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2002年8月1日
北海道社会保険病院歯科口腔外科存続を願う患者の会
北海道社会保険病院では、歯科口腔外科を来年3月にて廃止することを決めました。「社会保険病院歯科口腔外科存続を願う患者の会」は、廃止撤回の願いから患者有志が集まったものです。
社会保険病院の歯科口腔外科は、「2次医療機関」、つまり、一般開業の歯医者さんが各科との連携や大きな治療が必要と判断した患者さんを依頼するところです。もし私たちが重大な病気を持っているうえで歯の治療が必要となったり、大きな手術が必要となったりした場合に、高度な診療を行ってくれる医療機関が減るということは市民にとって大きな損失です。一般の開業歯科医院は市内に1,000ヶ所以上ありますが、2次医療機関は指で数えられるぐらいしかないのです。
また、歯の治療とはいえ、麻酔をし、外科的処置をする限り、どのような突発的な事態が起こるかわかりません。そんな時、各科との連携体制の整った総合病院であればどれだけ心強いことでしょうか。特に、他の病気を持っていたり、高齢であったりすると、歯科診療中にでさえ何か起こるかもしれないという不安を常に抱いています。そういう方々にとっては、救急体制が整ったところで治療が受けられるということは、大きな安心です。しかも、歯の治療中に見つかった全身疾患なども、必要とあればそこで検査・治療を受けることができるのです。
さらに、車イスの方、難病やアレルギーや感染症をお持ちの方などは、なかなか一般開業歯科では治療を受けられないのが現実です。皆さんがお住まいの地区に、車イスの患者が通院できる歯科が何軒あるでしょうか。そのような患者さんが安心して治療を受けられる施設が減るのは、時代に逆行するものです。
廃止の主な理由は、歯科口腔外科は他科よりもひとりの患者にかける時間が長いので、診療報酬の点数的に効率が悪い、ということです。4月の診療報酬引き下げ以来、各病院が生き残りを賭けて経費削減に努め、その方法として「利益の薄い」科を閉鎖・廃止しています。小樽市立病院では小児科が廃止され、社会保険病院でも整形外科がいつのまにか週3回の外注(他の病院の医師が来て診ること)による外来になってしまいました。病院が経営のみを重んじ、患者を点数としてしか見ないと、必要な医療が行われなくなります。つまり、大きい目で見れば、この問題の根底にあるのは、病院の経営のために患者や医療スタッフを犠牲にするという、病院の「医療の在り方」に対する認識なのです。社会保険病院では、整形の縮小も決定後にポスターとして貼り出されただけでした。歯科口腔外科の廃止も、行き先を失ってしまい最も被害を被る患者には、病院側から未だに何の通知もなされていません。内部の関係者以外には伏せた状態で事が進んでいるのです。
そこで、私たちは、歯科口腔外科の存続を心から願い、社会保険病院の病院長に提出するための署名運動をすることにしました。一般開業医の先生達も、依頼できるところがなくなることを懸念して「有志の会」を結成し、存続を目指して動いています。しかし、実際に診てもらう患者側からこそ、存続をお願いするべきだと思うのです。点数が稼げないからといって、必要な医療を切り捨てないで欲しいのです。我々の活動は取るに足らない運動かもしれませんが、経営のみを重んじる今の医療の在り方に小さな一石を投じることができるかもしれません。患者の皆様、かつての患者の皆様、そしてそのご家族やご友人の皆様や、将来的に患者になるかもしれない一般の皆様のご協力をぜひ募りたいと存じます。私達の趣旨にご賛同くださる方は、お手数ですが、別紙署名票にご記入のうえ、下記住所までご返送くださいませ。お忙しいところ誠に恐れ入りますが、10月末には提出予定ですので、10月10日頃までにご返送くださるようお願いいたします。何かわからないことやご質問等ございましたら、どうぞいつでも下記連絡先までご連絡くださいませ。何卒よろしくお願いいたします。
追記:
・ 別紙の署名用紙には15名までの署名ができるようになっています。もしもそれ以上の方がご賛同くださるのでしたら、いつでも追加の用紙をお送りいたしますので、ご一報くださいませ。
・ もしも、おひとり、おふたりしか署名がなくても、どうぞお気になさらずにご返信くださいませ。そのおひとりのご意志が大切なのです。
・ 同住所のひと家族分は、一人の手でお書きくださって結構です。
・ 日付は返信時の日付またはご記入時の日付、どちらでもけっこうです。
・ 個人的なコメントやご意見などございましたら、同時にお送りくだされば必ず病院側にお伝えいたします。
・ 返送は署名用紙のみで結構です。
ひとりでも多くの方のご協力を心よりお願いいたします。
社会保険病院歯科口腔外科存続を願う患者の会
北海道社会保険病院
病院長 岸 不盡彌 殿
貴院における歯科口腔外科の存続をしていただきたく、ここにお願い申し上げます。
2002年 月 日
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氏 名 |
住 所 |
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