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園芸療法とは

Improving well-being by using gardening
植物、あるいは園芸活動をを通し身体・心の向上を促すものである。
 園芸・ガーデニングが、植物を上手に育てることや、きれいに花を咲かせること、あるいは庭を草花で美しく飾り立てるなど結果を重要視するのに対し、
『園芸療法』では、土(大地)に触れ、太陽・風・水といった自然とのつながりを呼び覚まし、植物という「小さないのち」を自分自身の手で育てるといった一連の過程を大事と考えます。
 『園芸療法』では、土に触れる(触覚)、ハーブなどの香りを楽しむ(嗅覚)、さまざまな色合いの花を見分ける(視覚)、収穫した自然の野菜を味わう(味覚)、植物が風にそよぐ葉づれの音を感じる(聴覚)など五感に対する働きかけが自然と行なわれていきます。
 また、植物を育てる過程には、種まきから成長し枯れていく様まで「いのちの流れ」を実感することや、植物の季節ごとの変化を通して四季の移ろいを体感できます。
これら植物が持つ「癒しのちから」は、こころに対する働きかけが大きく、人の根幹に触れる部分をも刺激してくれます。
 
実際に『園芸療法』を実行する場合の流れを簡単に説明すると、
@クライアント(対象者・利用者)を把握する
 性格や、ハンディキャップの有無・程度などクライアント自身のデータを集める。
A目標・目的を設定して、理解する。
 クライアントをどのような状態へ導きたいのかを考える。
B目標達成のために必要な手法、材料、演出を盛り込んだプログラムを立て実行する。
と、こういうものです。
 
こころに対する働きかけが大きい「植物」を使い、植付けや水遣り、花がら摘みと日々の園芸活動の中には、知らず知らずの内に手や足を使う全身運動が含まれています。つまり『園芸療法』は、これからの作業療法の一科目をなせるものになると思われます。
 
 
アメリカ・バージニア工科州立大学園芸学科 ダイアン・レルフ氏提唱
 
園芸療法の効果
 
1.精神的発達
 「園芸」は、喜びをもって、周りの環境を発見する一つの手段である!
園芸の新しい知識や、技術を学ぶことは、大きな喜びであり、それらを活用することで、他社とのコミュニケーションをも円滑に運ばせることができる。
園芸活動の過程には、好奇心や、観察力を刺激するものが数多く含まれ、
また、観察したものを解釈し適用する上で創造力が養われ、あるいは、決断力を要求される。
このような、喜びと経験の積み重ねが、クライアント自身に失った自信をも取り戻すきっかけとなる。
 
2.社会的成長
「存在価値を自覚させ、生きがいを持たせる手法」
園芸は、共同作業である。
共通の目的に向かって努力するプロセスにおいて、それぞれの役割を理解し、責任を分担することや、リーダーシップトレーニングを通じ、自立をも学ぶ。
また、成果を他社とともに喜びという、分かち合いの心を養うこともできる。
 
3.感情的成長
「孤立感から開放され、自分も役に立てるという満足感を得られる」
園芸活動の中で生じる、様々な問題を解決しながら植物を育てることで、責任感や、仕事を達成したという喜び、あるいはプライドを得られ、自分自身への評価が高まることへと繋がる。
 
4.身体的成長
「運動機能の向上とともに、身近にできる安上がりな健康法である」
種まきから収穫まで、園芸作業の内容は、非常に多岐にわたり変化に富んでいる。
それは、機能訓練のすべての動作を含んでいるといえる。
また、香り・色彩・形状・味覚・葉ずれの音など、庭にある様々な要素は、五感を刺激する。
植物の持つやさしさや、園芸活動の楽しさは、引きこもりがちな人々を外へと連れ出すきっかけづくりとなる。
 
 

Last updated: 2002/11/3

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