肺がん告知を受けて

9月19日担当医師より肺がん告知を受ける。

衝撃ではあったが比較的冷静に受け止めることができた。その前提は8月29日CT検査結果報告時に肺に腫瘍の疑いが濃いことを告げられたことにあり、この間の約20日間に覚悟、あきらめ等自らに言い聞かせてきたことの結果である。しかしながら「限りある人生」、「死への準備」等、限られた時間であることを認識すればするほど心が重く気持ちが沈む。

妻の受けた衝撃と動揺、また子供達も大きな衝撃を受けたことと思う。

9月20日仲間への連絡、23日に父墓参りの機会に母、兄弟へ直接伝えることを考えたが、顔正面を向かい合って云うことは出来ず、結局電話にて伝えることとなってしまった。その際も溢れ出る涙を堪え、がん告知を受けたことを伝えることが精一杯であった。
どうもがん告知は本人が受ける衝撃はもとより、本人以上に周囲に衝撃を与えるもののようだ。
これからどのように心の整理をつけて、理路整然と話を進めることが出来るのだろうか。
賢人は「いずれ死ぬ。少し早いか遅いかの差」、「限られた時間がより濃厚に活かされる」と達観して語ってきたが、凡人は戸惑うばかりである。充実した生き様を語るためには、沢山の時間が欲しい。

がん、病死、親子等別れ、人情話には一層涙腺が弱くなってきた。これも告知の副作用か。いずれにせよ今は死を考えるより、「生きよう」とする強い気持ちと前向きな姿勢が大事と考えている。
まずはがん治療を通して、沢山の情報を皆さんに伝えることで、それなりに貢献できればと考えている。