イレッサ服用03年2〜11月
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2月1日
イレッサ服用79日目。昨日は嬉しさもあり夜遅くまで本を読む。
今日のウォーキングは足取りも軽い。
2月3日
イレッサ服用81日目。昨日横須賀の兄より横倉の家の洗面所蛇口から水漏れの報あり。早速明日の長野行き高速バス予約申し込み。車で移動したいが雪道の運転に全く自信がない。右人差し指の第一関節、第二関節の間がひび割れの兆候が現れた。口の周りに吹き出物はあるが体調は変わらず良い。
2月4日
イレッサ服用82日目。
6時30分過ぎ自宅を出発。西武新宿線下落合駅にて7時50分発長野行き高速バスに乗る。余裕を持って自宅を出た筈がぎりぎりの到着。缶コーヒーを買っている間にバスが着く。横倉には13時30分頃到着。途中の道路(中野、湯田中)は良く除雪され路面はすっかり乾いている。
早速水道蛇口の不具合を確認。元栓を締め直してパッキンを交換。修理完了後、玄関までの道路の雪かきを行う。隣のおじちゃん、下のおばちゃんに大変だねと慰労の言葉を頂戴する。17時過ぎ寒くなり作業中断。夜風呂で疲れた手足、腰を揉む。
2月5日
イレッサ服用83日。10時昨日やり残した雪かきを継続し12時作業完了。昨日に続き風もなく快晴でまさにスキー日和である。作業完了後家の周りを写真撮影。早速ホームページで紹介することとした。今日の男の手料理はおでん。雪を見ながら熱いおでんで冷たいビールを飲む。
明日は水道本管を締めて他の蛇口を点検予定。車で移動すれば良かったと反省する。
2月6日
朝は雪で5cmほどの積雪。11時頃から晴れるが風が強い。今日の作業は中止してホームページ更新(「イレッサ服用で光明を見た」)に時間をかける。下のAさんよりりんごと干し柿を頂戴する。干し柿が絶品。
毎日新聞ホームページにて「生きる者の記録」を読む。佐藤健記者の記事から継続して読んでいるが、当事者としては本当に身につまされる内容に思わず涙。私自身の近い将来への覚悟が求められているように思う。しかし凡人はオロオロするばかりである。
2月7日〜10日
7日快晴。イレッサ服用85日目。
風呂場蛇口のパッキン交換。しかし買い置きのパッキンが合わず町まで購入に出掛ける。往復1時間の道のりが良い運動となる。交換時元栓を締めても水がしばらく止まらない(約10秒)ことを学ぶ。蛇口2ヶ所を無事交換。
8日晴れ暖かい。イレッサ服用86日目。昨日まばたきを始めた水銀灯を購入交換。購入に往復2時間を歩く。夕方帰京のための高速バス予約。
9日朝小雨。11時頃から晴れ。南風で異様に暖かい。屋根の雪、道路の雪ががんがん融けている、家までの道路もコンクリートが乾き始めた。明日帰京に備え部屋、トイレ掃除。日中ストーブも要らず。
一週間を横倉で過ごしたが風邪もひかず体調は良い。手のひび割れ状態は続いているが口の周りの吹き出物は消えている。
10日帰京。高速バスには60%程度の乗客。平日に関わらず以外に人気あり。
2月11日〜12日
11日イレッサ服用89日目。手のひび割れは続いている。空気が乾燥していることもあり、肌がかゆくかゆみ止めを塗る。毎年のことであり副作用とは関係ないだろう。夕方Sさんから殻付き牡蠣を頂戴する。早速殻焼きにしてバターとレモン汁で食べる。とっても美味。
12日イレッサ服用90日目。ひび割れ完治まで70%程度。あと2〜3日は必要か。夜愉快な仲間と久々の飲み会。楽しい時間が流れ酔い心地よし。
2月13日
イレッサ服用91日目。暖かな日差しに誘われてウォーキングに出発。玉川上水経由で残堀川をさか上り、瑞穂町で青梅街道に合流。更に16号を渡って青梅街道を小作へ。東芝青梅工場を横に見ながら駅に到着。小作駅前の風景が大きく変わり昔の面影はない。3時間の行程に少し疲れる。
口の周りの吹き出物、口の端の割れ、ひび割れが無くなり、鼻の粘膜から出血することもない。副作用の症状が軽くなっている。
2月14日
イレッサ服用92日目。診察のため8時45分病院へ到着。早速採血と採尿し10時前診察開始。U医師には体調が良いことを伝える。今日採血した結果(数値)は特に異常値はないとのことで、引き続きイレッサを服用していくこととなった。腫瘍CT写真の公表については検討中とのことで、次回診断迄には結論を出すとのこと。私としては経過報告の一環として皆に伝えるべきと考えている。次回診察は2月28日。
2月15日
春を探しに野山北公園迄ウォーキングに出掛ける。途中東大和南公園にて太平洋戦争を知る建物の「変電所」を見学。戦争末期の立川空襲時に爆撃機の機銃掃射弾がコンクリートの建物表面を抉り取っている姿は、今だに生なましく衝撃を受ける。こんな近くに戦争の傷跡が残っていることを知らず恥ずかしい。野山北公園でフキノトウを探すが全くの空振り。まだ2〜3週間早いか。
2月17日〜18日
17日イレッサ服用95日目。体調は変わらず良い。確定申告用に国税庁ホームページに接続するがアクセスが多いせいか確定申告書作成コーナーに入れない。これでは全くの役立たず。申告は年末調整分申請と退職所得の定率減税申請が目的。しかし国税庁ホームページでは定率減税のことは一言も書かれていない。
中学野球部のi先輩よりスキーツアー参加の誘い。日程(3月16日〜18日)はOKであるが、野麦峠は横倉からチョッと遠いかな。要検討。
昼の番組でがん予防特集を見るが全くの期待外れ。安易な作りにあ然とする。
18日9時過ぎから国税庁ホームページにアクセス。確定申告書作成コーナーに接続を試みるがほとんど接続できず。あきらめて以前図書館にてコピーした記事(定率減税)をもとに申告書を記入してみる。明日はこれをベースに相談窓口を訪ねる予定。皮算用では50万ほど還付予定。
今日セミコン社iさんより情報交換会の誘い。トップエンジニア皆さんとの定例会であり、ぜひ参加したく早速メールで返事を送る。
鼻の中に吹き出物ができた感触あり。
2月19日
イレッサ服用97日。体調に変化なし。
10時過ぎ確定申告申請会場である立川競輪場に入り早速申告書類を作成。タッチパネル方式で書類が作成でき大変に便利。昨年給与分と退職所得分を合わせて申請したが還付された額が予想より多く驚いた。逆に言えばそれだけ多く取られていた訳であり当たり前のことか。しかし退職所得も定率減税されることを見逃している人たちも多いのではと推測した次第。今回更に医療費控除を受けるつもりでいたが、入院給付金の支給者は対象外であることが分かったが良く解せない。入院給付のための掛け金は、その時に備えて加入し払い続けてきた訳であり、支給されるのは当然の権利。しかし医療費は入院に関わらずかかったものであり、入院給付金支給と医療費控除は別と思うが如何か。
2月21日
イレッサ服用99日。今日花粉多いと予報されているが、まだ花粉症の症状現われず。
昨年退社(2月22日)してから今日で一年が経過する。本当に大変なことを経験した月日ではあったが、今日元気でいられることを素直に喜びたい。この1年を四半期単位に区切って表現するならば、最初の第一期(3〜5月)は「安堵」の期間。仕事の重責、ストレスから解放された心地良さは何とも表現できないほど嬉しかった。慢性的な胃の痛みは消え、時々手が上げられないほど(五十肩)の痛みもなくなり、奥信濃・横倉での晴耕雨読の生活はまさに身体に新たな力が漲ってくる貴重な経験であった。
第二期(6〜8月)は「安定」。畑の野菜がすくすくと成長し、7月美味しく食べることができたのは大きな満足。晴耕雨読の生活もまんざらではないと自信を深めていた。一方7月末に胸の痛みに気づき、不安を感じながら素潜りを続けた時期でもあった。第三期(9〜11月)は「暗転」。9月の検査入院からがんの告知と、この先どうなるかと考えた苦しい時期であった。10〜11月は抗がん剤による治療。長い入院生活と治療にかかわらずがん縮小に至らず、後何年の命かと思い悩む期間でもあった。第四期(12〜2月)は「希望」。イレッサ服用によって腫瘍縮小の効果が出た(1月)のは大きな希望。治療主体の生活から働くことへの意欲(希望)に気持ちを切り替える良い機会になっている。
2月22日
イレッサ服用100日。香川・坂出Sさんよりネーブル送られてくる。毎年恒例とはいえ、この時期の楽しみで本当にありがたい。夕方には早速電話連絡してお礼と近況を伝える。まずは体調は良く、腫瘍も小さくなったことを報告。Sさんは昨年中国を視察したとのこと。若者はとっても活気があり、30年前の我々のようで、あと10年もすると日本と経済力は逆転すると感想を述べられていたが、私の感覚から判断すると、もっと早いような気がしている。最後にお互い大きな病気を経験したことから、ぼちぼち頑張ろうと話し電話をオフ。
昨年のこの日に禁煙を始めてから一年が経過。まだ喫煙の夢を見て、慌てて煙草の火を消す自分がいることに驚く。しかし沢山のことを学んだ結果、二度と吸い始めることはないだろう。
2月24日
イレッサ服用102日目。私の55歳誕生日を向かえた。この一年の後半(9月〜)はまさに驚愕の時であり、多くのことを学んだ貴重な半年であった。
この間を支えてくれた家族、母兄弟、仲間に心から感謝したい。
午後、昨日録画したがん戦争を見る。当事者として患者さん、家族のつらい気持ちが良く分かり涙が出る。私自身の状況は好転しているものの、いつ転移・再発するか、がん進行の恐怖は言葉では言い尽くせない。新しい治療法、新たな薬に希望を持ちながら、私自身もTV出演者と同様に死にたくないあきらめない気持ちは本当に強く、人間いつ死んでも良いとの達観した気持ちにはなり得ない。
イレッサ副作用は口の周りのわずかな吹き出物以外気になることもない。逆にイレッサの効能が薄れていないかと心配になる。
昨年12月31日より飲用を始めた花びら茸は、今日から二本目の飲用開始。キチンキトサンと共に昼・夜食後に飲用。効果は定かでないが、「効け!」と言い聞かせている。
2月25日
イレッサ服用103日。久々の快晴に野川公園に向けてウォーキング開始。西国分寺駅を経て野川最上流付近からスタート。武蔵野公園から野川公園を過ぎるあたり迄の景色は本当に素晴らしい。野川公園の湧水地で少しだけフキノトウを収穫。新しいウォーキングシューズで出掛けたためか左足親指甲にまめを作り痛い。
2月28日
イレッサ服用106日。診察のため立川病院でレントゲン撮影と診察を受ける。診察冒頭でU医師に体調は良いことを伝える。U医師からはレントゲン写真を見た結果、特に進行している等の変化は見られないとのこと。更に縮小方向か否かの詳細はレントゲン写真では判断できなかった。
以前CT写真の公開をお願いしていたが、窓口にて申し込み可能とのことで、帰り際に早速申し込みを済ませる。受け渡し予定は3月18日。
U医師は愚生の公開済みのホームページについて、大変な力作で客観的に判断されているとコメントあり。更にS医師にも訪問を勧めているとのこと。公開していることで不都合等あれば連絡戴く様にお願いをした。次回診察日は3月14日。
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