合わせることです。
  角膜は5層構造です。まず角膜上皮角膜実質角膜内皮の3つの層にわかれ、さらに上皮と実質の境目にはボーマン膜、実質と内皮の境目にはデスメ膜と呼ばれる薄い膜があります。左図を参照してください。

  さて角膜が人体の他の部分とまったく異なるのは「透明である」ということです。そのために血管すらありません。血管がないため、角膜は涙液や直接空気中から酸素を取り入れています。このとき、コンタクトレンズを装用していますと当然角膜へ届く酸素量が減少します。すると角膜全体が一時的に酸欠状態になりすべての角膜の細胞に影響が出てきます。
  極端な例では、コンタクトレンズをつけたまま眠ってしまって、翌朝は激痛で目が開けられない!といった経験をお持ちの方も多いことでしょう。これは眠っている間はさらに酸欠状態がひどくなりますので、上皮がはがれてしまい激痛を生じるのです。でも上皮は再生する能力が高く数日で元通りに治してくれます。
  このとき同時に内皮も傷が付いているはずですが、内皮側には知覚神経がなく傷が付いてもわかりません。またこれにより細胞が減っても増えることはないのです。
 


 角膜上皮 

厚さは約50μm
外界と接する上皮細胞は、傷つけられることが多いため再生する能力が高くなっています
例えば、目にゴミが入ったり、コンタクトでゴロゴロすると感じる場合は、この上皮細胞が必ず少しはがれているのですが、ゴミを取ったりコンタクトをはずしさえすれば一晩で再生してくれますので翌日にはほとんど痛みを感じません。
この部分が傷つくととっても痛いです。

もどる



 ボーマン膜 

組織学的に「膜」ではなく、角膜実質のコラーゲンの濃縮した部分が光顕上膜状にみえるものを指します。
詳しい働きについてはまだ解明されていません。
角膜の形を保持する骨格のようなものではないかと考えられています。
なおブタの角膜にはボーマン膜はありません。

もどる



 角膜実質 

角膜の厚さの90%をしめる実質は、コラーゲンの密な層でできています。
実質の細胞は、ふだんは分裂や増殖はしないのですが、角膜に傷がつくと活性化して、分裂・増殖を始めます。

もどる



 デスメ膜 

角膜内皮細胞の基底膜です。
角膜内皮細胞により生成され、年齢とともに厚みを増します。

もどる



 角膜内皮 

角膜の一番後ろ側にあるのが内皮です。
健康な内皮は蜂の巣のような、6角形の内皮細胞がびっしりとつまっています。
実質側の水分調節をするポンプの役割を果たし、内皮が異常をきたすと角膜が膨張して、白くかすんでしまいます。
この細胞には再生したり増殖する能力がまったくありません。
内皮細胞は分裂を行わず、損傷されると周辺の細胞が面積を拡大して補います。
よって生まれてからだんだん年を取るにつれて自然に少しずつ細胞数が減少していきます。

もどる



ホームへ戻る   機械装置について   近視矯正手術とは   体験記