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歯には寿命がある


 日本人の平均寿命が世界一ということはよく知られています.それでも,遅かれ早かれ、生物はいつかは死ぬときが来ます.それが生物の寿命という宿命です.

 生物に限らず,何にでも寿命があるようです.例えば,蛍光灯の寿命は4000時間以上,信号機(灯)の寿命は1年ぐらい,お札の寿命は3年,パソコン画面の寿命は5年ぐらいといわれます.体につけるコンタクトレンズは,使い捨てのものが1週間,ソフトレンズは1,2年,酸素透過性レンズが2,3年,ハードレンズは4年といわれます.器械ものは,ごく大ざっぱに見て1〜5年ぐらいというところで,これ以上経てば壊れることが多いようです.

 歯にも寿命がありますが,それらは人の寿命よりも短く,最も短い寿命の歯で50年ぐらい,長い寿命の歯は66年ぐらいとなっています.歯が生える年齢(5〜15才,平均10才)を考慮すれば,60〜80才の間には歯が無くなってしまうということになります.

 歯そのものの寿命よりも,入れ歯の寿命のほうが気になることでしょう.当然のことながら,入れ歯にも寿命があります.歯に詰め物をしても,入れ歯を入れても,いつかは壊れる時があるということです.

 とくに,詰め物については,小さなもののほうが長持ちをしますし,大きなもののほうが早く支障が出てきます.概して,7〜15年ぐらいと少々長めに見積もっているデータもありますが,一般の歯科医の経験からすれば,入れ歯の大小をひっくるめて,その寿命は3〜7年(平均5年)と考えておくのが無難というところです.上記の器械ものと似ているのが納得するところです.

 長いものは10年以上もつでしょうが,短いものは1年ももたないこともあります.しかし,平均5年ぐらいというのが妥当なところと思われます.歯の定期健診は,治療後5年以内に受けるようにしたほうがいいということかもしれません.

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