あ雅次郎くんは小さい頃、男の子にありがちなのですが、体が弱く体調を崩してばかりいました。そんな事もあって体に興味を持つ様になり、いつも体の図鑑で内臓や骨の解説図を見る様になりました。ある日病院で、死にかけた患者が目を開けた瞬間のみんなの喜びにあふれた場面に遭遇し、医者って何てすごいんだろう、と医師を目指す日が始まりました。
あ今、彼は高校1年生。医師を目指して勉強中、それも、受験勉強ではなく、既にいろいろな医学書を読み漁っている、本当に医学を勉強している思春期の男の子です。
あその日、新宿の大きな書店で医学専門書を立ち読みしていたら、ある単語が目に入りました。彼の顔が急に強張りました。一体なんと言う単語が目に入ったのでしょうか。隣で立ち読みしていた若い学生に、雅次郎くんの震えた声が聞こえてきました。
「お母さんは、まさか病気なんじゃないか?」
走れ!雅次郎
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